Lesson 91
Miracles are seen in light.
- seen [síːn] : 「seeの過去分詞形」
- light [láit] : 「光、光源、ライト、明かり」
❖ "Miracles are ~ "「奇跡は、光の中で目撃される」。奇跡は真実の具現化である。奇跡が起きるとき、真実の光が見えてくる。この光は、真実を象徴する比喩と捉えてもいいが、ACIMでは実在する実相的な光である。肉体的な感覚器官が捉えることの出来るこの世の光ではない。心の目だけが感じ得る光である。
1. It is important to remember that miracles and vision necessarily go together. This needs repeating, and frequent repeating.
- important [impɔ́ːrtənt] : 「重要な、重大な、大切な」
- remember [rimémbər] : 「〜を覚えている、〜を思い出す」
- vision [víʒən] : 「先見の明、洞察力、想像力、視覚、視力」
- necessarily [nèsəsérəli] : 「必ず、必然的に」
- go together [təɡéðər] : 「一緒に行く、同行する、相伴う、調和する」
- need [níːd] : 「〜を必要とする、〜する必要がある」
- repeat [ripíːt] : 「〜を繰り返す、〜を繰り返して言う」
- frequent [fríːkwənt] : 「たびたび起こる、よくある、常習的な」
❖ "It is important ~ "「奇跡とヴィジョンが必然的に併走するということを覚えておくことは重要である」。奇跡とは真実の顕在化、現実化である。知覚が奇跡によって修正され、見えてくる光景がヴィジョンである。奇跡とヴィジョンは併走する。"This needs ~ "「このことは、繰り返し述べる、頻繁に繰り返し述べる必要がある」。
It is a central idea in your new thought system, and the perception that it produces. The miracle is always there.
- central [séntrəl] : 「中心の、主要な、中心となる、重要な」
- thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思索、思想、見解」
- system [sístəm] : 「システム、系統、体系、系、組織、体制」
- perception [pərsépʃən] : 「知覚、認知、知見、見識」
- produce [prədjúːs] : 「〜を作り出す、生産する、産む」
- always [ɔ́ːlweiz] : 「いつも、以前からずっと、常にいつでも」
❖ "It is a central ~ "「それは、あなたの新しい思考システムにおける中心的な考え方であり、」"and the perception ~ "「新しい思考システムが生み出す(新しい)知覚である」。ホーリー・スピリットの思考システムが奇跡を起こし、ヴィジョンを生み出す。"The miracle ~ "「奇跡は、常にそこにある」。あなたが、エゴの思考システムを捨ててホーリー・スピリットの思考システムを受け入れれば、奇跡はいつでも起きる。奇跡はごく自然な事象なのだ。
Its presence is not caused by your vision; its absence is not the result of your failure to see.
- presence [prézns] : 「存在すること、存在」
- cause [kɔ́ːz] : 「〜を引き起こす、招く、〜の原因になる」
- absence [ǽbsəns] : 「不足、欠乏、欠如、欠席」
- result [rizʌ́lt] : 「結果、結末、成り行き、効果、成果、成績」
- failure [féiljər] : 「失敗、不成功」
❖ "Its presence is ~ "「奇跡の存在は、あなたのヴィジョンによって引き起こされるのではない」。"its absence is ~ "「あなたが奇跡を見損なってしまった結果として、奇跡が不在になるわけでもない」。あなたが奇跡を見ようが見まいが、奇跡自体は常にそこにある。真実は永遠不変であり、生じたり滅したりするものではない。先に『奇跡とは真実の顕在化、現実化である』と言ったが、すでにそこにある真実がヴィジョンによって見えてくるだけの話だ。簡単に言えば、奇跡や真実が、幻想の黒雲に覆われて、隠されているだけだ。その黒雲を払拭するのが奇跡。
It is only your awareness of miracles that is affected. You will see them in the light; you will not see them in the dark.
- awareness [əwéərnəs] : 「認識、自覚、気付いていること、意識性 」
- affect [əfékt] : 「〜に作用する、〜に影響を及ぼす、〜に響く」
- darkness [dάːrknis] : 「暗がり、暗闇」
❖ "It is only your ~ "意訳する、「影響があるとすれば、ただあなたが奇跡の存在に気付いているかどうかである」。"You will see ~ "「あなたが光の中にあれば、奇跡は見えるし、闇の中にいれば、奇跡は見えない」。幻想の黒雲、その闇の中にいる限り、あなたには真実も見えなければ、奇跡も起きない。幻想から目覚めて闇を払拭し、真実の光の中に立ったとき、あなたは初めて奇跡の存在に気付く。これこそが奇跡なのだと思うのである。
2. To you, then, light is crucial. While you remain in darkness, the miracle remains unseen.
- crucial [krúːʃəl] : 「極めて重要な」
- while [hwáil] : 「〜の間ずっと、〜する間に、その間に」
- remain [riméin] : 「とどまる、残る、生き残る、残存する」
- remain [riméin] : 「依然として〜のままである、相変わらず〜である」
- unseen [ʌnsíːn] : 「目に見えない」
❖ "To you, then ~ "「そこで、あなたにとって、光は極めて重要なものとなる」。"While you remain ~ "「あなたが闇の中にとどまっているうちは、奇跡はいつまでも見えない」。
Thus you are convinced it is not there. This follows from the premises from which the darkness comes.
- thus [ðʌ́s] : 「それ故に、従って、このようにして」
- convinced [kənvínst] : 「確信して、固く信じて」
- follow [fάlou] : 「次に起きる、結果として起きる」
- premise [prémis] : 「根拠、前提」
❖ "Thus you are ~ "「こうして、あなたは、奇跡は存在しないと確信してしまう」。"This follows ~ "「これは、闇が生じてくるような前提から結果として起きる」。闇が生じてくるような前提とは、肉体的な感覚器官が知覚するものだけが実在であって、目には見えないものは存在しない、とする前提。目にする幻想こそが実在だとする前提である。ところが、実相的な視点に立てば、その目にしている幻想こそが闇なのだ。なぜなら、そこには真実の放つ光がないから。
Denial of light leads to failure to perceive it. Failure to perceive light is to perceive darkness.
- denial [dináiəl] : 「否定、拒否、拒絶、否認」
- lead [líːd] : 「〜を導く、案内する、連れて行く」
- failure [féiljər] : 「失敗、不成功」
- perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜に気付く、〜を見抜く」
❖ "Denial of light ~ "「光を否定することは、光を知覚し損(そこ)なうことにつながる」。"Failure to perceive ~ "「光を知覚し損なうとは、闇を知覚してしまうことである」。
The light is useless to you then, even though it is there. You cannot use it because its presence is unknown to you.
- useless [júːslis] : 「役に立たない、無用な」
- even though : 「〜であるけれども、〜であるにしても、〜にもかかわらず」
- unknown [ʌnnóun] : 「知られていない、未知の、不明の」
❖ "The light is ~ "「そこで、光は、たとえそこにあったとしても、あなたにとっては無用なものとなる」。"You cannot use ~ "「光の存在があなたに知られることがないので、あなたは光を利用することが出来ないのだ」。幻想の闇に覆われているが、そこに真実の光があるのだと確信出来ない限り、あなたは真実を見ることも、それを利用することも出来ない。
And the seeming reality of the darkness makes the idea of light meaningless.
- seeming [síːmiŋ] : 「外観上の、外見だけの、見せ掛けの、うわべの」
- reality [riǽləti] : 「現実性、実在性、現実のこと」
- make [méik] : 「〜の状態を作り出す、〜にする」
- meaningless [míːniŋlis] : 「意味のない、無意味な」
❖ "And the seeming ~ "「闇といううわべの現実感が、光という考え方を無意味なものにしてしまう」。光という考え方とは、闇に隠された真実の光が存在しているという信念のこと。あなたが目にする現実があまりにもリアルなので、その背後に真実の光が隠されていることに気付かない。あなたにとって、真実の光は無意味なものになっている。
3. To be told that what you do not see is there sounds like insanity.
- told [tóuld] : 「tellの過去・過去分詞形」
- sound [sáund] : 「〜に聞こえる、〜に思われる」
- insanity [insǽnəti] : 「狂気、精神病、精神異常」
❖ "To be told that ~ "「あなたに見えないものがそこにあると告げられることは、気が狂っているように聞こえるかもしれない」。知覚されないものがあると言われれば、あなたは、言った相手は気が狂っていると思うに違いない。目に見える圧倒的にリアルな世界の裏に、目には見えないが実在する真実の世界があると言われれば、あなたは、言った相手は気が狂っていると思うだろう。
It is very difficult to become convinced that it is insanity not to see what is there, and to see what is not there instead.
- difficult [dífikʌ̀lt] : 「困難な、厳しい」
- become [bikʌ́m] : 「〜になる」
- instead [instéd] : 「代わりに、それよりむしろ、そうしないで」
❖ "It is very difficult ~ "「そこにあるのもが見えないのは狂っていることだと確信するようになるのは、かなり難しい」。実在する真実の世界を見ることが出来ないのは異常なのだと気付くことは、非常に難しい。
You do not doubt that the body's eyes can see. You do not doubt the images they show you are reality.
- doubt [dáut] : 「〜を疑問に思う、〜ではなさそうだと思う」
- show [ʃóu] : 「示す、表す、表示する」
- reality [riǽləti] : 「現実性、実在性、現実のこと」
❖ "You do not ~ "「肉体的な目は見ることが出来るのだということを、あなたは疑わない」。"You do not doubt ~ "「肉体的な目が示すイメージが現実なのだと、あなたは疑わない」。目に見える圧倒的にリアルな世界が存在のすべてであり、現実そのものだと、あなたは疑うことなく信じている。
Your faith lies in the darkness, not the light. How can this be reversed? For you it is impossible, but you are not alone in this.
- faith [féiθ] : 「信頼、信用、信じること、信仰、自信、信念、確信」
- lie [lái] : 「ある、存在する」
- reverse [rivə́ːrs] : 「逆転する、反転する」
- impossible [impάsəbl] : 「不可能な、とてもあり得ない、できない」
- alone [əlóun] : 「独りで、孤立して、独力で、単独で」
❖ "Your faith lies ~ "意訳する、「あなたは、光の中ではなく、闇の中で信じているだけだ」。あなたの心が描き出した幻想を現実だと信じているだけであって、光の実相世界を現実だとは信じていない。"How can this ~ "「これを、どうすれば逆転出来るだろうか」。"For you it ~ "「あなただけでは不可能だが、この状況の中で、あなたは単独ではない」。もちろん、ホーリー・スピリットがいつでもあなたの側にいて、あなたを助けてくれる。
4. Your efforts, however little they may be, have strong support. Did you but realize how great this strength, your doubts would vanish.
- effort [éfərt] : 「尽力、努力、試み、取り組み」
- however [hauévər] : 「どんなに〜でも、いかに〜であろうとも」
- support [səpɔ́ːrt] : 「支援、援助、後援者、支持、支持者、援助者」
- realize [ríːəlàiz] : 「〜に気が付く、悟る、自覚する、実感する」
- great [ɡréit] : 「大きい、巨大な、主要な、偉大な、卓越した」
- strength [stréŋkθ] : 「力、強さ、体力」
- vanish [vǽniʃ] : 「消える、消えてなくなる」
❖ "Your efforts ~ "「 あなたの努力は、たとえ小さくても、それを強く支援する者がいる」。ホーリー・スピリットのこと。"Did you but ~ "仮定法、「この支援者の力がどんなに強いか、あなたが気付いたなら、あなたの疑いは消えるだろう」。
Today we will devote ourselves to the attempt to let you feel this strength.
- devote [divóut] : 「充てる、向ける、ささげる、専念させる」
- attempt [ətémpt] : 「試み、企て」
❖ "Today we will ~ "「今日、私たちは、あなたにこの力強さを感じさせる試みに専念することになる」。ホーリー・スピリットの手助けの力強さを感じることが出来るように努力する。
When you have felt the strength in you, which makes all miracles within your easy reach, you will not doubt.
- felt [félt] : 「feelの過去・過去分詞形」
- within [wiðín] : 「〜の中の、〜の内側の」
- easy [íːzi] : 「たやすい、容易な、困難がない」
- reach [ríːtʃ] : 「手を伸ばすこと、届く範囲」
❖ "When you have ~ "意訳する、「あなたがあなたの心の中にホーリー・スピリットの力強さを感じたとき、その力が、あなたが容易にあらゆる奇跡を手に出来るようにさせてくれるのだから、あなたは疑うことがなくなる」。あなたの心の中に宿るホーリー・スピリットの助けを求め、その力を信頼すれば、真実の光の存在を疑うことはなくなる。闇と光を逆転することが可能になるのだ。
The miracles your sense of weakness hides will leap into awareness as you feel the strength in you.
- sense [séns] : 「感覚、知覚、感触、感じ」
- weakness [wíːknis] : 「弱さ、弱いこと、虚弱、脆弱性」
- hide [háid] : 「隠す、隠蔽する、秘密にする」
- leap [líːp] : 「び跳ねる、跳ぶ、飛び越える」
awareness [əwéərnəs] : 「認識、自覚、気付いていること、意識性 」
❖ "The miracles ~ "「あなたが弱さを感じることで隠してきた奇跡は、あなたが心の中に強さを感じるにしたがい、あなたの意識の中に飛び込んでくる」。ホーリー・スピリットの力を信じることで闇と光が逆転し始め、あなたの意識の大変動が起きて、奇跡の存在も信じられるようになる。
5. Three times today, set aside about ten minutes for a quiet time in which you try to leave your weakness behind.
- set aside : 「取っておく、確保する、蓄えておく」
- quiet [kwáiət] : 「静かな、静粛な、平穏な、穏やかな」
- leave [líːv] : 「〜を残す、〜を任せておく、ある状態のままにしておく」
- behind [biháind] : 「〜の後ろに、後方に、〜の裏側に、〜の陰に」
- leave behind : 「〜を置き去りにする、〜を忘れてくる」
❖ "Three times today ~ "「あなたがあなたの弱さを置き去りに出来る静かな時間をもつために、今日は3回、各々10分間を確保しなさい」。
This is accomplished very simply, as you instruct yourself that you are not a body.
- accomplish [əkάmpliʃ] : 「成し遂げる、遂行する、果たす、成就する」
- simply [símpli] : 「造作なく、たやすく、簡単に」
- instruct [instrʌ́kt] : 「〜に指示する、指示して〜させる、〜に教える」
❖ "This is accomplished ~ "「あなたが自分に、あなたが肉体ではないと教えるにしたがい、このことはとても容易に成し遂げられる」。このこととは、闇と光の逆転。つまり、目に見える肉体を非存在、目に見えない心を実存在、と見なすこと。
Faith goes to what you want, and you instruct your mind accordingly.
- faith [féiθ] : 「信頼、信用、信じること、信仰、自信、信念、確信」
- accordingly [əkɔ́ːrdiŋli] : 「それに応じて、それ相応に、それに沿って」
❖ "Faith goes ~ "「信じる気持ちは、あなたが望むものに向かい、それに応じて、あなたはあなたの心に指示を与える(ことが出来る)」。あなたが意識上で、闇と光を逆転できるのだと信じることが出来れば、その信じる気持ちは無意識に伝わり、やがて心にもつながる。心に宿るホーリー・スピリットは、あなたの信じる気持ちを受け取って、必ずあなたを助けてくれる。だから、ことは容易に成し遂げられるのだ。
Your will remains your teacher, and your will has all the strength to do what it desires.
- will [wíl] : 「意志、意欲、願望」
- remain [riméin] : 「依然として〜のままである」
- desire [dizáiər] : 「〜が欲しいと強く思う、〜であることを強く願う」
❖ "Your will remains ~ "「あなたの意思は、あなたの師であり続け、あなたの意思はそれが望むことを成し遂げる力のすべてをもっている」。あなたの意思、あなたの願いは心の中のホーリー・スピリットに必ず伝わる。あなたの意思はホーリー・スピリットと一体になるのだ。その時、あなたは望みを叶える力、ホーリー・スピリットの力を実感することが出来る。なぜなら、ホーリー・スピリットの力があなたの力になったのだから。
You can escape the body if you choose. You can experience the strength in you.
- escape [iskéip] : 「逃げる、ずらかる、脱出する、抜ける」
- choose [tʃúːz] : 「 〜を選ぶ、〜を選択する」
- experience [ikspíəriəns] : 「〜を経験する、〜を体験する」
❖ "You can escape ~ "「あなたが選択するなら、あなたは肉体から逃れることが出来る」。あなたがそれを望めば、非存在の幻想的肉体から解放される。"You can experience ~ "「あなたは、あなたの心の中に、力を経験することが出来るのだ」。あなたを肉体から解放してくれる力を与えてくれるのは、ホーリー・スピリットであり、その力を、あなたは自分の心の中に実感出来る。
6. Begin the longer practice periods with this statement of true cause and effect relationships:
Miracles are seen in light.
The body's eyes do not perceive the light.
But I am not a body. What am I?
- begin [biɡín] : 「〜を始める、〜するようになる」
- statement [stéitmənt] : 「述べること、発言すること、発言、意見」
- cause [kɔ́ːz] and effect [ifékt] : 「因果、原因と結果」
- relationship [riléiʃnʃìp] : 「関係、結び付き、かかわり合い」
- perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜に気付く、〜を見抜く」
❖ "Begin the longer ~ "「次の、真の因果関係を宣言することで、長めの練習を始めなさい」。"Miracles are ~ "「奇跡は、光の中で目撃される」。"The body's eyes ~ "「肉体的な目は、光を知覚出来ない」。"But I am not ~ "「しかし、私は肉体ではない」。では、"What am ~ "「私は何であろう」。もちろん、心である。ここで、真の因果関係と言っているが、ごく自然な推論、論法のことである。
The question with which this statement ends is needed for our exercises today.
- question [kwéstʃən] : 「質問、疑問、問い、質疑、課題、問題」
- end with : 「〜で終了する、最後に〜が付いている」
- need [níːd] : 「〜を必要とする、〜する必要がある」
❖ "The question with ~ "「この宣言を終える(最後の)質問は、今日の私たちのエクササイズには必要である」。つまり、「私は何であろう」という質問が一番大切だ。
What you think you are is a belief to be undone. But what you really are must be revealed to you.
- undone [ʌndʌ́n] : 「undoの過去分詞形」
- undo [ʌndú] : 「元どおりにする、取り消す」
- really [ríəli] : 「実際には、ほんとうは、確かに、本当に」
- reveal [rivíːl] : 「見せる、公開する、明らかにする、啓示する」
❖ "What you think ~ "「あなたが自分だと思っているものは、取り消しにすべき信念である」。あなたは、自分は肉体だと思っているが、それは取り消すべき信念である。"But what you ~ "「しかし、あなたが実相的に何であるか、それはあなたに開示されなくてはならない」。あなたが実相的に心という存在であることは、あなたがしっかり認識しなくてはならないことだ。
The belief you are a body calls for correction, being a mistake.
- call for : 「〜を必要とする、〜を要求する」
- correction [kərékʃən] : 「訂正、矯正、修正、是正」
- mistake [mistéik] : 「ミス、誤り、過ち、思い違い、誤解」
❖ "The belief you ~ "「あなたが肉体だという信念は、それが間違いであるから、修正を求めている」。幻想は修正を必要とする。
The truth of what you are calls on the strength in you to bring to your awareness what the mistake conceals.
- truth [trúːθ] : 「現実、事実、真相、真理、本当のこと」
- bring [bríŋ] : 「〜を持って来る、〜をもたらす」
- awareness [əwéərnəs] : 「認識、自覚、気付いていること、意識性 」
- conceal [kənsíːl] : 「隠す、隠匿する、秘密にする」
❖ "The truth of ~ "意訳する、「真実のあなたは、あなたの心の中の力が、過ちが隠しているものをあなたの意識の上にもたらすことを求めている」。あなたの真の心は、幻想が隠してきた真実をはっきり認識出来る力を求めている。
7. If you are not a body, what are you? You need to be aware of what the Holy Spirit uses to replace the image of a body in your mind.
- be aware of : 「〜を承知している、〜に気付いている」
- replace [ripléis] : 「〜に取って代る、〜を交換する、置き換える」
❖ "If you are ~ "「あなたが肉体でないとしたら、いったいあなたは何だろう」。"You need to ~ "「ホーリー・スピリットは、あなたの心の中の肉体というイメージを置き換えるために何を用いるか、あなたはそれに気付く必要がある」。ホーリー・スピリットはあなたを肉体ではなく何であると見ているか、それを知る必要がある。
You need to feel something to put your faith in, as you lift it from the body.
- feel [fíːl] : 「感じがする、感じる」
- put one's faith in : 「〜を信じる」
- lift [líft] : 「解除する、取り除く、撤廃する」
❖ "You need to ~ "意訳する、「あなたが肉体を信じる気持ちを取り除いていくにしたがい、あなたは、信頼をおく何かを感じる必要がある」。肉体を信じないだけでいけない。それに代わる信頼に足るものを認識しなくてはいけない。
You need a real experience of something else, something more solid and more sure; more worthy of your faith, and really there.
- experience [ikspíəriəns] : 「〜を経験する、〜を体験する」
- solid [sɑ́ləd] : 「確固とした、揺るぎない、固体の、固形の」
- sure [ʃúər] : 「確かな、確実な、確固とした」
- worthy [wə́ːrði] of : 「〜に値する、〜するに足りる」
❖ "You need a real ~ "「あなたは、何か他の、もっと確固とした、もっと確実な、もっと信じる価値のある、そして、実際そこに存在する何かを、現実的に経験する必要がある」。肉体に代わるものを妄想するのではない。実在する確固としたものを経験しなくてはいけない。
8. If you are not a body, what are you? Ask this in honesty, and then devote several minutes to allowing your mistaken thoughts about your attributes to be corrected, and their opposites to take their place.
- honesty [άnisti] : 「正直、誠実、公正」
- devote [divóut] : 「充てる、向ける、ささげる、専念させる」
- several [sévərəl] : 「数個の、いくつかの」
- allow [əláu] : 「許す、許可する」
- correct [kərékt] : 「〜を訂正する、修正する、正す」
- opposite [άpəzit] : 「反対、正反対、逆」
- take one's place : 「〜の代わりをする、〜と交代する」
❖ "If you are ~ "「もしあなたが肉体でなかったら、いったいあなたは何であろう」。"Ask this ~ "「誠実に、この問いを発してみなさい」。"and then devote ~ "「そしてその後、あなたの属性に関して、あなたの誤った考えを正し、それと正反対の考えに置き換えることを許すために数分間を充てなさい」。具体的には次の文。
Say, for example:
I am not weak, but strong.
I am not helpless, but all powerful.
I am not limited, but unlimited.
I am not doubtful, but certain.
I am not an illusion, but a reality.
I cannot see in darkness, but in light.
- for example [iɡzǽmpl] : 「例えば、例として」
- weak [wíːk] : 「弱い、無力な、弱った、元気のない、低い、劣る」
- helpless [hélplis] : 「無力な、頼りない」
- powerful [páuərfəl] : 「強い、強力な、力強い、迫力のある」
- limited [límitid] : 「限られた、有限な、制限された」
- unlimited [ʌnlímitid] : 「制限のない、無制限の、自由な、無条件の」
- doubtful [dáutfəl] : 「疑わしい、本当とは思えない、不確かな」
- certain [sə́ːrtn] : 「確実な、確かな、ある種の、とある、ある」
- illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚、錯覚」
- reality [riǽləti] : 「現実性、実在性、現実のこと」
❖ "Say, for example ~ "「たとえば、次のように言いなさい」。"I am not ~ "「私は弱いのではなく、強いのだ」。"I am not ~ "「私は無力なのではなく、パワフルなのだ」。"I am not ~ "「私は制限などされておらず、無制限である」。"I am not ~ " 「私は不確かなのではなく、確かなのだ」。"I am not ~ "「私は幻想ではなく、実相である」。"I cannot see ~ "「私は、闇の中ではなく、光の中でこそ真実を見ることが出来る」。
9. In the second phase of the exercise period, try to experience these truths about yourself. Concentrate particularly on the experience of strength.
- second [sékənd] : 「第2の、2番目の」
- phase [féiz] : 「局面、段階、面、相 」
- concentrate [kɑ́nsəntrèit] : 「集中する、全力を注ぐ、専念する」
- particularly [pərtíkjulərli] : 「特別に、とりわけ、かなりの程度、非常に」
- experience [ikspíəriəns] : 「経験、体験、見聞」
❖ "In the second ~ "「練習の第二段階として、あなた自身に関するこれらの真実を経験するように努めなさい」。宣言した後は、実感するのである。"Concentrate ~ "「特に、強さを経験することに集中しなさい」。
Remember that all sense of weakness is associated with the belief you are a body, a belief that is mistaken and deserves no faith.
- strength [stréŋkθ] : 「力、強さ、体力」
- remember [rimémbər] : 「〜を覚えている、〜を思い出す」
- be associated with : 「〜と関係がある、〜と関連する」
- belief [bilíːf] : 「信じること、信念、信仰、信条、信用、信頼」
- mistaken [mistéikən] : 「mistake の過去分詞形」
- mistake [mistéik] : 「思い違いする、間違える」
- deserve [dizə́ːrv] : 「〜の価値がある、〜にふさわしい」
- faith [féiθ] : 「信頼、信用、信じること、信仰、自信、信念、確信」
❖ "Remember that ~ "「あらゆる弱さの感覚は、あなたが肉体であると信じていること、誤っていて信じるに値しない信念に関係しているのだと、覚えておきなさい」。
Try to remove your faith from it, if only for a moment. You will be accustomed to keeping faith with the more worthy in you as we go along.
- remove [rimúːv] : 「取り除く、取り去る、取り外す、除去する」
- for a moment : 「少しの間、一瞬」
- accustomed [əkʌ́stəmd] : 「〜に慣れて、習慣の」
- worthy [wə́ːrði] : 「〜に値する、尊敬すべき、立派な」
- go along : 「進行する」
❖ "Try to remove ~ "「たとえ一瞬でもいいから、肉体を信じる気持ちを取り除くように努めなさい」。"You will be ~ "「私たちの歩みが進むにつれ、あなたは、あなたの心の中のもっと価値のあるものを信じ続けることに慣れてくるだろう」。
10. Relax for the rest of the practice period, confident that your efforts, however meager, are fully supported by the strength of God and all His Thoughts.
- relax [rilǽks] : 「リラックスする、ゆっくりする、くつろぐ」
- rest [rést] : 「残り、残っているもの、残りの部分、残余」
- confident [kάnfədənt] : 「自信のある、確信して、信じて、自信に満ちた」
- effort [éfərt] : 「尽力、努力、試み、取り組み」
- meager [míːɡər] : 「わずかばかりの、ちっぽけな」
- fully [fúlli] : 「十分に、完全に、全く、すっかり、全体に」
- support [səpɔ́ːrt] : 「支える、支持する、後押しする」
- thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思索、思想、見解」
❖ "Relax for ~ "「練習の残りの部分はリラックスし、あなたの努力が、たとえ小さなものであっても、神の力と神のすべての思いによって完全に支えられているのだと確信しなさい」。神は神の子を無条件に支える。
It is from Them that your strength will come. It is through Their strong support that you will feel the strength in you.
- through [θrúː] : 「〜を通じて、〜の手を経て、手を通して」
- support [səpɔ́ːrt] : 「支援、援助、サポート」
❖ "It is from Them ~ "「あなたの力は、そこからやって来る」。神の力と思いがあなたの力となる。"It is through ~ "「あなたの心の中に強さを感じるのは、その強い支えによってである」。
They are united with you in this practice period, in which you share a purpose like Their Own.
- unite [junáit] : 「〜を結合させる、一体化させる」
- unite with : 「〜と一緒になる、〜と結合する、〜と合体する」
- share [ʃέər] : 「分かち合う、共有する」
- purpose [pə́ːrpəs] : 「目的、目標、狙い」
❖ "They are united ~ "「この練習の最中、神の力と思いはあなたと結びつく」。"in which ~ "「その中で、あなたは、神の力や思いと同じ目的を分かち合う」。神の意志する目的と、あなたの目的は調和するのである。神の力と思いは、神の意志と愛であると思っていい。これを人格化すれば、ホーリー・スピリットということになろう。
Theirs is the light in which you will see miracles, because Their strength is yours. Their strength becomes your eyes, that you may see.
- theirs [ðέərz] : 「彼らのもの」
- become [bikʌ́m] : 「〜になる」
❖ "Theirs is ~ "「神の力と思いが持っているものこそが光であり、その光の中であなたは奇跡を目撃する」。"because Their ~ "「なぜなら、その力はあなたの力なのだから」。真実の光、奇跡の光があなたの目によって捉えられる。あなたは神の力を分かち合っているからだ。"Their strength ~ "「その力はあなたの目となり、そして、あなたは(奇跡を)見ることが出来るだろう」。
11. Five or six times an hour, at reasonably regular intervals, remind yourself that miracles are seen in light.
- reasonably [ríːzənəbli] : 「合理的に、道理にかなって、無理なく、適度に」
- regular [réɡjulər] : 「習慣的な、いつもの」
- interval [íntərvl] : 「 間隔、隔たり、距離、合間」
- remind [rimáind] : 「〜に思い出させる、〜に気付かせる」
- remind oneself that : 「〔that以下〕を自分に言い聞かせる」
❖ "Five or six times ~ "「1時間に5〜6回、適度の決まったインターバルを設けて、奇跡は光の中で見えてくるのだとあなた自身に思い起こさせなさい」。
Also, be sure to meet temptation with today's idea. This form would be helpful for this special purpose:
Miracles are seen in light.
Let me not close my eyes because of this.
- sure to do : 「必ず〜する、〜すると確信している」
- meet [míːt] : 「〜に応じる、〜に対処する」
- form [fɔ́ːrm] : 「形、外形、構造、現れ、姿、体つき」
- helpful [hélpfəl] : 「役立つ、助けになる、有益な、参考になる」
- purpose [pə́ːrpəs] : 「目的、目標、狙い」
- close [klóuz] : 「閉じる、閉める」
❖ "Also, be sure ~ "「また、誘惑に対しては、必ず今日のものの見方をもって対応しなさい」。エゴの誘惑に心が揺らいだときは、今日のテーマを思い起こせばいい。"This form would ~ "「この特別な目的のためには、次の形が役に立つだろう」。"Miracles are ~ "「奇跡は、光の中で目撃される」。"Let me not ~ "「だから、私は目を閉じないことにしよう」。光の中に見える真実に対して目を閉じてしまって、エゴの誘惑に負けたりしないようにしよう。