Lesson 348
I have no cause for anger or for fear,
For You surround me. And in every need
That I perceive, Your grace suffices me.
- cause [kɔ́ːz] : 「原因、理由」
- anger [ǽŋɡər] : 「怒り、憤り」
- fear [fíər] : 「恐れ、恐怖」
- surround [səráund] : 「包囲する、囲む」
- need [níːd] : 「必要、要求」
- perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜に気付く」
- grace [gréis] : 「優雅、神の恩寵、神の愛」
- suffice [səfáis] : 「〜に足りる、〜を満足させる」
❖ "I have no ~ "「私には怒る理由も恐れる理由もありません」。"For You ~ "「なぜなら、あなたが私を包み込んでいるからです」。"And in every ~ "「私が何かを必要と感じるたびに、私はあなたの恩寵で満たされます」。
1. Father, let me remember You are here, and I am not alone. Surrounding me is everlasting Love.
- remember [rimémbər] : 「〜を覚えている、〜を思い出す」
- alone [əlóun] : 「独りで、孤立して、独力で」
- everlasting [èvərlǽstiŋ] : 「永遠の、永遠に続く」
❖ "Father, let ~ "「父なる神よ、あなたがここにいることを、そして、私は一人っきりでないことを思い出させてください」。"Surrounding me ~ "「私を包み込んでいるものは永遠に続く愛です」。神の愛は無時間無空間の実相的愛であり、永遠に私を包み込んでいます。
I have no cause for anything except the perfect peace and joy I share with You.
- except [iksépt] : 「ただし、除いて」
- share [ʃέər] : 「分かち合う、共有する」
❖ "I have no ~ "「私があなたと分かち合う完全な平和と喜び以外に、いかなる理由も持ち合わせてはいません」。私の存在理由は、あなたと共にいて平和と喜びを分かち合うことだけです。
What need have I for anger or for fear? Surrounding me is perfect safety.
- safety [séifti] : 「安全、無事」
❖ "What need ~ "「怒りや恐れの必要があるでしょうか」。怒りや恐れが私の存在理由になることはありません。それは幻想に過ぎないからです。"Surrounding me ~ "「私は完璧な安全性に囲まれています」。あなたと共にいることは、完全に安全なことです。
Can I be afraid, when Your eternal promise goes with me? Surrounding me is perfect sinlessness.
- afraid [əfréid] : 「恐れて、怖がって」
- eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、不変の」
- go with : 「〜とともに進む、〜と一緒に行く」
- sinlessness [sínlisnis] : 「罪のないこと、無辜」
❖ "Can I be ~ "「あなたの永遠の約束とともに歩んでいるというのに、私に何を恐れる必要があるでしょうか」。"Surrounding me ~ "「私は完全な静寂に包まれています」。心は怒りや恐れに波立つことなく、私は平和と喜びの静寂に包み込まれています。
What can I fear, when You created me in holiness as perfect as Your Own?
- create [kriéit] : 「創造する、創り出す」
- holiness [hóulinis] : 「神聖、神聖さ」
❖ "What can I ~ "「あなた自身と同じくらいに神聖なものとして私を創造してくれたというのに、私は何を恐れる必要があるでしょう」。完璧な神聖さは決して破壊されるものではなく、だから、私は何も恐れません。幻想に過ぎない恐れに支配される必要など一切ありません。
2. God's grace suffices us in everything that He would have us do. And only that we choose to be our will as well as His.
- grace [gréis] : 「優雅、神の恩寵、神の愛」
- suffice [səfáis] : 「〜に足りる、〜を満足させる」
❖ "God's grace ~ "「神が私達にさせようとするすべてにおいて、神の恵みが私達を満たしてくれる」。神の意志に従うことで、神の子は完全に満足できる。なぜなら、神の意志と神の子の意志は同一だから。"And only that ~ "「神の意志と私達の意志が同じであることだけを、私達は選択する」。それ以外は、実相的に見れば偽りだからだ。
Lesson 349
Today I let Christ's vision look upon
All things for me and judge them not, but give
Each one a miracle of love instead.
- vision [víʒən] : 「先見の明、視覚」
- judge [dʒʌ́dʒ] : 「判断する、〜だと思う」
- instead [instéd] : 「代わりに、そうしないで」
❖ "Today I let ~ "「今日、私は、すべての事柄を私のためにキリストのヴィジョンで見てもらい、判断はせず、代わりに愛の奇跡をその一つ一つに与えよう」。幻想に惑わされることなく実相的なヴィジョンに立って物事を見、頭脳による理性的判断は放棄して、その代わりに、目にする一つ一つに愛の奇跡を期待しよう。
1. So would I liberate all things I see, and give to them the freedom that I seek.
- liberate [líbərèit] : 「解放する、自由化する」
- freedom [fríːdəm] : 「自由、解放」
- seek [síːk] : 「探し求める、捜し出す」
❖ "So would ~ "「目にするすべてのものを解放し、それらに、私が探し求める自由を与えたいと思います」。幻想からの解放という奇跡を与えたいと思います。
For thus do I obey the law of love, and give what I would find and make my own.
- obey [oubéi] : 「〜に従う、〜の言うことに従う」
- law [lɔ́ː] : 「法、法律」
- find [fáind] : 「見つける、探し出す」
❖ "For thus do ~ "「なぜなら、こうして私は愛の法則に従い、私が見出して自分自身のものにしたいと思うものを与えるからです」。幻想からの解放という奇跡を探し求め、自分のものとすることで、他の同胞にもその奇跡を与えることが出来るようになり、真実を分かち合うという実相的な法則、愛の法則に従って私達は生きていきます。
It will be given me, because I have chosen it as the gift I want to give.
- given [ɡívən] : 「giveの過去分詞形」
- chosen [tʃóuzn] : 「chooseの過去分詞形」
- choose [tʃúːz] : 「〜を選ぶ、〜を選択する」
❖ "It will be ~ "「それは私に与えられるでしょう」。"because I ~ "「私が与えたい贈り物として、それを選んだからです」。幻想からの解放を同胞に、あるいは世界に与えたいと望んだので、その選択が真実である以上、きっと与えられるはずです。
Father, Your gifts are mine. Each one that I accept gives me a miracle to give.
- mine [máin] : 「私のもの」
- accept [æksépt]: 「受け入れる、承認する」
❖ "Father, Your ~ "「父なる神よ、あなたからの贈り物は私のものです」。"Each one ~ "「私が受け入れた贈り物の一つ一つが、私に与えるという奇跡を与えます」。私は神の贈り物を受け入れ、今度はそれを同胞に与えます。解放という真実をみんなで分かち合います。
And giving as I would receive, I learn Your healing miracles belong to me.
- receive [risíːv] : 「受け取る、聞く」
- healing [híːliŋ] : 「癒しの、治療の」
- belong [bilɔ́ːŋ] to : 「〜に属する、〜の所有である」
❖ "And giving ~ "「受け取ると同時に与えることで、私はあなたのヒーリングの奇跡が私に属しているのだと学びます」。実相的に与えることと得ることは同じです。幻想からの解放という奇跡を同胞と分かち合うことで、みんなが同時に癒やされていきます。これが実相的なヒーリングなのですね。
2. Our Father knows our needs. He gives us grace to meet them all.
- need [níːd] : 「必要、必要性」
- grace [gréis] : 「優雅、神の恩寵、神の愛」
- meet [míːt] : 「合う、満足させる、かなえる」
❖ "Our Father ~ "「私達の父なる神は、私達が何を必要としているか知っている」。"He gives ~ "「そのすべてを叶えるために、神は私達に恩恵を与えてくれる」。私達が真実を必要としている限り、神は心を込めてその真実を与えてくれる。
And so we trust in Him to send us miracles to bless the world, and heal our minds as we return to Him.
- trust [trʌ́st] in : 「〜を信頼する、〜を信用する」
- send [sénd] : 「送る」
- bless [blés] : 「〜を祝福する、清める」
- return [ritə́ːrn] : 「戻る、帰る、返還する」
❖ "And so we ~ "「だから、世界を祝福するために神が私達に奇跡を送り届け、私達が神の下(もと)へ帰還するとき、私達の心をヒーリングしてくれることを信じて疑わない」。
Lesson 350
Miracles mirror God's eternal Love.
To offer them is to remember Him,
And through His memory to save the world.
- mirror [mírər] : 「〜を映す、〜を正確に映し出す」
- offer [ɔ́fər] : 「差し出す、捧げる」
- eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、不変の」
❖ "Miracles mirror ~ "「奇跡は神の愛を映す」。"To offer ~ "「奇跡を差し出すことは神を思い出すことであり、神を思い出すことで、世界を救うことだ」。奇跡は幻想世界の出来事であり、その幻想から目覚めることだ。自分も世界も目覚めを分かち合って幻想を消滅させる。ひとたび幻想から目覚めれば、自分が神の子であることを思い出し、同時に神を思い出す。神への回帰の旅が始まる。
1. What we forgive becomes a part of us, as we perceive ourselves.
- forgive [fərɡív] : 「許す、容赦する」
- become [bikʌ́m] : 「〜になる」
- perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜に気付く」
❖ "What we ~ "「私達が赦すものが私達の一部となり、自分自身をそのように知覚します」。幻想の一つを幻想だと認識して赦せば、その幻想は消滅し、実相的な真実の姿が現れて、自分の一部として知覚されるのです。
The Son of God incorporates all things within himself as You created him. Your memory depends on his forgiveness.
- incorporate [inkɔ́ːrpərèit] : 「〜を組み込む」
- depend [dipénd] on : 「〜によって決まる、〜次第である」
- forgiveness [fərɡívnis] : 「許すこと、許し」
❖ "The Son of ~ "「神の子は、あなたが神の子を創造したままに、すべてを神の子の内に組み込みます」。神は真実だけをもって神の子を創造したので、神の子は真実のすべてを取り込んでいます。"Your memory ~ "「あなたの記憶は赦しに依存しています」。幻想を認識して赦せば幻想は消滅し、本来の真実の姿が復活します。そのとき、夢から目覚めて真実を思い出し、神を思い出します。赦すか赦さないか、それによって実相を思い出すか思い出さないかが決まります。
What he is, is unaffected by his thoughts. But what he looks upon is their direct result.
- unaffected [ʌnəféktid] : 「影響を受けない」
- thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考」
- look upon : 「~を見る」
- direct [dirékt] : 「直接の、直々の」
- result [rizʌ́lt] : 「結果、結末」
❖ "What he is ~ "「神の子が何であるか、それは神の子の考えによって影響されるものではありません」。神の子であることは神によって創造された時点で決定されているからです。"But what he ~ "「しかし、神の子が何を見るかは、神の子の考えの直接的な結果です」。幻想を現実だと思い込ませる知覚は、自分の思いや考えをスクリーンに映し出して私達に見せます。神の子の考えや思いが知覚を生み出します。
Therefore, my Father, I would turn to You. Only Your memory will set me free.
- therefore [ðέərfɔ̀ːr] : 「それ故に、従って」
- turn to : 「~に頼る、~の方を向く」
- set ~ free : 「~を解放する、自由にする」
❖ "Therefore, ~ "「だから私は、私の父なる神よ、あなたの方に向き直ります」。真実を見せてくれる神のビジョンに目を向け、それを信じます。"Only Your ~ "「あなたの思い出が私を解放してくれるでしょう」。赦しによって幻想が消滅した後、神のビジョンによって真実が見えてくれば、神を思い出し、自分が神の子であることも思い出せるでしょう。
And only my forgiveness teaches me to let Your memory return to me, and give it to the world in thankfulness.
- forgiveness [fərɡívnis] : 「許すこと、許し」
- return [ritə́ːrn] : 「戻る、帰る」
- thankfulness [θǽŋkfəlnis] : 「感謝」
❖ "And only my ~ "「したがって、あなたの思い出が私の下(もと)へ戻って来るようにしてもらい、それを感謝を込めて世界に与えるようにと、私の赦しこそが私に教えてくれるのです」。
2. And as we gather miracles from Him, we will indeed be grateful.
- gather [ɡǽðər] : 「集める」
- indeed [indíːd] : 「実に、本当に」
- grateful [ɡréitfəl] : 「感謝する、感謝している」
❖ "And as we ~ "「私達が神からの奇跡を集めるとき、私達は本当に感謝の気持ちでいっぱいになる」。同胞達と共に赦しを通して幻想から目覚めるとき、神の愛を感じて感謝でいっぱいになる。
For as we remember Him, His Son will be restored to us in the reality of Love.
- restore [ristɔ́ːr] : 「回復させる、修復する」
- reality [riǽləti] : 「現実性、実在」
❖ "For as we ~ "「なぜなら、私達が神を思い出すとき、神の子は、愛が現実化した形で、私達に修復されて戻るからだ」。私達が幻想から目覚めて神を思い出すとき、私達は神の子として復活し神の愛に満たされるからだ。