Lesson 299
Eternal holiness abides in me.
- eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、不滅の」
- holiness [hóulinis] : 「神聖、神聖さ」
- abide [əbáid] : 「とどまる、居住する」
❖ "Eternal holiness ~ "「永遠の神聖さは私の内にとどまる」。神の子としての神聖さは自分のアイデンティティーそのものである。
1. Eternal holiness is far beyond my own ability to understand or know.
- beyond [bijάnd] : 「〜の向こうに、〜を越えて」
- ability [əbíləti] : 「能力、才能、できること」
❖ "Eternal holiness ~ "「永遠の神聖さは、私自身の理解力や知る能力を遙かに越えている」。永遠の神聖さは神から継承したものなので、人知を遙かに越えたものだ。
Yet God, my Father, Who created it, acknowledges my holiness as His.
- acknowledge [æknάlidʒ] : 「認める、認識する」
❖ "Yet God ~ "「しかし、それを創造した父なる神は、神の神聖さと同じものとして私の神聖さを認めている」。神は自分の神聖さを100%そのままに神の子へ与えた。
Our Will, together, understands it. And Our Will, together, knows that it is so.
- will [wíl] : 「意志、意欲、願望」
❖ "Our Will ~ "「私達の意志は、共にそれを知っている」。神の意志は愛であり叡智である。神の子もそれを継承した。共に愛に満ちた叡智をもって、その存在の神聖さを認識する。"And Our Will ~ "「そして私達の意志は、一致して、その通りなのだと知っている」。
2. Father, my holiness is not of me. It is not mine to be destroyed by sin.
- destroy [distrɔ́i] : 「〜を破壊する、破損する」
❖ "Father, my ~ "「父なる神よ、私の神聖さは私のものではありません」。私の神聖さは私が幻想の中ででっち上げたものではなく、父なる神から継承したものです。"It is not ~ "「罪の意識によって破壊されるようなものは私のものではありません」。幻想世界の偽物は、幻想の罪によって破壊され得るでしょうが、実相世界の本物は永遠に不滅です。
It is not mine to suffer from attack. Illusions can obscure it, but can not put out its radiance, nor dim its light. It stands forever perfect and untouched.
- suffer [sʌ́fər] : 「苦しむ、苦痛を感じる」
- attack [ətǽk] : 「攻撃、襲撃」
- illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚」
- obscure [əbskjúər] : 「〜を曖昧にする、見えなくする」
- put out : 「消す」
- radiance [réidiənsi] : 「輝き、光輝」
- dim [dím] : 「薄暗くする」
- forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
- perfect [pə́ːrfikt] : 「完全な、完璧な」
- untouched [ʌ̀ntʌ́tʃt] : 「手付かずの、そのままの」
❖ "It is not ~ "「攻撃によって苦しむようなものは私のもではありません」。"Illusions can ~ "「幻想がそれを曖昧にすることは出来るでしょうが、その輝きを消し去ることは出来ませんし、薄暗くすることさえ出来ません」。永遠の神聖さは永遠の光を放ち続けます。"It stands ~ "「それは、永遠に完全で手つかずのまま、そこにあります」。
In it are all things healed, for they remain as You created them. And I can know my holiness.
- remain [riméin] : 「とどまる、残る」
❖ "In it are ~ "「その中にあって、すべてのものが癒やされます」。"for they ~ "「なぜなら、それらはあなたが創造したままでとどまっているからです」。神が創造したままの姿で、手つかずのまま存在するからです。"And I can ~ "「だから、私は自分の神聖さを知ることが出来るのです」。
For Holiness Itself created me, and I can know my Source because it is Your Will that You be known.
- source [sɔ́ːrs] : 「もと、源」
❖ "For Holiness ~ "「なぜなら、神聖さそれ自体が私を創造したからです」。神聖さとは神であり、神は神聖さそのものです。"and I can ~ "「そして、私は自分の源を知ることが出来ます」。"because it is ~ "「なぜなら、神は知られるべきだというのがあなたの意志だからです」。神を知るとは自分が神の子であることを知ることであり、神の子である自分の源が神自身であることを知ることです。神を忘れていた神の子が再び神を知ることを、神はずっと待ち続けていたに違いありません。
Lesson 300
Only an instant does this world endure.
- instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
- endure [endjúər] : 「耐える、持ちこたえる」
❖ "Only an ~ "「この世界は、ほんの一瞬だけしか持ちこたえられない」。永遠の実相世界に対して、夢を見ているだけのこの世界はほんの一瞬の幻に過ぎない。そもそも時間自体が幻想なのだから。
1. This is a thought which can be used to say that death and sorrow are the certain lot of all who come here, for their joys are gone before they are possessed, or even grasped.
- thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考」
- death [déθ] : 「死、死亡」
- sorrow [sάrou] : 「悲しみ、悲哀」
- certain [sə́ːrtn] : 「わずかの、若干の、いくらかの」
- certain [sə́ːrtn] : 「必ず起きる、避けられない」
- lot [lάt] : 「運命、宿命」
- joy [dʒɔ́i] : 「喜び、歓喜」
- possess [pəzés] : 「所有する」
- grasp [ɡrǽsp] : 「〜を握る、つかむ」
❖ "This is a ~ "「これは、死や悲しみはここにやって来る多くの人たちの避けられない運命なのだと言うために用いることも出来る考え方だ」。"for their joys ~ "「なぜなら、彼らの喜びは、彼らがそれを所有する前に、あるいは掴(つか)みかける前に、消えてしまうからだ」。この幻想世界は一瞬の夢に過ぎないという考え方は、世間では悲観的な見方をするために用いられることもある。すなわち、この世での喜びは掴み取る先から消えてしまい、死も悲しみも必然的にやって来る運命だと考えられているからだ。
Yet this is also the idea that lets no false perception keep us in its hold, nor represent more than a passing cloud upon a sky eternally serene.
- idea [aidíə] : 「考え、思い付き」
- false [fɔ́ːls] : 「誤った、偽の」
- perception [pərsépʃən] : 「知覚、認知、知見」
- hold [hóuld] : 「支配、影響」
- represent [rèprizént] : 「表す、示す」
- more than : 「〜を超える、〜より多い」
- passing [pǽsiŋ] : 「通り過ぎる、過ぎて行く」
- cloud [kláud] : 「雲」
- eternally [itə́ːrnli] : 「永久に、永遠に」
- serene [səríːn] : 「晴れた、雲のない、静かな」
❖ "Yet this is ~ "「しかしこの考え方は、誤った知覚が私達を支配し続けることはないという考えであり、永遠に晴れ上がった空に浮かんでは過ぎ去る雲以上のことを表すものではないという考えである」。この幻想世界で知覚が捉える現象はつかの間の夢に過ぎず、いわば空に浮かんだ雲、あるいは水の流れに生まれた泡のようなものだ。
And it is this serenity we seek, unclouded, obvious and sure, today.
- serenity [sərénəti] : 「静穏、平静」
- unclouded [ʌ̀nkláudid] : 「雲のない、澄んだ」
- obvious [ɑ́bviəs] : 「明らかな、疑う余地のない」
❖ "And it is ~ "「そして今日、私達が探し求めるものは、この曇りなく明らかで確かな静けさである」。
2. We seek Your holy world today. For we, Your loving Sons, have lost our way a while.
- lost [lɔ́st] : 「loseの過去・過去分詞形」
- lose [lúːz] : 「〜を失う、見失う」
- a while [hwáil] : 「しばらくの間、ちょっとの間」
❖ "We seek ~ "「私達は今日、あなたの神聖な世界を探し求めます」。私達は実相世界を目指します。"For we ~ "「なぜなら、あなたの愛する子である私達は、ほんのしばらくの間道に迷っていたからです」。幻想世界を夢の中で作ってそこに暮らし、しばらく間、実相世界を忘れていました。
But we have listened to Your Voice, and learned exactly what to do to be restored to Heaven and our true Identity.
- listen [listen] to : 「耳を傾ける、聴く」
- learn [lə́ːrn] : 「〜を学ぶ、〜であると分かる」
- exactly [iɡzǽktli] : 「正確に、きっちり」
- restore [ristɔ́ːr] : 「〜を元の状態に戻す、回復させる」
- identity [aidéntəti] : 「正体、アイデンティティー」
❖ "But we have ~ "「でも、私達はあなたの声を聞き、天の王国と私達の本当のアイデンティティーを回復するするために何をすべきか、正確に学びました」。
And we give thanks today the world endures but for an instant. We would go beyond that tiny instant to eternity.
- give thanks : 「感謝する」
- endure [endjúər] : 「耐える、持ちこたえる」
- instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
- for an instant : 「ほんのつかの間」
- beyond [bijάnd] : 「向こうに、かなたに」
- tiny [táini] : 「とても小さい、ちっぽけな」
- eternity [itə́ːrnəti] : 「永遠、無限」
❖ "And we give ~ "「そして私達は今日、この世界がほんの一瞬しか持ちこたえられないことに感謝します」。今暮らしているこの幻想世界は一瞬の夢に過ぎないことを教えてもらって感謝しています。"We would ~ "「私達は、この小さな瞬間を超越して、永遠へと向かいたいと思います」。天の王国を目指して進みます。