●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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W-pI.21.1:1 ~ W-pI.21.5:4

Lesson 21



I am determined to see things differently.
  • determined [ditə́ːrmind] : 「決心している、決然とした、やる気である」
  • be determined to : 「〜することを固く決心している」
  • differently [dífərəntli] : 「異なって、違って、そうではなく、別に」
❖ "I am determined ~ "「私は、異る視点で、ものを見ることを固く決心している」。多面的に見る、という意味ではない。幻想を実在と知覚する見方を離れて、虚偽を虚偽として、幻想を幻想として見極める実相的な見方をする決心をする、ということ。



1. The idea for today is obviously a continuation and extension of the preceding one. 
  • obviously [άbviəsli] : 「明らかに、明白に、明瞭に、一目瞭然で」
  • continuation [kəntìnjuéiʃən] : 「続き、連続、存続、延長、継続」
  • extension [iksténʃən] : 「拡張、伸長、延長、伸展」
  • preceding [prisíːdiŋ] : 「〜に先行する、先立つ」
❖ "I am determined ~ "「今日のものの見方は、明らかに、前回のものの見方の継続であり拡張である」。前回は、"I am determined ~ "「私は、見ると固く決心している」であった。今回は、幾分、具体的な表現になっている。



This time, however, specific mind-searching periods are necessary, in addition to applying the idea to particular situations as they may arise. 
  • specific [spisífik] : 「明確な、はっきり限定された、具体的な、詳しい」
  • searching [sə́ːrtʃiŋ] : 「捜査、検索、探索、検査」
  • necessary [nésəsèri] : 「必要な、必須の、欠くことのできない」
  • in addition [ədíʃən] to : 「〜に加えて」
  • apply [əplái] : 「適用する、応用する、利用する」
  • particular [pərtíkjulər] : 「特定の、独特の、特段の、特有の、特殊な」
  • situation [sìtʃuéiʃən] : 「状況、情勢、事態」
  • arise [əráiz] : 「起こる、生じる、現れる、生まれる、発生する」
❖ "This time, however ~ "「しかし、今回は、特別な状況が生じたとき、その状況に今日のものの見方を適用することに加え、具体的な心の探査を行うことが必要とされる」。いつものように、あなたの心に苛立ちを起こさせるような特別な状況に遭遇したときに、今日のものの見方を適用することに加え、今日は、心の探査を行うとき、具体的な事象を探す必要がある。つまり、「〜ということに関して、私は異った見方をする決心をしている」と言えるように、具体的な対象を心の中に探すのだ。



Five practice periods are urged, allowing a full minute for each.
  • urge [ə́ːrdʒ] : 「促す、要請する、勧める」
  • allow [əláu] : 「割り当てる、配分する」
  • full minute : 「丸1分」
❖ "Five practice periods ~ "「各々、丸々1分間を割り当てて、5回の練習が推奨される」。



2. In the practice periods, begin by repeating the idea to yourself. 
  • begin by : 「〜から始める、まず〜する、初めには〜して」
  • repeat [ripíːt] : 「〜を繰り返す、〜を繰り返して言う」
❖ "In the practice ~ "「練習は、今日のものの見方をあなた自身に繰り返して述べることから始める」。つまり、"I am determined to see things differently"「私は、異る視点で、ものを見ることを固く決心している」と、繰り返し述べるのだ。



Then close your eyes and search your mind carefully for situations past, present or anticipated that arouse anger in you. 
  • close [klóuz] : 「閉じる、閉める」
  • search [sə́ːrtʃ] : 「探す、捜索する」
  • carefully [kέərfəli] : 「注意深く、丁寧に、慎重に、入念に」
  • situation [sìtʃuéiʃən] : 「状況、情勢、事態」
  • past [pǽst] : 「過去の、昔の」
  • present [préznt] : 「現在の、今の」
  • anticipated [æntísəpèitid] : 「予想された、予期される」
  • arouse [əráuz] : 「刺激する、喚起する」
  • anger [ǽŋɡər] : 「怒り、憤り」
❖ "Then close your ~ "「その後、目を閉じ、あなたの心の中に怒りを喚起するような、過去、現在、あるいは予期される状況を求めて、注意深くあなたの心の中を探査しなさい」。"anger"「怒り」と特定されているが、怒りに限らず、恐れや嫉妬、憎悪、苛立ち、悲しみ、等々の悪感情のすべてを探し出していいだろう。



The anger may take the form of any reaction ranging from mild irritation to rage. 
  • take the form of : 「〜となって現れる、〜の形になる」
  • reaction [riǽkʃən] : 「反応、応答」
  • range [réindʒ] from A to B : 「AからBへ及んでいる、AからBまで多岐にわたる」
  • mild [máild] : 「優しい、穏やかな、軽い」
  • irritation [ìrətéiʃən] : 「焦燥、苛立ち、立腹」
  • rage [réidʒ] : 「激怒、憤激、逆上、激しい怒り、激情、憤怒」
❖ 怒りに特定して述べると、"The anger may take ~ "「怒りは、穏やかな苛立ちから激怒に渡って、いろいろな反応の形をとるだろう」。憎しみなら、ちょっと憎らしいという程度から、心から憎くてしようがない、という度合いまで、様々な程度、形で観察されるだろう。それを見落とすことなく、心の中を探査する。



The degree of the emotion you experience does not matter. 
  • degree [diɡríː] : 「程度、度合い、レベル」
  • emotion [imóuʃən] : 「感情」
  • experience [ikspíəriəns] : 「〜を経験する、〜を体験する」
  • matter [mǽtər] : 「重要である、問題である」
❖ "The degree of ~ "「あなたが経験する感情の度合いが問題なのではない」。怒りが大きかろうが小さかろうが、それは問題ではない。すべては幻想が作り出した感情だから、幻想の大小に差はない。幻想であることが問題なのだ。



You will become increasingly aware that a slight twinge of annoyance is nothing but a veil drawn over intense fury.
  • become [bikʌ́m] : 「〜になる」
  • increasingly [inkríːsiŋli] : 「ますます、だんだんと、次第に」
  • aware [əwέər] : 「気付いている、気が付いて、承知して、知って」
  • slight [sláit] : 「非常に小さい、極めて少量の、ほんのわずかな」
  • twinge [twíndʒ] : 「ズキズキする痛み、心のうずき、苦痛」
  • annoyance [ənɔ́iəns] : 「苛立たしさ、腹立ち、頭痛の種、苛立ちの元」
  • veil [véil] : 「ベール、覆い隠すもの」
  • drawn [drɔ́ːn] : 「drawの過去分詞形」
  • draw [drɔ́ː] : 「〜を引き出す、取り出す」
  • intense [inténs] : 「強烈な、激しい、非常に強い」
  • fury [fjúəri] : 「激怒、憤慨、憤激、激情」
❖ "You will become ~ "「苛立ちのちょっとしたうずきが、激しい怒りを隠すためのベールに過ぎないと、あなたは徐々に認識するようになるだどろう」。小さなうずきだと知覚される怒りでも、それは氷山の一角に過ぎず、水面下には巨大な怒りが潜んでいると認識出来るようになる。 その証拠に、何かあればすぐキレる。怒りに限らず、恐れも、憎悪も、無意識下の姿は予想以上に大きい。そういった幻想の実体が認識出来るようになる。
究極的には、恐れや怒りや憎悪の原点、その原型にまで辿ることが出来るようになる。つまり、神からの分離という原点に行き着くのだ。しかし、今はそこまで考えなくてよい。



3. Try, therefore, not to let the "little" thoughts of anger escape you in the practice periods. 
  • therefore [ðέərfɔ̀ːr] : 「それ故に、そのために、従って」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思考、思索、考え」
  • anger [ǽŋɡər] : 「怒り、憤り」
  • escape [iskéip] : 「〜の目にとまらない、注目されない、気づかれない」
❖ "Try, therefore ~ "「したがって、練習においては、そんな『小さな』怒りの思いがあなたに気付かれないようにさせておいてはいけない」。どんな小さな怒りでも、あなたの認識の網に引っかかるように、細心の注意をはらいなさい。



Remember that you do not really recognize what arouses anger in you, and nothing that you believe in this connection means anything. 
  • remember [rimémbər] : 「〜を覚えている、〜を思い出」
  • really [ríəli] : 「実際には、ほんとうは、確かに、本当に」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、認める、受け入れる」
  • arouse [əráuz] : 「刺激する、喚起する、目覚めさせる、呼び起こす」
  • connection [kənékʃən] : 「つなぐこと、つながり、連結」
  • in this connection : 「これに関連して、この文脈では」
  • mean [míːn] : 「〜を意味する、…とは〜を指す」
❖ "Remember that you ~ "「あなたの心の中で、何が怒りを喚起しているか、あなたは実際は認識出来ていないと、また、怒りに関連しているとあなたが信じているものは何の意味もないと、あなたは認識してはいないことを、覚えておくように」。幻想の怒りを知覚しているとは言え、怒りの本当の原因や、怒りに関連して生じる事象はすべて実相的に意味がないということを、あなたはまだ認識するとが出来ない。それを自覚しなさい。一言で言えば、あなたはまだ怒りの正体を認識出来ていないことを自覚しなさい、ということ。



You will probably be tempted to dwell more on some situations or persons than on others, on the fallacious grounds that they are more "obvious." 
  • probably [prάbəbli] : 「高い確実性で、十中八九は、恐らく」
  • tempt [témpt] : 「〜する気にさせる」
  • dwell [dwél] : 「ある、宿る、残る、存在する、くよくよ考える」
  • dwell on : 「〜をくよくよ考える、こだわる、思案する」
  • fallacious [fəléiʃəs] : 「誤った、人を惑わす、虚偽の、当てにならない」
  • ground [ɡráund] : 「根拠、原因、理由」
  • obvious [ɑ́bviəs] : 「明らかな、疑う余地のない、見え透いた、露骨な」
❖ "You will probably ~ "「あなたは多分、〜という根拠によって、何かの状況や人を他の状況や人よりもこだわって考えたい誘惑に駆られるだろう」。"on the fallacious ~ "「それらがより『明白である』という誤った根拠によって、」何かの状況や人を他の状況や人よりもこだわって考えたい誘惑に駆られるだろう。人は不思議なもので、距離的に離れている他者に対してよりも、より近い他者に怒りを感じるものだ。たとえば、テレビで報じられる汚職議員に対して感じる怒りよりも、隣に住んでいる他人が、その庭木の枝をあなたの庭にまで延ばしていることに対して、より一層の怒りを感じたりするのだ。怒りの原因がより『明白』であり、原因に関連して起こる事態がより『明白』だと感じるからだ。あなたの生活により直接的に関係する状況や人に対して抱く怒りに対して、あなたは、より大きなこだわりをもって考える傾向にある。



This is not so. It is merely an example of the belief that some forms of attack are more justified than others.
  • merely [míərli] : 「ただ単に、単に」
  • example [iɡzǽmpl] : 「例、実例、実施例、用例」
  • belief [bilíːf] : 「信じること、信念、信仰、信条、信用、信頼」
  • form [fɔ́ːrm] : 「形、外形、構造」
  • attack [ətǽk] : 「攻撃、暴行、襲撃」
  • justify [dʒʌ́stəfài] : 「正当化する、正当だと説明する」
❖ しかし、"This is not ~ "「これは正しくはない」。より明白な身近な怒りが重要で、距離のある状況や人に対する怒りはあまり重要でない、ということはない。"It is merely ~ "「それは、何らかの形の攻撃は、他の攻撃よりも、より正当化されると信じている、単なる例に過ぎない」。先の庭木の例では、庭木の枝を自分の庭まで延ばした隣人が悪いのであって、それに対して怒りを感じるあなたは正当だと思うのである。したがって、怒りを露(あらわ)にして、隣人に文句を言うという攻撃行為は正当化される、というわけだ。ところが、むしゃくしゃしたので、酔った勢いで他人を殴ってしまうという攻撃はどうか? どう考えても、これは正当化出来ない。攻撃はどんな形でも幻想なのだが、幻想世界にあっては、正当化出来る攻撃と正当化出来ない攻撃があると、我々は信じている。極端な場合、司法の世界にあっては、自己防衛は法律的に正当化されるのだ。しかし、実相世界からの視点で見れば、あらゆる攻撃は、たとえそれが正当防衛であっても、すべて幻想なので、虚偽である。攻撃性を正当だと見なす実相的真実は何もない。怒りも攻撃も、実相的な意味はないのだ。正当化出来ようが、正当化出来まいが、それは無関係だ。



4. As you search your mind for all the forms in which attack thoughts present themselves, hold each one in mind while you tell yourself:

        I am determined to see ______ [name of person] differently.
        I am determined to see ______ [specify the situation] differently.
  • present [préznt] : 「示す、提示する」
  • present oneself : 「現れる、出頭する、出席する」
  • hold [hóuld] : 「維持する、保持する、持続する」
  • while [hwáil] : 「〜の間ずっと、〜する間に、その間に」
  • specify [spésəfài] : 「〜を明確に述べる、明記する、規定する」
❖ "As you search ~ "「攻撃的な思いが自己を表現するあらゆる形を心の中に探し、」攻撃的な思いがとるあらゆる形を心の中に探査し、それを見つけたら、"hold each one ~ "「その一つ一つを心の中に保持しながら、次のようにあなた自身に言いなさい」。"I am determined ~ "「私は、異る視点で、(特定の人物の名を挙げて)〜を見ることを固く決心している」。"I am determined ~ "「私は、異る視点で、(具体的に状況を述べて)〜を見ることを固く決心している」。たとえば、庭木の枝を伸ばした隣人に対して怒りを感じているが、その隣人を、私は異った視点から見ることを決心する、というように宣言すればいい。怒りを感じていることは幻想であって、隣人も木の枝も怒りも、夢の中のことであって、夢から覚めて真実を見れば、そこには何も存在していない。幻想を幻想的な視点から見るのではなく、幻想を実相的な視点から見る決心をしたと、宣言するのである。



5. Try to be as specific as possible. You may, for example, focus your anger on a particular attribute of a particular person, believing that the anger is limited to this aspect. 
  • specific [spisífik] : 「明確な、はっきり限定された、具体的な」
  • possible [pάsəbl] : 「可能性がある、起こり得る、あり得る」
  • for example : 「例えば、例として」
  • focus [fóukəs] : 「〜を焦点に合わせる、集中させる」
  • particular [pərtíkjulər] : 「特定の、独特の、特段の、特有」
  • attribute [ǽtrəbjùːt] : 「特質、特性、性格」
  • limit [límit] : 「〜を限定する、〜を制限する」
  • aspect [ǽspekt] : 「局面、状況、側面、特徴」
❖ "Try to be as ~ "「出来るだけ、具体的であるように努めること」。抽象的な怒りを対象とするのではなく、具体的な怒りに注目するのである。"You may, for example ~ "「たとえば、あなたは、〜だと信じて、ある特定の人物の特定の性質に怒りを集中しているかもしれない」。"believing that ~ "「怒りが、この(特定な性質に)限られていると信じて、」ある特定の人物の特定の性質に怒りを集中しているかもしれない。たとえば、先の庭木の例で、あなたは、隣人という特定な人物に怒りを感じているが、その隣人が、庭木があなたの庭にはみ出したことに関してずぼらで無責任な態度をとっていることに腹を立てているのだ。つまり、隣人の特定な性質に怒りを覚えている。このずぼらで無責任な性質に対して怒りが限定されていると思っている(the anger is limited to this aspect)。だから、もし隣人が「あら、ごめんなさいね。近いうちに枝をきりますから」と言ってくれれば、あなたは何の怒りも感じなくてすむのだ。庭木に怒りを感じているのではなく、隣人の特定な性質に怒りを感じていることがわかる。
抽象的な怒りを対象とするのではなく、具体的な怒りに注目するのである、と言ったが、怒りを抽象的に扱うなと言う意味ではなく、扱い方の方向性を具象から抽象へ向かわせよ、という意味である。まず初めに、具体的な怒りに目を向け、様々な形の怒りを検証するのである。その後、あらゆる怒りは形こそ異れ、すべて同じ幻想であると、怒りを幻想として抽象化するのだ。なぜなら、あなたの知覚は、怒りという幻想を、その具体的な形として捉えており、抽象化した幻想というひと括(くく)りのものとして捉えることが出来ないからだ。知覚が未熟なのである。あるいは、次の文にあるように、あなたの知覚は歪んでいる。



If your perception is suffering from this form of distortion, say:

        I am determined to see ______ [specify the attribute] 
        in ______ [name of person] differently.
  • perception [pərsépʃən] : 「知覚、認知、知見、見識」
  • suffer [sʌ́fər] : 「苦しむ、苦痛を感じる、不快な経験をする」
  • distortion [distɔ́ːrʃən] : 「ゆがみ、ねじれ」
❖ "If your perception ~ "「もしあなたの知覚が、この歪みの形によって苦痛を感じているなら、次のように言えばよい」。あなたの知覚が表面的な形にとらわれて、そこに苦痛を感じているようなら、つまり、特定の人物の特定な性質にこだわって、そこに怒りを知覚しているようなら、次のように宣言すればよい」。"I am determined ~ "「私は、(特定の人物の名を挙げて)〜の、(その人物の性質を具体的に述べて)〜を、別の視点から見ることを固く決意している」。たとえば、先の例で、「わたしは、隣人のずぼらで無責任な性質を、別の視点から見ることを固く決意している」となる。別の視点とは、もちろん、実相的な視点のこと。つまり、ずぼらで無責任な隣人を、あなたの知覚が幻想的な視点で眺めている結果として怒りを感じるのであって、この歪んだ知覚を修正して、実相的な視点で眺めれば、隣人は幻想の中のイメージに過ぎないと見て取れて、ずぼらな無責任さも幻想だとわかるのだ。
お気付きと思うが、これがACXIMの『赦し(forgiveness)』に繋がる。つまり、隣人も幻想なら、ずぼらな無責任さも幻想だと見ることが出来れば、いったいあなたの怒りには意味があるだろうか? 夢の中の出来事を夢の中の視点から眺めれば怒りも感じるだろうが、夢から覚めた視点で見れば、怒りなど感じるわけがない。こうして、あなたの怒りは幻想と受け入れられ、受け流されて、消滅するのだ。これが、ACIMの『赦し』である。
とは言え、言うは易く行うは難し、である。車を運転していれば、決まってむかつくヤツがいる。その度に、この野郎!、と怒鳴るのが日常である。そんな時は、いや、あの野郎は幻想であって、屁にも満たない影である、怒るに値しない、と思って受け流してしまえばいい。赦してしまうのである。そうすれば、あなたの怒りは消え、その野郎もどこかへ消えていなくなる。少なくとも、あなたの心から、その馬鹿野郎は消える。ACIMが言うように、この幻想世界は赦しの実践訓練の場なのだ。幻想世界をうまく利用するべきだ。むかつくヤツが現れたら、ようし、赦しの実践訓練をしよう、と思えばいいのである。チャンスを無駄にすべきではない。馬鹿野郎が現れたら、あなたの赦しの実験材料だと思えばいい。
 
 
 



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