Third Review
Introduction
1. Our next review begins today. We will review two recent lessons every day for ten successive days of practicing.
- review [rivjúː] : 「復習、再考、再吟味、再調査」
- review [rivjúː] : 「もう一度見る、見直す、洗い直す、振り返る」
- recent [ríːsnt] : 「最近の、少し前の、近頃の、新しい」
- successive [səksésiv] : 「連続する、次に続く、継続的な」
❖ "Our next ~ "「私たちの、次の復習が今日から始まる」。3回目の復習の始まりである。"We will review ~ "「10日間連続して続く練習のために、最近習ったレッスンを2つずつ復習する」。
We will observe a special format for these practice periods, that you are urged to follow just as closely as you can.
- observe [əbzə́ːrv] : 「よく見る、観察する」
- special [spéʃəl] : 「特別な、独特の、特別の、特有の」
- format [fɔ́ːrmæt] : 「構成、書式、形式、進め方」
- urge [ə́ːrdʒ] : 「促す、要請する、勧める」
- closely [klóusli] : 「綿密に、密接に、念入りに、きっちりと」
❖ "We will observe ~ "「私たちは、これらの練習のための特別な形式を目にすることになるのだが、それは、出来るだけ厳密にそれに従うようにと、促すためである」。固い表現をしているが、復習しやすいようにやり方を工夫しているので、それに従うように、という意味合い。
2. We understand, of course, that it may be impossible for you to undertake what is suggested here as optimal each day and every hour of the day.
- of course: 「もちろん、確かに、言うまでもなく、当然」
- impossible [impάsəbl] : 「不可能な、とてもあり得ない、できない」
- undertake [ʌ̀ndərtéik] : 「企てる、始める、〜に着手する、請け負う」
- suggest [səgdʒést] : 「〜を提案する、示唆する、暗示する」
- optimal [άptəməl] : 「最適な、最善の、最も有利な」
❖ "We understand ~ "「もちろん私たちは、あなたが、毎日毎時間、指示された通りに最善を尽くして実行することは不可能だと理解している」。復習を厳密に行え、と言ったものの、それは不可能なので、やり方を工夫してあげましょう、という言外の意味。
Learning will not be hampered when you miss a practice period because it is impossible at the appointed time.
- hamper [hǽmpər] : 「〜を妨げる、妨害する、邪魔する、阻む」
- miss [mís] : 「逃す、見逃す、〜を見落とす」
- appointed [əpɔ́intid] : 「指定された、約束の」
❖ "Learning will ~ "「指示された時間に練習が出来ないから、練習を逃してしまったとしても、練習の妨げになるわけではない」。つまり、厳密さは、時間的なことではない、ということ。
Nor is it necessary that you make excessive efforts to be sure that you catch up in terms of numbers. Rituals are not our aim, and would defeat our goal.
- necessary [nésəsèri] : 「必要な、必須の、欠くことのできない」
- excessive [iksésiv] : 「過度の、度を超えた、やり過ぎの」
- effort [éfərt] : 「尽力、努力、試み、取り組み」
- sure [ʃúər] : 「確信して、確信している、固く信じている」
- catch up : 「〜に追い付く、追い上げる、遅れずについて行く」
- in terms of : 「〜に関して、〜の観点から」
- number [nʌ́mbər] : 「数、数字、合計」
- ritual [rítʃuəl] : 「儀式、典礼、決まったやり方」
- aim [éim] : 「目標、目的、的、標的」
- defeat [difíːt] : 「駄目にする、無にする、負かす、倒す」
- goal [ɡóul] : 「目標、目的地、目的、目指すもの」
❖ "Nor is it necessary ~ "意訳する、「確実に練習回数に追いつくこうとして、過度な練習を行う必要はない」。"Rituals are ~ "「儀式的な練習は、私たちの目標ではないし、むしろ、私たちの目標を台無しにする」。決められた回数を厳格に守ろうと、儀式的に、あるいは義務的に練習することは、かえって本来の目的を損なう。
3. But learning will be hampered when you skip a practice period because you are unwilling to devote the time to it that you are asked to give.
- skip [skíp] : 「省略する、飛ばす、抜かす」
- unwilling [ʌnwíliŋ] : 「気が進まない、不本意の、嫌がる」
- devote [divóut] : 「充てる、向ける、ささげる、専念させる」
❖ "But learning will ~ "「しかし、求められた練習に時間を充てる気がしないという理由で練習を回避するなら、学びは妨害されることになる」。やる気がなくてサボるようでは、学びは決して進展しない。
Do not deceive yourself in this. Unwillingness can be most carefully concealed behind a cloak of situations you cannot control.
- deceive [disíːv] : 「欺く、惑わす、だます、裏切る」
- unwillingness [ʌnwíliŋnis] : 「気が進まないこと、不本意」
- carefully [kέərfəli] : 「注意深く、丁寧に、慎重に、入念に」
- conceal [kənsíːl] : 「隠す、隠匿する、秘密にする」
- behind [biháind] : 「〜の後ろに、〜の裏側に、〜の陰に」
- cloak [klóuk] : 「マント、覆い、覆い隠すもの」
- situation [sìtʃuéiʃən] : 「状況、場所、状態、立場、事情」
- control [kəntróul] : 「操作する、制御する、支配する、統制する」
❖ "Do not deceive ~ "「こんなことをして、あなた自身を欺(あざむ)いてはいけない」。"Unwillingness can ~ "「やる気のなさというものは、あなたが制御出来ない状況を隠れ蓑にして、最も入念に隠される可能性がある」。たとえば、やらなければならないことがいっぱいあって、どうしても練習出来ないとか、仕事に追われて練習出来ないとか、言い分けをひねり出しながら、自分のやる気のなさを隠そうとするわけだ。それは自己欺瞞である。
Learn to distinguish situations that are poorly suited to your practicing from those that you establish to uphold a camouflage for your unwillingness.
- distinguish [distíŋɡwiʃ] : 「見分ける、区別する、識別する」
- poorly [púərli] : 「具合が悪い、乏しく、不十分に」
- suit [súːt] : 「適合する、満足させる、ふさわしい」
- establish [istǽbliʃ] : 「確立する、制定する、成立させる」
- uphold [ʌ̀phóuld] : 「支持する、支える、守る、維持する」
- camouflage [kǽməflὰːʒ] : 「偽装、ごまかし、カムフラージュ」
❖ "Learn to distinguish ~ "「練習にほとんどふさわしくない状況と、やる気のなさをカモフラージュするためにでっち上げた状況とを見分けることを学びなさい」。たとえば、本当に仕事が忙しくて練習が出来ない状況にあるのか、やる気のなさを隠すために仕事が忙しい状況をでっち上げているのか、それを区別しなくてはならない。
4. Those practice periods that you have lost because you did not want to do them, for whatever reason, should be done as soon as you have changed your mind about your goal.
- lost [lɔ́st] : 「loseの過去・過去分詞形」
- lose [lúːz] : 「〜を失う、見失う、喪失する、なくす」
- whatever [hwʌtévər] : 「どんな〜が〜でも、どんな〜を〜しても」
- reason [ríːzn] : 「理由、動機、原因、根拠」
- for whatever reason : 「何がしかの理由で、どんな理由であれ」
❖ "Those practice periods ~ "「どんな理由であれ、練習したくないという理由であなたがやり損ねた練習は、目的に対するあなたの心を変えるやいなや、すぐに実行すべきである」。なんやかや理由を付けて練習をサボっていても、いざ目的がはっきりして心を入れかえたなら、すぐにでも練習を再開すべきだ。
You are unwilling to cooperate in practicing salvation only if it interferes with goals you hold more dear.
- cooperate [kouάpərèit] : 「協力する、協同する」
- salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い、救世」
- interfere [ìntərfíər] with : 「〜を妨げる、〜を邪魔する」
- dear [díər] : 「親愛な、いとしい、かわいい、敬愛する」
❖ "You are unwilling ~ "「もし練習が、あなたがよりいとおしく思っている目的の邪魔をするような場合、あなたは、救いのための練習に協力する気は起きない」。幻想から実相へ目覚めることが神の子の救いであり、それはあなた一人だけの役割ではない。あなたが同胞と協力し合ってなすべき役割である。しかし、そんな目的より、たとえば、この世で権力を得たいとか、大金持ちになりたいとか願って、救い以外の目的をよりいとおしく思っているうちは、救いのための練習を怠ってしまうだろう。
When you withdraw the value given them, allow your practice periods to be replacements for your litanies to them. They gave you nothing.
- withdraw [wiðdrɔ́ː] : 「取りやめる、やめる、断つ、引っ込める」
- value [vǽljuː] : 「価値、値打ち」
- given [ɡívən] : 「giveの過去分詞形」
- replacement [ripléismənt] : 「交代、返却、交換、差し替え」
- litany [lítni] : 「嘆願、長く退屈な話」
❖ "When you withdraw ~ "意訳する、「救い以外の目的に対する価値が感じられなくなったら、救いのための練習が、あなたが願ってきた目的にとって代わることを許しなさい」。権力やお金への価値が感じられなくなったら、そんなものを求める心に代えて、救いのための練習をしなさい。"They gave you ~ "「救い以外の目的は、あなたに何も与えてくれない」からだ。
But your practicing can offer everything to you. And so accept their offering and be at peace.
- offer [ɔ́fər] : 「差し出す、捧げる、〜を提供する、〜を勧める」
- accept [æksépt] : 「承認する、認める、容認する、受け入れる」
❖ "But your practicing ~ "「しかし、あなたの練習は、あなたにすべてを差し出すことが出来る」。"And so accept ~ "「そこで、練習が差し出すものを受け入れ、平和になりなさい」。真実に目覚めるという正しい目的をもって練習すれば、練習は必ず成果を結んで、あなたに真実を差し出してくれる。あなたの心は平和の内に憩うことが出来る。
5. The format you should use for these reviews is this: Devote five minutes twice a day, or longer if you would prefer it, to considering the thoughts that are assigned.
- twice [twáis] : 「2回、2度」
- prefer [prifə́ːr] : 「〜を好む、〜の方を選ぶ 」
- consider [kənsídər] : 「よく考える、熟考する」
- thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思索、思想」
- assign [əsáin] : 「〜を割り当てる、指定する、任命する、与える」
❖ "The format you ~ "「これからの復習のために用いるべき形とは、次のようなもである」。"Devote five ~ "「1日2回の5分間、あるいは、お好みとあらばそれより長い時間を、割り当てられた考え方をじっくり考えることに充てなさい」。
Read over the ideas and comments that are written down for each day's exercise.
- comment [kɑ́ment] : 「論評、コメント、意見、解説、注釈」
- written [rítn] : 「writeの過去分詞」
❖ "Read over ~ "「日々のエクササイズのために書かれた考え方やコメントを読み返しなさい」。
And then begin to think about them, while letting your mind relate them to your needs, your seeming problems and all your concerns.
- relate [riléit] : 「結び付ける、関連付ける」
- seeming [síːmiŋ] : 「外見だけの、見せ掛けの、うわべの」
- problem [prάbləm] : 「問題、課題、困難な状況」
- concern [kənsə́ːrn] : 「関心事、懸案、心配、不安」
❖ "And then begin ~ "「その後、それらについて考えることを始めなさい」。"while letting ~ "「その間、あなたの心を、あなたが必要だと思っていることや見かけの問題、あらゆる心配事などに関連づけさせればいい」。日々の練習のためのコメントをじっくり読んだ後、具体的に、あなたにとっての必要事項は何か、当面問題となっているのは何か、心配事は何か、そいういったことに心を向ければいい。理論に向けた心を、次の段階で実践に向ければいいのだ。
6. Place the ideas within your mind, and let it use them as it chooses.
- place [pléis] : 「〜を置く、設置する」
- within [wiðín] : 「〜の中に、〜の内側に」
- choose [tʃúːz] : 「 〜を選ぶ、〜を選択する」
❖ "Place the ideas ~ "「その日のテーマ(ものの見方)を心の中に置いて、心がその見方を選択した通りに、心にそれを利用させない」。あなたの心に自由に選択させる。あなたの心は正されているので、誤った選択はしない。
Give it faith that it will use them wisely, being helped in its decisions by the One Who gave the thoughts to you.
- faith [féiθ] : 「信頼、信用、信じること、信仰、信念」
- wisely [wáizli] : 「賢明に、抜け目なく」
- decision [disíʒən] : 「決定、決断、決心」
❖ "Give it faith ~ "「心がその日のテーマを賢く利用するはずだと信じなさい」。"being helped ~ "「なぜなら、あなたに思いを与えてくれたホーリー・スピリットの手助けによって、方向性が与えられるのだから」。正しい選択への方向性を与えてくれるのは、あなたの正しい心の中に宿るホーリー・スピリットである。
What can you trust but what is in your mind? Have faith, in these reviews, the means the Holy Spirit uses will not fail. The wisdom of your mind will come to your assistance.
- trust [trʌ́st] : 「信用する、信頼する」
- means [míːnz] : 「手段、方法」
- fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
- wisdom [wízdəm] : 「知恵、英知、良識、常識」
- assistance [əsístəns] : 「援助、支援、力添え」
❖ "What can you ~ "「あなたの心も中にあるもの以外に、いったい何を信頼出るだろう」。"Have faith ~ "「これからの復習では、(ホーリー・スピリットに)信頼を置きなさい」。"the means ~ "「ホーリー・スピリットの用いる方法は、決して失敗することはない」。"The wisdom of ~ "「あなたの心の知恵は、あなたのサポートをしてくれるはずだ」。あなたの心の中のホーリー・スピリットは、叡智(knowledge)をもってあなたを助けてくれる。あなたはホーリー・スピリットを信頼し、ホーリー・スピリットに委ね、ホーリー・スピリットの叡智を取り込まなくてはいけない。
Give direction at the outset; then lean back in quiet faith, and let the mind employ the thoughts you gave as they were given you for it to use.
- direction [dirékʃən] : 「方角、方向、向き、目的意識、目標」
- at the outset : 「最初に、始めに」
- lean [líːn] : 「もたれる、寄り掛かる」
- lean back : 「のんきに構える」
- quiet [kwáiət] : 「静かな、静粛な、平穏な、穏やかな」
- employ [implɔ́i] : 「雇う、用いる、採用する、使用する」
❖ "Give direction ~ "「まず始めに、方向性を決めなさい」。どんな目標に向かって進んでいくのか、その方向性を選択しなさい。"then lean back ~ "「その後は、静かに信頼して気を楽にし、」ホーリー・スピリットに委ねて信頼し、心穏やかに過ごしながら、"and let the mind ~ "意訳する、「ホーリー・スピリットがあなたに、それを利用するようにと与えてくれた考え方を、今度はあなたがあなたの心に与えて、心がその考え方を利用出来るようにしなさい」。ホーリー・スピリットに委ねることで、あなたはホーリー・スピリットの叡智を与えられる。その叡智を心に利用させるわけだ。理論が与えられたら、後は、実践するのみ。
7. You have been given them in perfect trust; in perfect confidence that you would use them well; in perfect faith that you would see their messages and use them for yourself.
- perfect [pə́ːrfikt] : 「申し分がない、完全な、完璧な」
- confidence [kάnfədəns] : 「信頼、信用、信任、確かさ、確信、自信」
❖ "You have been ~ "「あなたは、その考え方を、完璧な信頼の下(もと)に与えられた」。ホーリー・スピリットはあなたを完全に信じて叡智を与えてくれた。"in perfect ~ "「ホーリー・スピリットは、あなたがその考え方を有効に活用するだろうと完璧に確信し、その考え方の伝えるメッセージを見てあなた自身のために活用するだろうと信じて、あなたに与えてたのだ」。
Offer them to your mind in that same trust and confidence and faith. It will not fail.
- same [séim] : 「同じ、同一の、変わらない」
❖ "Offer them to ~ "「ホーリー・スピリットと同じ信頼と確信と信じる気持ちをもって、その考え方をあなたの心に差し出しなさい」。"It will not ~ "「失敗することはない」。
It is the Holy Spirit's chosen means for your salvation. Since it has His trust, His means must surely merit yours as well.
- chosen [tʃóuzn] : 「chooseの過去分詞形」
- surely [ʃúərli] : 「疑いなく、しっかりと、確かに、確実に」
- merit [mérit] : 「〜の評価に値する、値する」
❖ "It is the Holy Spirit's ~ "「その考え方は、ホーリー・スピリットがあなたの救いのために選択した方法である」。ホーリー・スピリットの選択した方法にしたがえば、あなたはこの幻想世界から実相世界へと目覚めることが出来る。あなたは幻想の苦と痛みから救われるのだ。
8. We emphasize the benefits to you if you devote the first five minutes of the day to your reviews, and also give the last five minutes of your waking day to them.
- emphasize [émfəsàiz] : 「強調する、力説する」
- benefit [bénəfit] : 「便益、恩恵、利益、利得」
❖ "We emphasize ~ "「もしあなたが、一日の初めの5分間を復習に充て、また、一日の終わりの5分間を復習に充てるなら、あなたにとってその恩恵はとても大きいと、私たちは強調する」。
If this cannot be done, at least try to divide them so you undertake one in the morning, and the other in the hour just before you go to sleep.
- at least : 「少なくとも、最少に見ても」
- divide [diváid] : 「〜を分ける、分割する」
- undertake [ʌ̀ndərtéik] : 「企てる、始める、〜に着手する」
❖ "If this cannot ~ "「もし、それが出来ないなら、少なくとも、朝には(2つのうちの)1つを復習し、寝るちょっと前の時間に他の1つを復習に充てるように努めればいい」。
9. The exercises to be done throughout the day are equally important, and perhaps of even greater value.
- throughout [θruːáut] : 「初めから終わりまで、〜の間中」
- equally [íːkwəli] : 「同じように、同様に」
- important [impɔ́ːrtənt] : 「重要な、重大な、大切な」
- perhaps [pərhǽps] : 「たぶん、もしかすると、ことによると」
- great [ɡréit] : 「大きい、すてきな、素晴らしい」
- value [vǽljuː] : 「価値、値打ち」
❖ "The exercises to ~ "「一日を通してなされるエクササイズは、どれも等しく重要であり、たぶん、きわめて大きな価値がある」。
You have been inclined to practice only at appointed times, and then go on your way to other things, without applying what you learned to them.
- incline [inkláin] : 「傾ける、傾斜させる」
- be inclined [inkláind] to do : 「〜したい気がする」
- appoint [əpɔ́int] : 「決める、指定する、定める」
- apply [əplái] : 「適用する、応用する、利用する、当てはめる」
❖ "You have been ~ "「あなたは、定められた時間だけ練習をし、その後は別なことをして、学んだことをそれに適用することをしない傾向にある」。練習時間以外は、練習したことを忘れてしまう傾向にある。学んだことを応用することもしない。
As a result, you have gained little reinforcement, and have not given your learning a fair chance to prove how great are its potential gifts to you. Here is another chance to use it well.
- as a result [rizʌ́lt] : 「結果として、結果的に」
- gain [ɡéin] : 「得る、獲得する」
- reinforcement [rìːinfɔ́ːrsmənt] : 「強化、強化すること」
- fair [fέər] : 「公平な、公正な、正しい、かなりの」
- prove [prúːv] : 「証明する、〜が…であることを示す」
- potential [pəténʃəl] :「可能性のある、見込みのある、潜在力がある」
❖ "As a result ~ "「その結果、学んだことをほとんど強化することは出来ないし、学んだことがどれほど大きな可能性を秘めた贈り物なのか、それを証明するための十分な機会を学びに与えることも出来ない」。決められた時間に決められた練習をすれば、それで終わり、というのではいけない。そんなことでは、学びが秘めている大きな可能性を引き出すことは出来ない。"Here is another ~ "「(これからの復習をすることで、)学びを有効に活用する、また別のチャンスがあるわけだ」。有効活用出来なかった練習を、今回の復習を通じて、再び、その可能性を引き出す作業をするのである。
10. In these reviews, we stress the need to let your learning not lie idly by between your longer practice periods.
- stress [strés] : 「〜を強調する、重視する、強く主張する」
- lie [lái] : 「横たわる、寝る」
- idly [áidli] : 「何もしないで、怠けて、無駄に」
- between [bitwíːn] : 「〜の間に」
❖ "In these reviews ~ "「復習をする中で、私たちは、練習の合間の長い時間、学ぶことを怠けない必要性を強調する」。練習と練習の間でも、学びは常に進行している。学んだことを実践する必要があるのだ。
Attempt to give your daily two ideas a brief but serious review each hour. Use one on the hour, and the other one a half an hour later.
- daily [déili] : 「毎日の、日常の」
- brief [bríːf] : 「短時間の、短い、手短な、簡潔な」
- serious [síəriəs] : 「重大な、真面目な、厳粛な」
❖ "Attempt to give ~ "「1時間毎に、二つの日々の考え方に短くてもいいから真剣な復習を与えるように試みなさい」。"Use one on ~ "意訳する、「1時間毎の始めに1つの復習をし、30分後に、もう一つの復習をしてみなさい」。2つの復習をごちゃ混ぜにせずに、30分ずらして1つずつエクササイズするのも良い方法。2つのテーマを5分間ほどかけてじっくり考えるのは朝と夜。それ以外に、1時間毎に2つのテーマとなる言葉を繰り返し真剣に述べてみるのだが、1つを述べたら、30分後に他の一つを述べる、そういうやり方をしてみなさい、ということ。
You need not give more than just a moment to each one. Repeat it, and allow your mind to rest a little time in silence and in peace.
- more than : 「〜を超える、〜より多い、〜を上回る」
- repeat [ripíːt] : 「〜を繰り返す、〜を繰り返して言う」
- allow [əláu] : 「許す、許可する」
- rest [rést] : 「ある、休む、静止する、置かれている」
- silence [sáiləns] : 「静けさ、静寂、沈黙」
❖ "You need not ~ "「各々の復習にわずかの時間を与えるだけでいい」。復習にだらだらと時間を費やすことは避けた方がいい。"Repeat it ~ "「それを繰り返し、あなたの心が静かに、そして平和になるわずかの時間を、あなたの心に許しなさい」。短時間の復習とエクササイズによって、心が静かに、そして平穏になるようにしなさい。
Then turn to other things, but try to keep the thought with you, and let it serve to help you keep your peace throughout the day as well.
- serve [sə́ːrv] : 「〜に役立つ、果たす、〜に仕える」
- as well : 「同じに、同様にうまく、おまけに、その上」
❖ "Then turn to ~ "「その後、他の仕事に向かえばいい」。短時間の心の静寂と平穏を味わったら、その後、日常のやるべき雑事をこなせばいい。"but try to keep ~ "「しかし、ものの考え方を保持するように努め、一日中、考え方と同様に平和な気持ちも保持出来るように、その考え方に助けてもらいなさい」。日常の雑事に追われながらも、復習した考え方を保持して、平和な気持ちで過ごせるようにする。
11. If you are shaken, think of it again. These practice periods are planned to help you form the habit of applying what you learn each day to everything you do.
- shaken [ʃéikən] : 「shake の過去分詞」
- shake [ʃéik] : 「揺るがす、 〜を動揺させる、ぐらつかせる」
- plan [plǽn] : 「〜の計画を立てる、〜を計画する」
- form [fɔ́ːrm] : 「〜を形づくる、形成する」
- habit [hǽbit] : 「習慣、癖、習性」
- apply [əplái] : 「適用する、応用する、利用する、当てはめる」
❖ "If you are ~ "意訳する、「もし心が揺らいだら、再び、復習した考え方を思い起こしなさい」。日常の仕事をしているときに、心が動揺することがあったら、その日に復習した内容を思い出して、再び心の安定を得ればいい。"These practice ~ "「これらの練習は、あなたが日ごとに学んだことをあなたが行うすべてのことに適用するという習慣を形作る手助けになるように計画されている」。
Do not repeat the thought and lay it down. Its usefulness is limitless to you.
- lay down : 「捨てる、明け渡す、投げ出す」
- usefulness [júːsfəlnis] : 「役に立つこと、実用性」
- limitless [límitlis] : 「制限のない、無限の、果てしなく広い」
❖ "Do not repeat ~ "「復習する考え方を繰り返しては捨て置く、などということをしてはいけない」。"Its usefulness ~ "「その有用性は、あなたにとって計り知れない」。あなた次第で、復習する考え方の価値は無限に広がる。
And it is meant to serve you in all ways, all times and places, and whenever you need help of any kind.
- meant [mént] : 「meanの過去・過去分詞形」
- be meant to do : 「〜するように意図されている」
- in all ways : 「あらゆる点で、あらゆる面で」
- whenever [hwènévər] : 「〜するときはいつでも」
- of any kind : 「いかなる種類の」
❖ "And it is ~ "「そして、復習する考え方は、あらゆる面で、あらゆるタイミングで、あらゆる場所で、どんな種類の助けをあなたが必要としても、あなたに役立つように意図されている」。
Try, then, to take it with you in the business of the day and make it holy, worthy of God's Son, acceptable to God and to your Self.
- holy [hóuli] : 「神聖な、聖なる」
- worthy [wə́ːrði] : 「尊敬すべき、価値ある」
- acceptable [ækséptəbl] : 「受け入れることができる、容認できる」
❖ "Try, then ~ "「だから、日々の仕事においても、その考え方を抱き続けていれるように努めなさい」。"and make it ~ "「そして、復習する考え方を、神にもあなた自身にとっても受け入れることが出来るような、神の子として神聖で価値のあるものとしなさい」。復習する考え方を習慣的に実行出来るようにすれば、あなたは神が創造したままの自分になれる。それは神聖であり価値のある考え方だからだ。
12. Each day's review assignments will conclude with a restatement of the thought to use each hour, and the one to be applied on each half hour as well. Forget them not.
- assignment [əsáinmənt] : 「任務、業務、割り当て、宿題、課題」
- conclude [kənklúːd] : 「結ぶ、〜を完結する、終える」
- restatement [ristéitmənt]: 「再表示、更新」
- forget [fərɡét] : 「〜を忘れる、〜を思い出せない」
❖ "Each day's ~ "意訳する、「日ごとの復習に割り当てられた課題は、1時間毎に復習する(第一の)考え方を、30分遅らせて適用する(第二の)考え方も含めて、再び述べることで終了する」。"Forget them ~ "「忘れないように」。締めくくりのエクササイズは、その日に復習した2つの考え方をまとめて、再び声に出して述べること。そして、翌日の復習につなげればいいのだ。
This second chance with each of these ideas will bring such large advances that we come from these reviews with learning gains so great we will continue on more solid ground, with firmer footsteps and with stronger faith.
- bring [bríŋ] : 「〜を持って来る、〜をもたらす」
- advance [ædvǽns] : 「前進、進歩」
- gain [ɡéin] : 「利益、得ること、獲得、進歩、前進」
- continue with : 「〜を続ける、〜を推進する」
- solid [sɑ́ləd] : 「確固とした、揺るぎない、固体の、固形の」
- ground [ɡráund] : 「根拠、原因、理由、基礎、基盤」
- firm [fə́ːrm] : 「堅い、堅固な、頑丈な、しっかりした」
- footstep [fútstèp] : 「足跡、歩み」
- faith [féiθ] : 「信頼、信用、信じること、信仰、信念」
❖ "This second chance ~ "「これらの考え方一つ一つを伴う二度目の機会は、」締めくくりのエクササイズが二度目のチャンス、という意味。あるいは、より広く捕らえて、復習自体が二度目のチャンスだととらえてもいいだろう。"will bring such ~ "ここは"such ~ that ~ "の構文、「(二度目の機会は)とても大きな進歩をもたらすので、私たちは、これらの復習によって学びから多くのものを得られるし、」"so great we will ~ "「それはとても大きいので、より堅固な基盤に立って、より確実な歩みを続けることが出来、より強い信念を持ち続けることが出来るだろう」。
13. Do not forget how little you have learned.
Do not forget how much you can learn now.
Do not forget your Father's need of you,
As you review these thoughts He gave to you.
- learn [lə́ːrn] : 「学ぶ、知る、分かる」
❖ "Do not forget ~ "「あなたはまだ少ししか学んでいないのだと忘れないように」。"Do not forget ~ "「今あなたは、どんなに多くのことを学ぶことが出来るか、それを忘れないように」。"Do not forget ~ "「神があなたに与えてくれたこれらの考え方を復習しながら、父なる神があなたを必要としていることを決して忘れないように」。