Lesson 295
The Holy Spirit looks through me today.
- look through : 「〜を通して見る」
❖ "The Holy Spirit ~ "「今日、ホーリー・スピリットは私を通して見る」。私の目をホーリー・スピリットに差し出すことで私の目がホーリー・スピリットの目となり、それによって私は真実を見て取れるようになる。
1. Christ asks that He may use my eyes today, and thus redeem the world.
- redeem [ridíːm] : 「罪から救う、罪を贖う」
❖ "Christ asks ~ "「今日キリストは、私の目を使うことで世界を罪の意識から救いたいと求めている」。この世界が幻想であると私の目が見抜き、それを赦すことで幻想を消滅させ、世界を罪という悪夢から救い出す。
He asks this gift that He may offer peace of mind to me, and take away all terror and all pain.
- offer [ɔ́fər] : 「差し出す、〜を提供する」
- take away : 「連れ去る、持ち去る」
- terror [térər] : 「恐怖」
- pain [péin] : 「痛み、苦痛」
❖ "He asks ~ "「この贈り物が私に心の平和を差し出し、すべての恐怖と痛みを取り除くようにと、キリストは求めている」。世界の幻想性が赦されて消滅すれば、罪の意識という恐れも心の痛みも消えてしまう。
And as they are removed from me, the dreams that seemed to settle on the world are gone.
- remove [rimúːv] : 「取り除く、取り去る」
- settle [sétl] : 「定着させる、据える」
❖ "And as they ~ "「そして恐れと痛みが私から取り除かれるにしたがい、世界に居座っていたかのように見えた夢が去って行く」。はるか昔からずっと居座っていた世界の幻想性、すなわち長い長い悪夢が消滅し、同時に恐れと苦と痛みも消えてしまう。
Redemption must be one. As I am saved, the world is saved with me.
- redemption [ridémpʃən] : 「罪の贖い、贖罪」
- save [séiv] : 「救う、助ける」
❖ "Redemption ~ "「贖罪とは一つに違いない」。"As I am ~ "「私が救われるとき、私と共に世界も救われる」。贖罪とは、罪はないと見抜くことだ。私の肉体的な目が実相的なキリストの目となり、この世界の幻想性が見て取れるようになれば、そして、私がその幻想性を赦して消滅させれば、それだけで目の前の世界全体も幻想から救われる。
For all of us must be redeemed together. Fear appears in many different forms, but love is one.
- redeem [ridíːm] : 「罪から救う、罪を贖う」
- appear [əpíər] : 「〜のように見える、〜と思われる」
- different [dífərənt] : 「違っている、異なる」
- form [fɔ́ːrm] : 「形、外形、姿」
❖ "For all of ~ "「なぜなら、私達はみんな一緒に贖罪されるに違いないからだ」。私も同胞も、もちろん世界全体も、すべては一つの夢に過ぎない。夢から覚めるとき、全体が幻想から解き放たれる。"Fear appears ~ "「恐れは多くの異なった形で現れるが、愛は一つだ」。夢の中の恐れは様々な形で私達を苦しめるが、その悪夢から目覚めれば、目の前に現れる世界は一元論実相世界であり、愛という真実だけが存在する世界である。
2. My Father, Christ has asked a gift of me, and one I give that it be given me.
- ask of : 「〜に要求する」
❖ "My Father ~ "「我が父なる神よ、キリストは私からの贈り物を求めています」。私の肉体的な目をキリストの実相的な目と交換することを求めています。"and one ~ "「ひとたび私がそれを与えると、それは私にも与えられます」。肉体的な目が捉えた幻想は消滅し、キリストのヴィジョンが私にも見え始めます。
Help me to use the eyes of Christ today, and thus allow the Holy Spirit's Love to bless all things which I may look upon, that His forgiving Love may rest on me.
- allow [əláu] : 「許す、許可する」
- bless [blés] : 「〜を祝福する、清める」
- look upon : 「〜を見る」
- forgive [fərɡív] : 「許す、容赦する」
- rest [rést] : 「ある、休む」
- rest on : 「注がれる、向けられる」
❖ "Help me ~ "「今日、私がキリストの目を使えるように手助けしてください」。"and thus ~ "「そうすれば、私が目にするあらゆるものをホーリー・スピリットの愛が祝福できるようになりますし、ホーリー・スピリットの赦しの愛が私にも注がれるでしょう」。今まで私の目がでっち上げてきた幻想の光景がキリストのヴィジョンに置き換わり、ホーリー・スピリットとしてのキリストの愛が、赦しによって真実に目覚めた私を祝福してくれるはずです。
Lesson 296
The Holy Spirit speaks through me today.
- speak through : 「〜を通して話す」
❖ "The Holy Spirit ~ "「今日、ホーリー・スピリットは私を通して語る」。ホーリー・スピリットは私の声を使って実相的真実を語る。
1. The Holy Spirit needs my voice today, that all the world may listen to Your Voice, and hear Your Word through me.
- listen [listen] to : 「耳を傾ける、聴く、聞く」
❖ "The Holy Spirit ~ "「今日、ホーリー・スピリットは私の声を必要としています」。"that all ~ "「そうすれば、世界のすべての人たちがあなたの声に耳を傾けるでしょうし、私を通してあなたの言葉を聞くでしょう」。
I am resolved to let You speak through me, for I would use no words but Yours, and have no thoughts which are apart from Yours, for only Yours are true.
- resolve [rizάlv] : 「決心する、決意する」
- resolved : 「決心した、決意した」
- thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考」
- apart from : 「〜から離れて、〜は別として」
❖ "I am resolved ~ "「私は、あなたが私を通して語ってもらおうと決心しました」。"for I would ~ "「なぜなら、私はあなたの言葉以外の言葉を使おうと思いませんし、あなたの思いを離れたどんな思いも私は持ち合わせていないからです」。"for only ~ "「なぜなら、あなたの思いだけが真実だからです」。
I would be savior to the world I made. For having damned it I would set it free, that I may find escape, and hear the Word Your holy Voice will speak to me today.
- savior [séiviər] : 「救い手、救い主」
- damn [dǽm] : 「ダメにする、〜をのろう」
- set ~ free : 「〜を解放する」
- escape [iskéip] : 「逃亡、脱出」
❖ "I would be ~ "「私は自分がでっち上げた世界の救い主になりたいと思います」。私が夢の中ででっち上げたこの幻想世界を赦し、消滅させ、実相世界へ目覚めたいと思います。私が救われることは世界が救われることと同じです。"For having ~ "「なぜなら、この世界をめちゃくちゃにしてしまったので、世界を解放したいからです」。"that I may ~ "「そうすれば、私は脱出口を見つけることが出来るでしょうし、今日、あなたの神聖な声が私に語りかける言葉を聞くことが出来るでしょう」。
2. We teach today what we would learn, and that alone.
- learn [lə́ːrn] : 「学ぶ、知る、分かる」
- alone [əlóun] : 「もっぱら、それだけ」
❖ "We teach ~ "「今日、私達は学ぶこと、ただそれだけを教える」。自分の妄想をでっち上げて、それを教えたりしない。
And so our learning goal becomes an unconflicted one, and possible of easy reach and quick accomplishment.
- goal [ɡóul] : 「目標、目的」
- conflicted [kənflíktid] : 「矛盾した」
- possible [pάsəbl] : 「可能なこと」
- easy [íːzi] : 「たやすい、容易な」
- reach [ríːtʃ] : 「届くこと、届く範囲」
- quick [kwík] : 「迅速な、速い」
- accomplishment [əkɑ́mpliʃmənt] : 「成就、達成」
❖ "And so our ~ "「そうすれば、私達の学びの目標は矛盾のないものとなり、容易に到達し、簡単に達成できるものとなる」。偽りを排除し、真実だけを学ぶことになるので、学びの達成は容易で迅速だ。
How gladly does the Holy Spirit come to rescue us from hell, when we allow His teaching to persuade the world, through us, to seek and find the easy path to God.
- gladly [ɡlǽd] : 「喜んで、喜々として」
- rescue [réskjuː] : 「〜を救う」
- hell [hél] : 「地獄、生き地獄」
- allow [əláu] : 「許す、許可する」
- persuade [pərswéid] : 「説得して〜させる」
- seek [síːk] : 「探し求める、捜し出す」
- path [pǽθ] : 「小道、進路」
❖ "How gladly ~ "「ホーリー・スピリットの教えが、私達を通して世界に対し、神へ至るための容易な道を探し、そして見出すように説得してもらうことを許すなら、ホーリー・スピリットはどんなにか喜んで、地獄から私達を救うためにやって来るだろう」。地獄のようなこの幻想世界からの脱出を、私達だけでやり遂げようとしなくてよい。そのための学びを、素直にホーリー・スピリットから受ければいい。ホーリー・スピリットは実相世界に住まう神へ至る道案内をしてくれる。
Lesson 297
Forgiveness is the only gift I give.
- forgiveness [fərɡívnis] : 「許すこと、許し」
❖ "Forgiveness ~ "「赦しは、私が与える唯一の贈り物だ」。この世における理不尽な軋轢と戦うのではなく、この世は幻想なのだと認識し、赦して消滅させること。それが自分が与えることの出来る唯一の贈り物だ。
1. Forgiveness is the only gift I give, because it is the only gift I want. And everything I give I give myself. This is salvation's simple formula.
- salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い」
- simple [símpl] : 「簡素な、易しい、難しくない」
- formula [fɔ́ːrmjulə] : 「常套手段、いつものやり方」
❖ "Forgiveness ~ "「赦しは、私が与える唯一の贈り物だ」。"because it ~ "「なぜなら、それは私が望む唯一の贈り物だからだ」。一元論の実相世界では与えることと得ることは同一である。世界に与えることと自分が得ることは同じだ。言い換えるなら、赦しという贈り物を世界と分かち合うのである。"And everything ~ "「そして、私が与えるすべてを、私は自分に与える」。自分が赦せば世界も赦され、世界が赦されることで、さらに自分も赦される。"This is ~ "「これが、救いの単純な方法である」。赦し赦されることで幻想は消滅する。実に単純なのだ。
And I, who would be saved, would make it mine, to be the way I live within a world that needs salvation, and that will be saved as I accept Atonement for myself.
- save [séiv] : 「救う、助ける」
- mine [máin] : 「私のもの」
- within [wiðín] : 「〜の中に、〜の内側に」
- accept [æksépt]: 「受け入れる、承認する」
- atonement [ətóunmənt] : 「償い、贖罪」
❖ "And I ~ "「そして、救われたいと願う私は、救いを自分のものにしたいと思っている」。自分の心に巣くう罪の意識から救われたいと願っている。実相的な贖罪を求めている。"to be the way ~ "「それが、救いを必要とする世界の中での生き方となる」。"and that ~ "「そうすれば、私が私自身のために贖罪を受け入れるとき、世界も救われることになる」。幻想を赦しによって消滅させ、罪の意識も払拭するという生き方をする。言い換えれば、贖罪を現実化するキリストの生き方を実践する。
2. Father, how certain are Your ways; how sure their final outcome, and how faithfully is every step in my salvation set already, and accomplished by Your grace.
- certain [sə́ːrtn] : 「確実な、確かな」
- sure [ʃúər] : 「確かな、確実な、確固とした」
- final [fáinl] : 「最後の、最終の」
- outcome [áutkʌ̀m] : 「結果、結末」
- faithfully [féiθfəli] : 「忠実に、誠実に、正確に」
- accomplish [əkɑ́mpliʃ] : 「成し遂げる、成就する」
- grace [gréis] : 「神の恩寵、神の愛」
❖ "Father, how ~ "「父なる神よ、あなたへ至る道はなんと確実であることでしょう」。赦しによって実相世界へ至る道は確実です。"how sure ~ "「その最終結果もなんと確かなことでしょう」。神への回帰も確かです。"and how faithfully ~ "「また、なんと正確に、私の救いにおける各ステップがすでにセットされ、あなたの恵みによって確実に成就するように定められているのでしょう」。神の計画はすでに完了しているのですね。
Thanks be to You for Your eternal gifts, and thanks to You for my Identity.
- eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、不変の」
- identity [aidéntəti] : 「正体、アイデンティティー」
❖ "Thanks be ~ "「永遠の贈り物をくださったあなたに感謝します」。"and thanks ~ "「そして、私にアイデンティティーを与えてくれたあなたに感謝します」。私に神の子というアイデンティティーを与えてくれた神に感謝します。
Lesson 298
I love You, Father, and I love Your Son.
❖ "I love You ~ "「父なる神よ、私はあなたを愛しています」。"and I love ~ "「そして、あなたの子を私は愛しています」。自分は神を愛し、また、神が創造した神の子である自分自身と同胞達を愛する。
1. My gratitude permits my love to be accepted without fear. And thus am I restored to my reality at last.
- gratitude [ɡrǽtətjùːd] : 「感謝、感謝の気持ち」
- permit [pərmít] : 「許可する、許す、認める」
- accept [æksépt] : 「認める、受け入れる」
- restore [ristɔ́ːr] : 「回復させる、修復する」
- reality [riǽləti] : 「現実、実在」
- at last : 「ついに、とうとう」
❖ "My gratitude ~ "「私の感謝の気持ちは、私の愛が恐れることなく受け入れられることを許す」。自分を創造してくれた神に対する感謝の気持ちを忘れずにいれば、何の恐れもなく、神への私の愛が神に受け入れてもらえるはずだと確信できる。"And thus ~ "「こうして、ついに私は私の実相へと修復される」。神への愛を受け入れてもらうことで、神の子として実在する本当の自分を取り戻すことが出来る。
All that intruded on my holy sight forgiveness takes away. And I draw near the end of senseless journeys, mad careers and artificial values.
- intrude [intrúːd] : 「侵入する、立ち入る」
- forgiveness [fərɡívnis] : 「許すこと、許し」
- take away : 「連れ去る、持ち去る」
- draw [drɔ́ː] : 「近づく」
- draw near : 「〔時などが〕だんだんと近づく」
- senseless [sénslis] : 「愚かな、無意味な」
- journey [dʒə́ːrni] : 「旅、旅行」
- mad [mǽd] : 「熱中した、夢中になった」
- career [kəríər] : 「職業、経路、経歴」
- artificial [ὰːrtəfíʃəl] : 「人工的な、偽りの」
- value [vǽljuː] : 「価値、値打ち」
❖ "All that intruded ~ "「私の神聖な視界に侵入するものすべてを、赦しが持ち去ってしまう」。実在する実相の神聖な光景を汚すような錯覚や幻想を、赦しによって排除し消滅させる。"And I draw ~ "「そして私は、無意味な旅路、熱狂した経歴、作為的な価値観などの終焉に近づいている」。社会的な成功や地位が欲しいという欲、名声欲、物欲、金欲、権力欲、支配欲、等々に突き動かされてきた生き方を無意味な旅だったと悟って消滅させ、実相的な本当の生き方に近づいていく。
I accept instead what God establishes as mine, sure that in that alone I will be saved; sure that I go through fear to meet my Love.
- instead [instéd] : 「代わりに、それよりむしろ」
- establish [istǽbliʃ] : 「確立する、制定する」
- mine [máin] : 「私のもの」
- sure that : 「〜を確実と思う」
- alone [əlóun] : 「独りで、単独で」
- go through : 「通り抜ける、通過する」
- meet [míːt] : 「〜に会う、〜と会合する」
❖ "I accept ~ "「その代わり、私のものだと神が確立してくれたものを私は受け入れる」。幻想世界で追い求めていたものの代わりに、神が私に与えてくれた実相生活を求める。"sure that ~ "「ただその中にあってこそ、私は救われると確信している」。"sure that I ~ "「恐れを通り越して、私は私の愛そのものである神に出会えると確信する」。幻想を排除し実相世界に住まう神の愛を求めれば、神の子を創造した神の愛にきっと出会えるはずだ。
2. Father, I come to You today, because I would not follow any way but Yours. You are beside me. Certain is Your way.
- follow [fάlou] : 「〜の後について行く、〜に従う」
- beside [bisáid] : 「〜のそばに、〜の傍らに」
❖ "Father, I ~ "「父なる神よ、今日私はあなたの下(もと)へ参ります」。"because I ~ "「なぜなら、私はあなたへ至る道以外の道を辿りたくないからです」。"You are ~ "「あなたは私の側にいてくれます」。"Certain is ~ "「あなたへ至る道は確実なのです」。
And I am grateful for Your holy gifts of certain sanctuary, and escape from everything that would obscure my love for God my Father and His holy Son.
- grateful [ɡréitfəl] : 「感謝する、感謝している」
- certain [sə́ːrtn] : 「確実な、確かな」
- sanctuary [sǽŋktʃuèri ] : 「聖域、神聖な場所」
- escape [iskéip] : 「逃げる、脱出する」
- obscure [əbskjúər] : 「〜を曖昧にする、見えなくする」
❖ "And I am ~ "「そして、確実な聖域というあなたの神聖な贈り物に感謝します」。神の子として、自分の故郷が天の王国であることに感謝します。そこは神が私に与えてくれた神聖な聖域です。"and escape from ~ "「そして、私の父なる神や神聖な神の子に対する私の愛を曖昧にしようとするあらゆるものから私は逃れます」。神に疑念を抱かせるような、エゴの仕掛ける幻想の罠から私は逃れます。