Lesson 93
Light and joy and peace abide in me.
- joy [dʒɔ́i] : 「喜び、歓喜」
- abide [əbáid] : 「とどまる、居住する」
❖ "Light and ~ "「光と喜び、そして平和は、私の心の中に住んでいる」。幻想から実相へ、闇から光へと目覚めたあなたの心は喜びと平和で満たされる。この状態があなたの本当の姿であり、苦と痛みに苛(さいな)まれた姿はあなたがでっち上げた幻想に過ぎない。
1. You think you are the home of evil, darkness and sin. You think if anyone could see the truth about you he would be repelled, recoiling from you as if from a poisonous snake.
- evil [íːvəl] : 「邪悪、不正、不道徳」
- darkness [dάːrknis] : 「暗がり、暗闇」
- sin [sín] : 「罪、罪悪、ばかげたこと、過失、罪業」
- truth [trúːθ] : 「現実、事実、真相、真理、本当のこと」
- repel [ripél] : 「撃退する、拒絶する」
- recoil [rikɔ́il] : 「後ずさりする、たじろぐ、萎縮する、ひるむ」
- as if : 「あたかも〜かのように、〜と言わぬばかりに」
poisonous [pɔ́izənəs] : 「有毒な、毒を含む、毒のある、有害な」
❖ "You think you ~ "「あなたは、あなたが邪悪と闇と罪の住み家だと思っている」。"You think if ~ "意訳する、「もし誰かがあなたの真実を見ることが出来たら、まるであなたが毒蛇であるかのようにあなたを拒絶してひるむだろうと、あなたは思っている」。ここの『あなたの真実』とは、あなたが邪悪と闇と罪の住み家だということ。あなたは、自分の真実を誤解しているのだ。
You think if what is true about you were revealed to you, you would be struck with horror so intense that you would rush to death by your own hand, living on after seeing this being impossible.
- reveal [rivíːl] : 「暴く、漏らす、知らせる、示す、明かす、暴露する」
- struck [strʌ́k] : 「strikeの過去・過去分詞形」
- strike [stráik] : 「突く、打つ、襲う、飛びかかる」
- horror [hɔ́ːrər] : 「恐怖、激しい不快感、嫌悪、憎悪」
- intense [inténs] : 「強烈な、激しい、非常に強い」
- rush [rʌ́ʃ] : 「大急ぎでする、突進する、急ぐ」
- death [déθ] : 「死、死亡」
- impossible [impάsəbl] : 「不可能な、とてもあり得ない、出来ない」
❖ "You think if ~ "「もしあなたに関する真実があなたに明かされたら、あまりにも強烈な恐れに襲われ、そんなものを見た後に生きていくなんて不可能だと考えて、自らの手による死に突進するだろう、とあなたは思っている」。自分の心の中に潜む邪悪と闇と罪を目の当たりにしたら、もう生きてはいけないと思って自殺さえ決意するだろう。
2. These are beliefs so firmly fixed that it is difficult to help you see that they are based on nothing. That you have made mistakes is obvious.
- belief [bilíːf] : 「信じること、信念、信仰、信条、信用、信頼」
- firmly [fə́ːrmli] : 「しっかりと、きっぱりと、断固として、確固として」
- fixed [fíkst] : 「固定した、定着した、一定の、不変の」
- difficult [dífikʌ̀lt] : 「困難な、厳しい」
- based [béist] : 「〜に拠点のある、〜をベースにした」
- based on : 「〜に基づいている」
- mistake [mistéik] : 「思い違いする、間違える」
- obvious [ɑ́bviəs] : 「明らかな、疑う余地のない、見え透いた」
❖ "These are beliefs ~ "意訳する、「あまりにも固くそう信じているので、そんな思いが無に基づいているとあなたに気づかせるのは困難である」。邪悪と闇と罪は単なる幻想だとあなたに気づかせることは難しい。"That you have ~ "「あなたが誤っていることは明らかである」。あなたが自分に関して信じてることは誤りである。
That you have sought salvation in strange ways; have been deceived, deceiving and afraid of foolish fantasies and savage dreams; and have bowed down to idols made of dust,--all this is true by what you now believe.
- sought [sɔ́ːt] : 「seek の過去・過去分詞形」
- seek [síːk] : 「探し求める、捜し出す、捜索する」
- salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い、救世」
- strange [stréindʒ] : 「奇妙な、変わった、変な」
- way [wéi] : 「方法、やり方、手段、方途、様式」
- deceive [disíːv] : 「欺く、惑わす、だます、裏切る」
- be afraid of : 「〜を恐れる、〜を怖がる」
- foolish [fúːliʃ] : 「愚かな、分別のない、ばつが悪い、恥ずかしい」
- fantasy [fǽntəsi] : 「想像、空想、妄想、幻覚」
- savage [sǽvidʒ] : 「凶暴な、残酷な、野蛮な、残忍な、殺伐とした」
- bow [baʊ] down : 「従う、屈服する、〜を崇拝する」
- idol [áidl] : 「偶像、崇拝の対象、虚像、幻想」
- dust [dʌst] : 「ちり、ほこり、粉塵、ごみ」
❖ "That you have ~ "「あなたが奇妙な方法で救いを探し出そうとして来たこと、騙されたり騙したり、愚かな妄想や残酷な夢を恐れ、塵(ちり)から作られた偶像を崇拝して来たこと、そのすべては、今あなたが信じていることから見れば本当である」。あなたが幻想に翻弄されてきたことは明白な事実であり、今のあなたにはそれしか見えない。物とお金があなたを救い、権力や地位があなたを救い、そのためには他者を騙しても自分を騙しても平気である。それが、ここで言う『奇妙な方法』である。その考えを主導し、あなたを唆(そそのか)しているのがエゴである。塵から作られた偶像である。
3. Today we question this, not from the point of view of what you think, but from a very different reference point, from which such idle thoughts are meaningless.
- question [kwéstʃən] : 「質問する、〜を疑問に思う」
- point of view : 「観点、視点、見方、見解、考え方」
- different [dífərənt] : 「相違する、違っている、異なる」
- reference [réfərəns] : 「参照、参考」
- reference point : 「基準点、標点」
- idle [áidl] : 「動いていない、無意味な、無駄な」
- thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思索、思想、見解」
- meaningless [míːniŋlis] : 「意味のない、無意味な」
❖ "Today we question ~ "「今日は、このことに疑問を呈してみる」。今まで事実だと信じてきた幻想に疑問を呈してみる。"not from the point ~ "「あなたが思っていることから見るのではなく、」つまり、あなたがどう思ってどう感じているか、という知覚レベルの視点から疑問を呈するのではなく、"but from a very ~ "意訳する、「それとはまったく異なる観点から、つまり、根拠のない考えは無意味なのだという観点から見てみるのだ」。知覚や頭脳レベルから見るのではなく、実在しないものは無意味なのだという観点から、つまり、実相レベルから現状を見直してみよう、ということ。
These thoughts are not according to God's Will. These weird beliefs He does not share with you.
- according to : 「〜に従って、〜と一致して、〜に準じて」
- will [wíl] : 「意志、意欲、願望」
- weird [wiərd] : 「奇妙な、風変わりな、変な、変わった」
- share [ʃέər] : 「分かち合う、共有する」
❖ "These thoughts ~ "「これらの思いは神の意志とそぐわない」。"These weird ~ "「これらの奇妙な信念を、神はあなたと分かち合うことはない」。愚かな妄想や残酷な夢に翻弄されること、塵(ちり)から作られた偶像を崇拝すること、等々は、神があなたにしてほしいことではない。神はあなたに、幻想の中で生きてほしいなどとは意志していない。
This is enough to prove that they are wrong, but you do not perceive that this is so.
- enough [inʌ́f] : 「十分な、足りる」
- prove [prúːv] : 「証明する、〜が…であることを示す」
- wrong [rɔ́ːŋ] : 「間違った、誤っている、不適切な、悪い」
- perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜に気付く、〜を見抜く」
❖ "This is enough ~ "「これらの思いが誤りであることは、これだけで十分証明出来る」。神の意志に一致しているかどうかを検討するだけで、それが真実か誤りか、すぐにわかる。"but you do not ~ "「しかしあなたは、このことがそうだとは知覚していない」。神の意志が何であるかわからないから、肉体的な知覚と頭脳に頼って、目に見える現状を現実だと認識し、苦と痛みの世界が実在だと信じ、さらにエゴを崇拝して弱肉強食の世を生き延びようとする。あるいは、苦と痛みは神が与えた試練に違いないと信じて自分を騙すのである。さらに、苦と痛みの末に待ち構える死を、神が与えてくれる天国への入場券だと信じ、自分を騙すのだ。あなたが知覚する苦も痛みも、そして死も、あなたが夢の中で見ている幻想であって、神の意志とはまったく無関係である。そんな簡単なことを、あなたは知ろうとしない。
4. Why would you not be overjoyed to be assured that all the evil that you think you did was never done, that all your sins are nothing, that you are as pure and holy as you were created, and that light and joy and peace abide in you?
- overjoyed [ouvərdʒɔ́i] : 「大喜びの」
- assured [əʃúərd] : 「確実な、自信のある、確信を持った、確信して」
- evil [íːvəl] : 「邪悪、不正、不道徳」
- done [dʌ́n] : 「doの過去分詞」
- sin [sín] : 「罪、罪悪、ばかげたこと、過失、罪業」
- pure [pjúər] : 「純粋な、清潔な清らかな、きれいな」
- holy [hóuli] : 「神聖な、聖なる」
- create [kriéit] : 「創造する、創り出す」
- joy [dʒɔ́i] : 「喜び、歓喜」
- abide [əbáid] : 「とどまる、居住する」
❖ "Why would you ~ "「that 以下を確信して、どうして喜ばずにいられよう」。"that all the evil ~ "「あなたがやってしまったと思っている邪悪なことすべては、決してなされてはいないと、あるいは、あなたの罪のすべては無であると、あるいは、あなたは創造されたままに純粋で神聖であると、そして、光と喜びと平和があなたの心の中に宿っていると」確信して、どうして喜ばずにいられよう。
Your image of yourself cannot withstand the Will of God. You think that this is death, but it is life. You think you are destroyed, but you are saved.
- withstand [wiðstǽnd] : 「 〜に抵抗する、逆らう、耐える、持ちこたえる」
- death [déθ] : 「死、死亡」
- destroy [distrɔ́i] : 「〜を破壊する、ぶち壊す、破損する」
- save [séiv] : 「救う、助ける」
❖ "Your image ~ "「あなた自身のイメージは、神の意志に逆らうことなど出来ない」。自分は罪深い邪悪な存在だという自己イメージをあなたは作り上げているが、それは幻想である。神があなたをそのように創造しようと意志したことはない。"You think that ~ "「あなたは、これは死だと思っているが、しかしそれは命である」。神から分離したあなたは、神の意志に従うことは自分の自由意志を奪われることであり精神的な死であると思っているが、そうではない。神の意志にそって生きることこそ、あなたの命なのだ。"You think you ~ "「あなたは破壊されると思っているが、しかし、あなたは救われるのだ」。
5. The self you made is not the Son of God. Therefore, this self does not exist at all.
- therefore [ðέərfɔ̀ːr] : 「それ故に、そのために、従って、だから」
- exist [iɡzíst] : 「存在する、生きている、生存する」
- at all : 「全く〜ない、全然〜ない、少しも〜ない」
❖ "The self you ~ "「あなたがでっち上げた自己は、神の子ではない」。"Therefore, this ~ "「したがって、そんな自己はまったく存在しない」。あなたは、神の子という真実から目をそらして、神に対抗し得るエゴという自己イメージをでっち上げた。しかし、それは虚偽であり、したがって幻想であって存在し得るものではない。
And anything it seems to do and think means nothing. It is neither bad nor good. It is unreal, and nothing more than that.
- mean [míːn] : 「〜を意味する、…とは〜を指す」
- neither [níːðər] A nor B : 「AでもなくBでもない、AとBのどちらも〜ない」
- bad [bǽd] : 「悪い、ひどい、ろくでもない、不良な、偽の」
- unreal : 「実在しない、非現実的な、幻想的な、空想的な」
- more than : 「〜を超える、〜より多い、〜を上回る」
❖ "And anything ~ "「あなたがでっち上げた自己がやったり考えたりしているように見えることは、意味をもたない」。幻想の自己が考えたり行動したりしていることは、幻想の枠を超えることは出来ないから、それ自体も幻想である。したがって、意味はない。"It is neither ~ "「それは、悪くも良くもない」。意味のない幻想なのだから、良くも悪くもない。意味がないのだ。"It is unreal ~ "「それは非実相的であり、それ以上のものではない」。幻想は非実相である。実在しない。夢であり、それ以上のものではない。
It does not battle with the Son of God. It does not hurt him, nor attack his peace.
- battle [bǽtl] with : 「〜と戦う、〜と争う」
- hurt [hə́ːrt] : 「〜を傷つける」
- attack [ətǽk] : 「〜を襲う、〜を攻撃する、〜を非難する」
❖ "It does not ~ "「あなたがでっち上げた自己は、神の子と戦うことは出来ない」。幻想が実相と戦うことは不可能だ。"It does not ~ "「あなたがでっち上げた自己は、神の子を傷つけることは出来ないし、神の子の平和を攻撃することも不可能だ」。
It has not changed creation, nor reduced eternal sinlessness to sin, and love to hate.
- change [tʃéindʒ] : 「〜を変える、〜を変更する、〜を変換する」
- creation [kriéiʃən]: 「創造、創作、創作物、作品」
- reduce [ridjúːs] : 「 減らす、減じる、削減する」
- eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、不変の、永久の、不滅の」
- sinlessness [sínlisnis] : 「罪のないこと、無辜」
- hate [héit] : 「憎悪、憎しみ、嫌悪」
❖ "It has not ~ "「あなたがでっち上げた自己は、神が創造したものを変えることは出来なかったし、永遠の無辜(むこ)性を罪に、愛を憎しみに貶(おとし)めることも出来なかった」。
What power can this self you made possess, when it would contradict the Will of God?
- possess [pəzés] : 「〜を所有する、保有する、持つ、〜に取り付く」
- contradict [kɑ̀ntrədíkt] : 「〜と矛盾する、相反する 、〜を否定する」
❖ "What power can ~ "「神の意志に反するとき、あなたがでっち上げた自己は、いったどんなパワーを持ち得るだろうか」。
6. Your sinlessness is guaranteed by God. Over and over this must be repeated, until it is accepted. It is true. Your sinlessness is guaranteed by God.
- guarantee [gæ̀rəntíː] : 「保証する、請け合う」
- repeat [ripíːt] : 「〜を繰り返す、〜を繰り返して言う」
- until [əntíl] : 「〜する時まで」
- accept [æksépt] : 「承認する、認める、容認する、受け入れる」
- true [trúː] : 「真の、真実の、本当の、本物の」
❖ "Your sinlessness ~ "「あなたに罪はないということは、神によって保証されている」。"Over and over ~ "「このことは、何度も何度も繰り返し述べる必要がある」。"It is ~ "「それは真実だ」。"Your sinlessness ~ "「あなたに罪はないということは、神によって保証されている」。
Nothing can touch it, or change what God created as eternal. The self you made, evil and full of sin, is meaningless. Your sinlessness is guaranteed by God, and light and joy and peace abide in you.
- touch [tʌ́tʃ] : 「動かす、いじる、手を出す」
- eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、不変の、永久の、不滅の」
- full [fúl] : 「いっぱいの、満ちた、最大限の、充実した、活動的な」
❖ "Nothing can ~ "「神が永遠性を与えて創造したものに対して、何者も手出しをすることは出来ない」。"The self you ~ "「邪悪で罪に満ちているものしてあなたがでっち上げた自己は、意味がない」。"Your sinlessness is ~ "「あなたに罪はないということは、神によって保証されていおり、光と喜びと平和はあなたの心の中に住まう」。
7. Salvation requires the acceptance of but one thought;--you are as God created you, not what you made of yourself.
- salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い、救世」
- require [rikwáiər] : 「〜を必要とする、求める、〜に要求する」
- acceptance [əkséptəns] : 「受け入れること、承諾、承認、受諾、容認」
- thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思索、思想、見解」
❖ "Salvation requires ~ "「救いは、ただ一つの思いを受け入れることを求めている」。"you are as ~ "「それは、あなたは神が創造したままのあなたであり、あなたがでっち上げたあなたではない、ということである」。
Whatever evil you may think you did, you are as God created you. Whatever mistakes you made, the truth about you is unchanged.
- whatever [hwʌtévər] : 「どんな〜が〜でも、どんな〜を〜しても」
- evil [íːvəl] : 「邪悪、不正、不道徳」
- mistake [mistéik] : 「ミス、誤り、過ち、思い違い、誤解」
- unchanged [ʌntʃéindʒd] : 「変化していない、不変の、変わらない」
❖ "Whatever evil you ~ "「あなたが、どんなに悪いことやってしまったと思おうが、あなたは神が創造したままのあなたである」。"Whatever mistakes ~ "「あなたがどんな過ちを犯したとしても、あなたの真実は変わらない」。あなたがこの幻想世界でどんな過ちを犯したとしても、それは過ちを犯した夢を見ているだけであって、夢から目覚めたあなたは神が創造したままの神の子である。永遠に不変の事実であり、真実である。
Creation is eternal and unalterable. Your sinlessness is guaranteed by God.
- unalterable [ʌnɔ́ːltərəbl] : 「不変の」
❖ "Creation is ~ "「神の創造は永遠であり、不変である」。神が創造したものは永遠に存在し、変えることは出来ない。"Your sinlessness ~ "「あなたに罪はないということは、神によって保証されている」。
You are and will forever be exactly as you were created. Light and joy and peace abide in you because God put them there.
- forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
- exactly [iɡzǽktli] : 「正確に、厳密に、ぴったり、きっちり」
- put [pút] : 「置く、ある状態に〜を置く」
❖ "You are and ~ "「あなたは、正確に、あなたが創造されたままであり、永遠にそのままであり続ける」。"Light and joy ~ "「光と喜びと平和はあなたの心の中に住まう」。"because God ~ "「なぜなら、神があなたの心の中にそれらを置いたのだから」。
8. In our longer exercise periods today, which would be most profitable if done for the first five minutes of every waking hour, begin by stating the truth about your creation:
Light and joy and peace abide in me.
My sinlessness is guaranteed by God.
- profitable [prάfitəbl] : 「利益になる、有益な、ためになる」
- waking [wéikiŋ] : 「起きている」
- state [stéit] : 「述べる、はっきり言う、提示する」
❖ "In our longer ~ "意訳する、「今日の長めの練習においては、起きているときの1時間ごとに、初めの5分間を利用すれば最も効果が上がるのだが、あなたがどう創造されたかについて真実をはっきり述べることから始めなさい」。"Light and joy ~ "「光と喜びと平和が私の心の中に住まう」。"My sinlessness ~ "「私の無辜性は神によって保証されている」。
Then put away your foolish self-images, and spend the rest of the practice period in trying to experience what God has given you, in place of what you have decreed for yourself.
- put away : 「片付ける、しまう、しまい込む」
- foolish [fúːliʃ] : 「愚かな、分別のない、ばつが悪い、恥ずかしい」
- spend [spénd] : 「使う、費やす」
- rest [rést] : 「残り、残っているもの、残りの部分、残余」
- experience [ikspíəriəns] : 「〜を経験する、〜を体験する」
- given [ɡívən] : 「giveの過去分詞形」
- in place of : 「〜の代わりに、〜の代理で」
- decree [dikríː] : 「〜を運命づける、〜を命令する、宣言する」
❖ "Then put away ~ "「その後、あなたの愚かな自己イメージを片付けてしまって、残りの練習時間を、あなたが自分自身に運命づけたものに代えて、神があなたに与えてくれたものを体験するように努める時間に当てなさい」。
9. You are what God created or what you made. One Self is true; the other is not there. Try to experience the unity of your one Self. Try to appreciate Its Holiness and the love from which It was created.
- experience [ikspíəriəns] : 「〜を経験する、〜を体験する」
- unity [júːnəti] : 「単一性、一つである状態、調和、結合体」
- appreciate [əpríːʃièit] : 「よく理解する、真価を認める、感謝する」
- holiness [hóulinis] : 「神聖、神聖さ、高潔」
❖ "You are what ~ "「あなたは、神が創造したものか、あるいはあなたがでっち上げたものか、そのいずれかである」。"One Self ~ "「一方の自分だけが真実であり、他方はそこにない」。"Try to experience ~ "「本当のあなた自身と一体になる経験をするように努めなさい」。"Try to appreciate ~ "意訳する、「本当のあなたを創造した(神の)神聖さと愛を正しく認識するように努めなさい」。あなたを神の子として創造した神の愛と神聖さをよく理解し、それこそが本当のあなた自身なのだと受け入れるべきである。
Try not to interfere with the Self which God created as you, by hiding Its majesty behind the tiny idols of evil and sinfulness you have made to replace It.
- interfere [ìntərfíər] with : 「〜を妨げる、〜を邪魔する」
- hide [háid] : 「隠す、隠蔽する、秘密にする」
- majesty [mǽdʒəsti] : 「尊厳、威厳」
- behind [biháind] : 「〜の後ろに、後方に、〜の裏側に、〜の陰に」
- tiny [táini] : 「とても小さい、ちっぽけな」
- idol [áidl] : 「偶像、崇拝の対象、虚像、幻想」
- sinfulness [sínfəlnis] : 「罪深さ、罰当たりであること」
- replace [ripléis] : 「〜に取って代る、〜を交換する、置き換える」
❖ "Try not to interfere ~ "「〜することで、本当のあなたとして神が創造した自己の邪魔をしないように努めなさい」。"by hiding Its ~ "「本当のあなたの尊厳を、その代わりにあなたがでっち上げた邪悪さと罪深さのちっぽけな偶像の背後に隠すことによって、」本当のあなたとして神が創造した自己の邪魔をしないように努めなさい。エゴという偶像に自己を明け渡して、神の子という尊厳を傷つけるようなことをしてはいけない。
Let It come into Its Own. Here you are; This is You. And light and joy and peace abide in you because this is so.
- come into : 「〜に加わる、〜に入ってくる」
❖ "Let It come ~ "意訳する、「神の子としての尊厳を、神の子自身の中に取り戻しなさい」。あなたの心の中に、神の子の尊厳を取り戻しなさい。"Here you are ~ "「さあ、これがあなたのだ」。"And light and ~ "「そうすれば、光と喜びと平和があなたの心の中に宿る」。"because this ~ "意訳する、「なぜなら、これこそが神の子としての尊厳の表れなのだから」。
10. You may not be willing or even able to use the first five minutes of each hour for these exercises.
- be willing to : 「〜する意思がある、進んで〜する、〜に前向きである」
- be able to : 「〜することができる、〜し得る、〜が可能である」
❖ "You may not ~ "「これらのエクササイズのために、各1時間のうちの最初の5分を使いたくない、あるいは使うことが出来ないと思っているかもしれない」。エゴの抵抗である。不安と自信のなさを利用して、あなたを幻想に引き留めようとする。
Try, however, to do so when you can. At least remember to repeat these thoughts each hour:
Light and joy and peace abide in me.
My sinlessness is guaranteed by God.
- however [hauévər] : 「けれども、しかしながら、また一方」
- at least : 「少なくとも、最少に見ても」
- remember [rimémbər] : 「〜を覚えている、〜を思い出す」
- repeat [ripíːt] : 「〜を繰り返す、〜を繰り返して言う」
- thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思索、思想、見解」
❖ "Try, however ~ "「しかし、出来るときにやってみようと努めなさい」。無理はせずに、出来そうだと思ったときにやればいい。エゴと戦ってはいけないのだ。エゴと戦うことでエゴを現実化させてしまうからだ。エゴの抵抗をやり過ごし、心がリラックスした時を狙ってエクササイズを実行すればいい。"At least remember ~ "「少なくとも、1時間ごとにこれらの考えを繰り返し述べることを忘れないようにしなさい」。気負わずに、淡々と練習をこなすこと。エゴの誘惑に負けないコツである。
Then try to devote at least a minute or so to closing your eyes and realizing that this is a statement of the truth about you.
devote [divóut] : 「充てる、向ける、ささげる、専念させる」
realize [ríːəlàiz] : 「〜に気が付く、悟る、自覚する、実感する」
statement [stéitmənt] : 「発言、意見、声明、陳述、供述」
❖ "Then try to ~ "「そして1分か2分、目を閉じて、これがあなたの真実を宣言したものであると自覚する時間に充てなさい」。光と喜びと平和に満たされた心こそがあなた自身の真実である。神の子としての尊厳を自覚するのである。
11. If a situation arises that seems to be disturbing, quickly dispel the illusion of fear by repeating these thoughts again.
- situation [sìtʃuéiʃən] : 「状況、場所、状態、立場、事情」
- arise [əráiz] : 「起こる、生じる、現れる、生まれる、発生する」
- disturb [distə́ːrb] : 「〜を不安にさせる、乱す、動揺させる」
- quickly [kwíkli] : 「速く、すぐに」
- dispel [dispél] : 「〜を追い払う、払いのける、払拭する」
- illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚、錯覚」
- fear [fíər] : 「恐れ、恐怖、懸念、心配、不安」
- again [əɡéin] : 「再び、かさねて、この場合もやはり」
❖ "If a situation ~ "「心を乱すような状況が起こったときはすぐに、これらの考えを繰り返し述べることで、恐れを抱かせる幻想を払拭しなさい」。エゴの抵抗、エゴの誘惑に出会ったら、今日のテーマを繰り返し述べて、エゴの囁(ささや)きは幻想に過ぎないと自分に言い聞かせればいい。
Should you be tempted to become angry with someone, tell him silently:
Light and joy and peace abide in you.
Your sinlessness is guaranteed by God.
- should [ʃəd] : 「万一〜ならば」
- tempt [témpt] : 「〜を誘惑する、〜を唆す」
- become [bikʌ́m] : 「〜になる」
- angry [ǽŋɡri] : 「腹を立てて、立腹して、怒って、憤りを感じて」
- silently [sáiləntli] : 「静かに、黙って、無言で」
❖ "Should you be ~ "「万が一、あなたが誰かに対して腹を立てたい誘惑に駆られたら、彼に向かって静かに言いなさい」。"Light and joy ~ "「あなたの心の中に、光と喜びと平和が宿っています」。"Your sinlessness ~ "「あなたに罪がないことは、神が保証しています」。あなたと他者はともに神の子であって、自他一如である。あなたに光と喜びと平和が宿っているなら、他者にも光と喜びと平和が宿っている。その事実を他者に向かって語りかけるのだ。エゴは、あなたが自他一如に気付くことを恐れている。エゴは分離を象徴する偶像だからだ。そこでエゴは、あなたが他者に対して怒りを抱いたり、攻撃したり、憎んだりすることをけしかける。エゴの誘惑であり、策略である。
You can do much for the world's salvation today. You can do much today to bring you closer to the part in salvation that God has assigned to you.
- do much for : 「〜に貢献する」
- bring [bríŋ] : 「〜を持って来る、〜をもたらす」
- part [pάːrt] : 「役割、責任、義務」
- assign [əsáin] : 「〜を割り当てる、指定する、任命する、与える」
❖ "You can do ~ "「あなたは今日、世界の救いのために多くのことが出来る」。"You can do ~ "「あなたは今日、神があなたに割り当てた救いの役割にぐっと近づくために、多くのことが出来る」。エゴが主導する悪夢、つまり、あなたは罪深く、この世は苦と痛みの世界であるという幻想から抜け出し、あなたも他者もともに神の子として光と喜びと平和を宿しているのだという真実に目覚めることが、神があなたに与えた救いのための役割である。
And you can do much today to bring the conviction to your mind that the idea for the day is true indeed.
- conviction [kənvíkʃən] : 「信念、確信」
- indeed [indíːd] : 「実に、本当に、確かに、いかにも、実際には」
❖ "And you can ~ "「そして今日、あなたは、今日のテーマが本当に真実であるとあなたの心に対して確信を抱かせるために、多くのことが出来るのである」。