●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
●  Workbook精読http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp です。
●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



W-pI.151.1:1 ~ W-pI.151.17:3

Lesson 151



All things are echoes of the Voice for God.
  • echo [ékou] : 「こだま、反響」
❖ "All things are ~ "「あらゆるものは、神に代わって語る声のこだまである」。あなたが知覚するすべての中に、ホーリー・スピリットの声が隠されている。あなたが耳を澄ませば、神の意志を伝えるホーリー・スピリットの声がこだまのように聞こえて来る。



1. No one can judge on partial evidence. That is not judgment. It is merely an opinion based on ignorance and doubt. 
  • judge [dʒʌ́dʒ] : 「判断する、〜だと思う」
  • partial [pάːrʃəl] : 「部分的な、不完全な」
  • evidence [évədəns] : 「証拠、証言」
  • judgment [dʒʌ́dʒmənt] : 「判断、判断力、分別」
  • merely [míərli] : 「ただ単に、単に」
  • opinion [əpínjən] : 「意見、私見、見解」
  • based on : 「〜に基づいている」
  • ignorance [íɡnərəns] : 「無知、無学」
  • doubt [dáut] : 「疑い、疑念、疑惑、懸念」
❖ "No one can ~ "「誰も、部分的な証拠によって判断を下すことは出来ない」。"That is not ~ "「これは判断ではない」。"It is merely ~ "「それは単に、無知と疑いに基づいた意見に過ぎない」。



Its seeming certainty is but a cloak for the uncertainty it would conceal. It needs irrational defense because it is irrational. 
  • seeming [síːmiŋ] : 「外見だけの、見せ掛けの、うわべの」
  • certainty [sə́ːrtnti] : 「確実、確実性、間違いないこと」
  • cloak [klóuk] : 「マント、覆い、覆い隠すもの」
  • uncertainty [ʌnsə́ːrtnti] : 「確信のないこと、不確実なこと」
  • conceal [kənsíːl] : 「隠す、隠匿する、秘密にする」
  • irrational [irǽʃənl] : 「不合理な、分別のない、非理性的な」
  • defense [diféns] : 「防衛、防御」
❖ "Its seeming certainty ~ "「その見せかけの確信は、見せかけが隠そうとする不確実さのための覆いである」。"It needs irrational ~ "「それは、不合理であるがゆえに、不合理な防御を必要とする」。判断が不確実であるがゆえに、その不確実さを隠そうとして、不合理な理屈づけをしてしまう。



And its defense seems strong, convincing, and without a doubt because of all the doubting underneath.
  • convincing [kənvínsiŋ] : 「説得力のある、人を納得させる」
  • doubt [dáut] : 「疑い、疑念、疑惑、懸念」
  • underneath [ʌ̀ndərníːθ] : 「下に、下部に、底面に」
❖ "And its defense ~ "「その防御は強力であり、疑いをもたない確信に満ちているように見える」。"because of all ~ "「と言うのも、疑いを底辺に隠しているからだ」。自ら下した判断への疑いを隠すことが、防御である。その防御は頑(かたく)なである。



2. You do not seem to doubt the world you see. You do not really question what is shown you through the body's eyes. 
  • doubt [dáut] : 「〜を疑問に思う、疑う」
  • question [kwéstʃən] : 「質問する、〜を疑問に思う」
  • shown [ʃóun] : 「showの過去分詞」
❖ "You do not ~ "「あなたは、あなたが目にする世界を疑っているようには見えない」。"You do not really ~ "「あなたは実際、肉体的な目を通してあなた示されるものを疑ってはいない」。あなたが目で知覚するものは現実に実在していると信じて疑わない。圧倒的にリアルな世界が目に映るからだ。スクリーンに映し出された映画を見て、圧倒的にリアルな感覚を覚えるのと同じである。しかし、それは映写機によって映し出された投影であり、映像の源は映写機の中のフィルムにある。そのフィルムさえ、単なる作り物に過ぎない。



Nor do you ask why you believe it, even though you learned a long while since your senses do deceive. 
  • long while : 「久しく、長い間」
  • sense [séns] : 「感覚、感触、感じ」
  • deceive [disíːv] : 「欺く、惑わす、だます」
❖ "Nor do you ask ~ "「また、なぜあなたはそれを信じているか、問いかけることもない」。"even though ~ "「あなたの感覚が騙して以来、ずっと長い間そのことを知っているにもかかわらずである」。



That you believe them to the last detail which they report is even stranger, when you pause to recollect how frequently they have been faulty witnesses indeed! 
  • last [lǽst] : 「最後の、最大限の」
  • detail [ditéil, díːteil] : 「詳細、細部、細目」
  • to the last detail : 「細部まで」
  • report [ripɔ́ːrt] : 「報告する、伝える」
  • stranger [stréindʒər] : 「奇妙な」
  • pause [pɔ́ːz] : 「中止する、ためらう、一息つく」
  • recollect [rèkəlékt] : 「思い出す、回想する」
  • frequently [fríːkwəntli] : 「頻繁に、しばしば」
  • faulty [fɔ́ːlti] : 「欠点のある、誤った、欠陥のある」
  • witness [wítnəs] : 「証拠、証言、目撃者、証人」
  • indeed [indíːd] : 「実に、本当に、確かに、実際には」
❖ "That you believe ~ "「感覚が伝えることを細部まであなたが信じていることは、奇妙でさえある」。"when you pause ~ "意訳する、「それがしばしばまったく誤った証言であったと、ちょっと立ち止まって思い出したときでさえ、そうである」。知覚が伝えることには誤りが多く含まれていると知っていながら、なお知覚を信じてしまうことは、奇妙なことだ。



Why would you trust them so implicitly? Why but because of underlying doubt, which you would hide with show of certainty?
  • trust [trʌ́st] : 「信用する、信頼する」
  • implicitly [implísitli] : 「暗黙のうちに、暗に」
  • underlying [ʌ́ndərlàiiŋ] : 「基本的な、内在する」
  • hide [háid] : 「隠す、隠蔽する、秘密にする」
  • show [ʃóu] : 「見せること、現れ」
❖ "Why would you ~ "「なぜあなたは、暗黙の内に感覚が伝えてることを信じたいと思うのだろうか」。"Why but because ~ "意訳する、「内在する疑いがあるにかかわらず、なぜあなたは、確信を見せびらかすようにしてそれを隠そうとするのだろうか」。



3. How can you judge? Your judgment rests upon the witness that your senses offer you. 
  • rest [rést] : 「ある、休む、置かれている」
  • witness [wítnəs] : 「証拠、証言、証人」
  • offer [ɔ́fər] : 「差し出す、〜を提供する」
❖ "How can ~ "「どのようにして、あなたは判断を下すのだろうか」。"Your judgment ~ "「あなたは判断は、あなたの感覚があなたに提供する証言に依存している」。あなたの知覚が判断の基盤を作っている。知覚されたものはその実在を証言していると判断するのである。



Yet witness never falser was than this. But how else do you judge the world you see? 
  • false [fɔ́ːls] : 「正しくない、誤った、偽の」
❖ "Yet witness never ~ "「しかし、これ以上に誤った証言はない」。知覚の証言は多くの誤りを含んでいる。"But how else ~ "「しかし、その他に、あなたはどうやって目にする世界を判断すればいいのだろうか」。



You place pathetic faith in what your eyes and ears report. You think your fingers touch reality, and close upon the truth. 
  • place [pléis] : 「〜を置く、設置する」
  • pathetic [pəθétik] : 「痛ましい、哀れな」
  • faith [féiθ] : 「信頼、信用、信仰、信念」
  • close [klóuz] : 「接近する、攻め寄せる」
❖ "You place pathetic ~ "「あなたは、あなたの目や耳が伝えることに、痛ましいほどの信頼を置いている」。"You think your ~ "「あなたは、あなたの指が実在するものに触れ、真実に近づくのだと思っている」。



This is awareness that you understand, and think more real than what is witnessed to by the eternal Voice for God Himself.
  • awareness [əwéərnəs] : 「認識、自覚、意識性 」
  • eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、不変の、不滅の」
❖ "This is awareness ~ "「これが、あなたが理解する意識性であり、神自身に代わって語る永遠の声によって証言されることよりもずっと現実的であると思っている」。ホーリー・スピリットが語る真実よりも、あなたの知覚が語る現実の方が本当だと思い、知覚した現実をあなたの意識の上に乗せている。



4. Can this be judgment? You have often been urged to refrain from judging, not because it is a right to be withheld from you. 
  • urge [ə́ːrdʒ] : 「促す、要請する、勧める」
  • refrain [rifréin] : 「控える、自制する」
  • refrain from : 「〜を控える、〜を遠慮する」
  • right [ráit] : 「権利、利権」
  • withheld [wiðhéld] : 「withholdの過去分詞」
  • withhold [wiðhóuld] : 「〜を抑える、差し控える」
❖ "Can this be ~ "「これが判断だと言えるだろうか」。"You have often ~ "「あなたはたびたび判断を控えるようにと促されてきたが、それは、あなたの判断の権利を保留するという理由からではない」。あなたから判断の権利を奪おうと意図されたものではない。



You cannot judge. You merely can believe the ego's judgments, all of which are false. 
  • merely [míərli] : 「ただ単に、単に」
❖ "You cannot ~ "「あなたは判断が出来ないのだ」。"You merely can ~ "「あなたは単に、エゴの判断を信じることが出来るだけであり、エゴの判断はすべて誤りである」。あなたは自分自身が判断しているつもりになっているが、実際に判断しているのはあなたの心を支配しているエゴである。エゴの判断はすべて、分離を維持、加速するために下されるものなので、真実からかけ離れた誤りである。そこでACIMは、独自の判断を一時保留し、正しい判断をホーリー・スピリットに委ねよ、と教える。



It guides your senses carefully, to prove how weak you are; how helpless and afraid, how apprehensive of just punishment, how black with sin, how wretched in your guilt.
  • guide [ɡáid] : 「〜を導く、案内する」
  • carefully [kέərfəli] : 「注意深く、丁寧に、慎重に」
  • prove [prúːv] : 「証明する、〜が…であることを示す」
  • weak [wíːk] : 「弱い、無力な、劣る」
  • helpless [hélplis] : 「無力な、頼りない」
  • afraid [əfréid] : 「恐れて、心配して、怖がって」
  • apprehensive [æ̀prihénsiv] : 「恐れている、危惧している」
  • just [dʒʌ́st] : 「正しい、公正な、当然の」
  • punishment [pʌ́niʃmənt] : 「罰すること、罰、処罰」
  • black [blǽk] : 「悪い、不正な、邪な」
  • wretched [rétʃid] : 「不幸な、惨めな、哀れな」
  • guilt [ɡílt] : 「犯罪、あやまち、有罪、罪」
❖ "It guides your ~ "「エゴの判断は巧妙にあなたの感覚を誘導し、あなたがどんなに弱々しく、どんなに無力で怖がっているか、どんなに正しい処罰を恐れているか、どんなに罪に汚れているか、どんなにあなたの罪が惨めか、等々を証明しようとする」。



5. This thing it speaks of, and would yet defend, it tells you is yourself. And you believe that this is so with stubborn certainty. 
  • speak of : 「〜を口にする、〜のことを話す」
  • defend [difénd] : 「守る、防御する」
  • stubborn [stʌ́bərn] : 「頑固な、強情な、断固とした」
❖ "This thing it ~ "「エゴが口にし、しかし防御しようとするこのようなことが、あなた自身であるとあなたに告げる」。罪深く惨めであるあなたが本当のあなた自身だとエゴは判断し、その惨めさからあなたを守り救ってやろうとエゴは言う。他者を攻撃して自分を守れ、権力を得て他者を支配せよ、豊かさこそが幸せである、快楽こそが幸せだ、等々、エゴはあなたを誘惑する。"And you believe ~ "「そして、あなたは、頑(かたく)な確信をもってそうなのだと信じている」。



Yet underneath remains the hidden doubt that what it shows you as reality with such conviction it does not believe. 
  • underneath [ʌ̀ndərníːθ] : 「下に、下部に、底面に」
  • remain [riméin] : 「とどまる、残る、残存する」
  • hidden [hídn] : 「隠された、秘密の」
  • conviction [kənvíkʃən] : 「信念、確信」
❖ "Yet underneath ~ "「しかし、心の奥底に、エゴがあなたにいかにも確信をもって現実だと示したことを、エゴは信じていないのではないかという隠された疑いが残っている」。エゴは嘘をついてあなたを惑わしているのではないかという疑念が付きまとう。



It is itself alone that it condemns. It is within itself it sees the guilt. It is its own despair it sees in you.
  • condemn [kəndém] : 「〜を非難する、責める」
  • within [wiðín] : 「〜の中に、〜の内側に」
  • despair [dispέər] : 「絶望、失望、落胆」
❖ "It is itself ~ "「エゴが非難しているのは、ただエゴそれ自体である」。"It is within ~ "「エゴが罪を見ているのは、エゴ自体の中においてである」。"It is its ~ "「エゴがあなたの心の中に見ている絶望は、エゴ自身の絶望である」。エゴは、神の子が自己を乖離してでっち上げた幻想である。あなたの罪の意識や絶望や自己批判は、すべて、あなたがエゴの名を借りてあなた自身に向けて発する言葉である。あなたは独り芝居をしているのだ。



6. Hear not its voice. The witnesses it sends to prove to you its evil is your own are false, and speak with certainty of what they do not know. 
  • send [sénd] : 「送る、出す」
  • prove [prúːv] : 「証明する、〜であることを示す」
  • evil [íːvəl] : 「邪悪、不正」
  • false [fɔ́ːls] : 「正しくない、誤った」
❖ "Hear not ~ "「エゴの声を聞いてはいけない」。"The witnesses it ~ "「エゴの邪悪さはあなた自身の邪悪さだと証明するためにエゴがあなたに送る証人は嘘をついており、」"and speak with ~ "「その証人は、知りもしないことを確信をもって証言する」。



Your faith in them is blind because you would not share the doubts their lord can not completely vanquish. You believe to doubt his vassals is to doubt yourself.
  • faith [féiθ] : 「信頼、信じること、信仰」
  • blind [bláind] : 「目の見えない、盲目の」
  • lord [lɔ́ːrd] : 「権力者、神」
  • completely [kəmplíːtli] : 「完全に、十分に、全面的に」
  • vanquish [vǽŋkwiʃ] : 「支配する、打ち負かす」
  • vassal [vǽsl] : 「臣下、奴隷」
❖ "Your faith in ~ "「あなたは、そんな証人達を盲目的に信じている」。"because you ~ "「なぜなら、あなたは、彼らの神であるエゴは完全に支配することは出来ないのではないかという疑いを分かち合おうとしないからだ」。エゴの証言者達はエゴに支配されているが、その支配は完全ではないのではないかとあなたは疑っている。しかし、その疑念をうやむやにして、あなたは疑いを証言者達と分かち合おうとはしない。その結果、あなたはエゴの証言者達の証言を盲目的に信じてしまう。"You believe to ~ "「エゴの奴隷達を疑うことは、あなた自身を疑うことだと、あなたは信じている」。これが、エゴの支配の仕方なのだ。



7. Yet you must learn to doubt their evidence will clear the way to recognize yourself, and let the Voice for God alone be Judge of what is worthy of your own belief. 
  • evidence [évədəns] : 「証拠、証言」
  • clear [klíər] : 「取り除く、除去する、一掃する」
  • clear the way : 「道をあける」
  • worthy [wə́ːrði] : 「尊敬すべき、価値ある」
❖ "Yet you must ~ "「しかしあなたは、彼らの証言があなた自身を認識する道につながるということを疑う学びをしなくてはいけない」。"and let the Voice ~ "「そして、あなた自身が信じることにとって何が価値があるのか、神に代わって話す声に判断してもらうことを学ぶ必要がある」。エゴは、あなたの自己認識へつながる道を案内してはくれない。あなた自身の真価を知るには、神に代わってあなたに話しかけるホーリー・スピリットの判断に委ねる必要がある。



He will not tell you that your brother should be judged by what your eyes behold in him, nor what his body's mouth says to your ears, nor what your fingers' touch reports of him. 
  • behold [bihóuld] : 「見守る、注視する」
❖ "He will not ~ "「ホーリー・スピリットは、あなたの目が同胞を見ることや、彼の肉体的な口があなたの耳に話すことや、あなたの指先が彼について伝えることによって同胞を判断すべきだとは、あなたに伝えることはない」。あなたの知覚によって他者を判断してはいけない、ということ。




He passes by such idle witnesses, which merely bear false witness to God's Son. 
  • pass by : 「〜のそばを通る、〜を通り過ぎる」
  • idle [áidl] : 「無意味な、無駄な」
  • bear witness : 「証言する」
❖ "He passes by ~ "「ホーリー・スピリットは、そんな無意味な証拠を(無視して)通り過ぎる」。"which merely ~ "「それは、神の子に対して誤った証言をするだけだ」。



He recognizes only what God loves, and in the holy light of what He sees do all the ego's dreams of what you are vanish before the splendor He beholds.
  • vanish [vǽniʃ] : 「消える、消えてなくなる」
  • splendor [spléndər] : 「素晴らしさ、輝き、壮麗」
❖ "He recognizes ~ "「ホーリー・スピリットは、神の愛するものだけを受け入れる」。神の愛する真実だけを受け入れる。"and in the holy ~ "「そして、ホーリー・スピリットが目にする神聖な光の中で、あなたが何であるかというエゴの夢はすべて、ホーリー・スピリットの見る壮麗さの前で消えてなくなる」。



8. Let Him be Judge of what you are, for He has certainty in which there is no doubt, because it rests on Certainty so great that doubt is meaningless before Its face. 
  • rest [rést] on : 「〜に基礎を置く、〜にある」
  • meaningless [míːniŋlis] : 「意味のない、無意味な」
❖ "Let Him be ~ "「あなたが何であるか、ホーリー・スピリットに判断してもらいなさい」。"for He has ~ "「なぜなら、ホーリー・スピリットは判断の中に一切の疑いはないと確信しているからであり、」"because it rests ~ "「その判断はあまりにも大きな確信の上になされるので、ホーリー・スピリットの面前では、疑いは意味を失ってしまうからだ」。



Christ cannot doubt Himself. The Voice for God can only honor Him, rejoicing in His perfect, everlasting sinlessness. 
  • honor [άnər] : 「〜に敬意を払う、尊敬する」
  • rejoice [ridʒɔ́is] : 「うれしがる、喜ぶ、祝う」
  • everlasting [èvərlǽstiŋ] : 「永遠の、永遠に続く」
  • sinlessness [sínlisnis] : 「罪のないこと、無辜」
❖ "Christ cannot ~ "「キリストは自らを疑うことは不可能だ」。ここのキリストはホーリー・スピリットに判断された無辜なる神の子、つまり、あなたのこと。"The Voice for ~ "「神に代わって話す声は、キリストに敬意を払うのみである」。"rejoicing in ~ "「そして、キリストの完全で永遠の無辜性を心から喜ぶのだ」。ホーリー・スピリットによって完全に無辜だと判断されたあなたは、同胞もまた無辜であると証言するキリストの役割を担う。救いの役割である。ホーリー・スピリットはそんなあなたの姿を目にして喜び、最大の敬意を払う。



Whom He has judged can only laugh at guilt, unwilling now to play with toys of sin; unheeding of the body's witnesses before the rapture of Christ's holy face.
  • laugh [lǽf] at : 「〜を笑う」
  • unwilling [ʌnwíliŋ] : 「気が進まない、不本意の、嫌がる」
  • unheeding [ʌ̀nhíːdiŋ] : 「不注意な、気をつけない」
  • rapture [rǽptʃər] : 「歓喜、狂喜」
❖ "Whom He has ~ "「ホーリー・スピリットによって(無辜だと)判断された者は、罪を笑うのみである」。"unwilling now ~ "「今や、罪などというおもちゃで遊ぶ気にもなれない」。"unheeding of ~ "「キリストの神聖な顔に表れた歓喜を前にしてなされる肉体的な証言に気をとられることはない」。他者の知覚による証言、つまり、エゴの証言など、無辜なるキリストの笑顔の前では吹き飛んでしまう。



9. And thus He judges you. Accept His Word for what you are, for He bears witness to your beautiful creation, and the Mind Whose Thought created your reality. 
  • creation [kriéiʃən] : 「創造、創作、創作物、作品」
  • bear witness : 「証言する」
❖ "And thus He ~ "「このように、ホーリー・スピリットはあなたを判断する」。ホーリー・スピリットはあなたを無辜だと判断する。"Accept His Word ~ "「あなたが何であるかというホーリー・スピリットの言葉を受け入れなさい」。あなたが神聖な神の子であるというホーリー・スピリットの言葉を信じなさい。"for He bears ~ "「なぜなら、ホーリー・スピリットは、あなたが神の創造した美しい存在であると証言しているのだから」。"and the Mind ~ "「また、あなたの実在性を創造した思いを抱く心を証言しているのだから」。つまり、神の子を創造した神の心の愛を証言している、という意味合い。



What can the body mean to Him Who knows the glory of the Father and the Son? What whispers of the ego can He hear? 
  • mean [míːn] : 「〜を意味する、…とは〜を指す」
  • glory [ɡlɔ́ːri] : 「栄光、壮観、荘厳」
  • whisper [hwíspər] : 「ささやき声」
❖ "What can the ~ "「父なる神と神の子の栄光を知っているホーリー・スピリットにとって、肉体は何を意味することが出来るだろう」。"What whispers ~ "「エゴのどんな囁(ささや)きを、ホーリー・スピリットは耳にすることが出来るだろうか」。



What could convince Him that your sins are real? Let Him be Judge as well of everything that seems to happen to you in this world. 
  • convince [kənvíns] : 「確信させる、納得させる」
  • as well : 「同じに、同様にうまく、おまけに」
❖ "What could convince ~ "「あなたの罪は実在すると、いったい何がホーリー・スピリットを確信させることが出来るだろう」。"Let Him be ~ "「この世界において、あなたに起こっているように見えるあらゆる事も同様に、ホーリー・スピリットに判断してもらいなさい」。あなたの理性による判断を放棄して、判断のすべてをホーリー・スピリットに委ねなさい。なぜなら、あなたの理性による判断はエゴの判断に過ぎないからだ。ホーリー・スピリットの判断は、すべて叡智による判断だからだ。すなわち、神の判断である。



His lessons will enable you to bridge the gap between illusions and the truth.
  • enable [inéibl] : 「〜を可能にする、出来るようにする」
  • bridge [brídʒ] : 「 〜に橋をかける、橋渡しをする」
  • gap [ɡǽp] : 「すき間、隔たり」
  • between [bitwíːn] A and B: 「AとBとの間の」
❖ "His lessons will ~ "「ホーリー・スピリットの教えは、あなたが幻想と真実の間にあるギャップに橋を架けることを可能にしてくれるだろう」。ホーリー・スピリットは、あなたが幻想から実相に目覚める手助けをしてくれる。実相への架け橋である。



10. He will remove all faith that you have placed in pain, disaster, suffering and loss. 
  • remove [rimúːv] : 「取り除く、取り去る、除去する」
  • faith [féiθ] : 「信頼、信じること、信仰、信念」
  • pain [péin] : 「痛み、痛覚、苦痛」
  • disaster [dizǽstər] : 「災害、天災、災難」
  • suffering [sʌ́fəriŋ] : 「苦しみ、苦痛、苦難」
  • loss [lɔ́s] : 「失うこと、喪失」
❖ "He will remove ~ "「ホーリー・スピリットは、あなたが痛みや不幸や苦しみ、喪失などに置いた信仰をすべて取り除いてくれる」。すべて幻想に過ぎないと知らしめ、それらを消滅させてしまう。



He gives you vision which can look beyond these grim appearances, and can behold the gentle face of Christ in all of them. 
  • vision [víʒən] : 「先見の明、洞察力、視覚、視力」
  • beyond [bijάnd] : 「向こうに、かなたに」
  • grim [ɡrím] : 「気味の悪い、恐ろしい」
  • appearance [əpíərəns] : 「外観、外見、見掛け」
  • behold [bihóuld] : 「見守る、注視する」
  • gentle [dʒéntl] : 「優しい、寛大な、穏やかな」
❖ "He gives you ~ "「ホーリー・スピリットは、このような恐ろしい見掛けを越えて見晴らすことが出来るヴィジョンを、そして、すべての見掛けの中にキリストの優しい顔を見ることの出来るヴィジョンをあなたに与えてくれる」。幻想を実在らしく見せかける知覚を超越して、ありのままの真実を見ることの出来るヴィジョン、すなわち心の目を、ホーリー・スピリットはあなたに与えてくれる。そのヴィジョンをもって、キリストの姿を目撃することが可能となる。なぜなら、キリストの姿は幻想に隠されているとは言え、あらゆる現象の背後に遍在しているからだ。



You will no longer doubt that only good can come to you who are beloved of God, for He will judge all happenings, and teach the single lesson that they all contain.
  • no longer : 「もはや〜でない」
  • beloved [bilʌ́vd] : 「最愛の、いとしい、愛される」
  • happening [hǽpniŋ] : 「出来事、事件」
  • contain [kəntéin] : 「含む、包含する」
❖ "You will no longer ~ "「あなたは、良きことだけが神に愛されるあなたに訪れることが出来るのだと、もはや疑うことはない」。"for He will ~ "「なぜなら、ホーリー・スピリットは、あらゆる出来事を判断し、それらすべてが含む唯一のレッスンを教えてくれるからだ」。この世の出来事はすべて幻想に過ぎないという唯一の教えを、ホーリー・スピリットはあなたに教えてくれる。あるいは、幻想に過ぎないこの世の事象の中に、キラッと光る真実だけを拾え、という教えを教えてくれる。



11. He will select the elements in them which represent the truth, and disregard those aspects which reflect but idle dreams. 
  • select [səlékt] : 「〜を選択する、〜を選ぶ」
  • element [éləmənt] : 「成分、要素、要因」
  • represent [rèprizént] : 「〜を表す、描く、描写する」
  • disregard [dìsriɡάːrd] : 「〜を無視する、〜を軽視する」
  • aspect [ǽspekt] : 「局面、状況、側面、特徴」
  • reflect [riflékt] : 「〜を映す、示す、反映する」
❖ "He will select ~ "「ホーリー・スピリットは、あらゆる出来事の中に真実を表す要素を選び出し、出来事の無意味な夢を反映する側面を無視する」。



And He will reinterpret all you see, and all occurrences, each circumstance, and every happening that seems to touch on you in any way from His one frame of reference, wholly unified and sure. 
  • reinterpret : 「〜を再解釈する」
  • occurrence [əkə́ːrəns] : 「発生、出来事」
  • circumstance [sə́ːrkəmstæ̀ns] : 「環境、状況」
  • touch on : 「〜に関係する」
  • in any way : 「何らか、形はどうあれ」
  • reference [réfərəns] : 「参照、参考」
  • frame of reference : 「基準枠、枠組み」
  • wholly [hóulli] : 「完全に、全く、全体的に」
  • unified [júːnəfàid] : 「統一された、統合された」
❖ "And He will ~ "「そしてホーリー・スピリットは、あなたが目にするもののすべてを、出来事のすべてを、形はどうであれあなたに関係するように見える偶発事のすべてを、完全に統一され確実な判断基準から再解釈するだろう」。完全に統一され確実な判断基準とは、いわゆるホーリー・スピリットの思考システムのことで、叡智による判断基準。あなたの環境や状況を観察し、何が真実で実在し、何が虚偽で実在しないか、ホーリー・スピリットは確実に見極める。



And you will see the love beyond the hate, the constancy in change, the pure in sin, and only Heaven's blessing on the world.
  • beyond [bijάnd] : 「向こうに、かなたに」
  • hate [héit] : 「憎悪、憎しみ、嫌悪」
  • constancy [kάnstənsi] : 「不変性、恒常性」
  • pure [pjúər] : 「純粋な、清らかな、きれいな」
  • blessing [blésiŋ] : 「祝福、恩恵、幸運」
❖ "And you will ~ "「そしてあなたは、憎悪を超越した愛、変化の中に不変性、罪の中に純粋、そして、この世界に天の王国の祝福だけを見ることになる」。



12. Such is your resurrection, for your life is not a part of anything you see. 
  • resurrection [rèzərékʃən] : 「よみがえり、復活」
  • part [pάːrt] : 「一部、部分」
❖ "Such is your ~ "「それが、あなたの復活である」。"for your life ~ "「なぜなら、あなたの命は、あなたが目にするものの一部ではないからだ」。あなたが目にする世界は幻想であり、あなたの命は幻想の一部ではない。命が実相に目覚めること、それがあなたの復活である。命の復活だ。



It stands beyond the body and the world, past every witness for unholiness, within the Holy, holy as Itself. 
  • stand [stǽnd] : 「立っている、ある、位置する」
  • past [pǽst] : 「〜のそばを過ぎて、〜を過ぎ去って」
  • holiness [ʌ̀nhóulinis] : 「神聖でないこと」
❖ "It stands beyond ~ "「それは肉体や世界を越えた所にあり、」復活した命は幻想世界を超越した所にあり、"past every witness ~ "「神聖でないものの証言を通り越して、神聖なものの内にあって、それ自体も神聖である」。あなたの命は、幻想を実在だとする偽りの証言を超越して、神の神聖さへとたどり着く。あなた自身の命が神聖だからだ。



In everyone and everything His Voice would speak to you of nothing but your Self and your Creator, Who is One with Him. 
  • creator [kriéitər] : 「創造者、創作者、創設者」
  • speak of : 「〜を口にする、〜のことを話す」
❖ "In everyone and ~ "「あらゆる人々、あらゆる事柄の中で、ホーリー・スピリットの声があなたに、あなた自身とあなたを創造した神、あなた自身と一体となった神だけを語る」。神と一体である神の子のあなたに、ホーリー・スピリットは真実のすべてを語る。神のメッセージをあなたに伝える。



So will you see the holy face of Christ in everything, and hear in everything no sound except the echo of God's Voice.
  • except [iksépt] : 「ただし、除いて」
❖ "So will you see ~ "「だから、あなたは、あらゆるものの中にキリストの顔を目撃し、あらゆるものの中に神の声が反響する音だけを聞くことになる」。



13. We practice wordlessly today, except at the beginning of the time we spend with God. 
  • practice [prǽktis] : 「練習する、実践する、実施する」
  • wordlessly [wə́ːrdlisli] : 「黙ったまま」
  • at the beginning : 「まず最初は、最初に、当初は」
  • spend [spénd] : 「使う、費やす」
❖ "We practice ~ "「神と供に過ごす時間の初めを除いて、今日は無言のまま練習する」。



We introduce these times with but a single, slow repeating of the thought with which the day begins. 
  • introduce [ìntrədjúːs] : 「取り入れる、導入する」
  • repeat [ripíːt] : 「〜を繰り返して言う」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思想」
❖ "We introduce ~ "「私達は、一日を始めるにふさわしい思いを一つだけゆっくり繰り返し述べながら、練習に入っていく」。



And then we watch our thoughts, appealing silently to Him Who sees the elements of truth in them. 
  • watch [wάtʃ] : 「じっと見る、観察する」
  • appeal [əpíːl] to : 「〜に訴える、〜に懇願する」
  • element [éləmənt] : 「成分、要素、要因」
❖ "And then we ~ "「その後、私達の思いを見つめ、思いの中に真実の要素を見つけることの出来るホーリー・スピリットに静かに訴える」。訴えるとは、様々な思いの中に、どれが真実であるかを判断してもらう、ということ。



Let Him evaluate each thought that comes to mind, remove the elements of dreams, and give them back again as clean ideas that do not contradict the Will of God.
  • evaluate [ivǽljuèit] : 「〜の値を求める、〜を評価する」
  • remove [rimúːv] : 「取り除く、取り去る」
  • give back : 「返す」
  • contradict [kɑ̀ntrədíkt] : 「〜と矛盾する、相反する 」
❖ "Let Him evaluate ~ "「心に浮かんだ一つ一つの思いをホーリー・スピリットに評価してもらい、」"remove the elements ~ "「夢の要素を取り除いて、神の意志と矛盾することのないクリーンな思いとして、それらの思いを返してもらいなさい」。あなたの心に浮かんだ思いをすべてホーリー・スピリットに委ね、評価してもらって、神の意志に反しない浄化された思いだけを返してもらうのだ。



14. Give Him your thoughts, and He will give them back as miracles which joyously proclaim the wholeness and the happiness God wills His Son, as proof of His eternal Love. 
  • joyously [dʒɔ́iəsli] : 「喜びに満ちて」
  • proclaim [proukléim] : 「宣言する、明白にする」
  • wholeness [hóulnis] : 「完全であること」
  • proof [prúːf] : 「証拠、証明、証し」
  • eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、不変の、永久の」
❖ "Give Him ~ "「あなたの思考をホーリー・スピリットにあずけなさい」。"and He will ~ "「そうすれば、ホーリー・スピリットは、あなたの思考を奇跡として返してくれるだろう」。幻想で汚れた思考を浄化し、奇跡を生み出す真実の思考としてあなたに戻してくれる。"which joyously ~ "「その奇跡としての思考は、神の永遠の愛の証として神が神の子に意図した完全性と幸せを、喜びに満ちながら宣言する」。奇跡を生み出す浄化された思考は、あなたが神の子として欠けるものはなく、完全に無辜であり、愛と喜びと幸せに溢れた存在であることに気付かせてくれる。それこそが奇跡であり、神が神の子に意図したことである。



And as each thought is thus transformed, it takes on healing power from the Mind which saw the truth in it, and failed to be deceived by what was falsely added. 
  • transform [trænsfɔ́ːrm] : 「〜を変形する、〜を変換する」
  • take on : 「帯びる、持つようになる」
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
  • deceive [disíːv] : 「欺く、惑わす、だます」
  • falsely [fɔ́ːlsli] : 「偽って、不誠実に、不当に」
  • add [ǽd] : 「加える、付け足す」
❖ "And as each ~ "「そして、このように一つ一つの思考が変換されるにしたがい、その思考は、思考の中に真実を見た心がヒーリングのパワーを持つことが出来るようにしてくれる」。真実を見抜くヴィジョン、すなわち心の目が育ち、その心は他者の幻想を癒やすパワーを帯びるようになる。"and failed to ~ "「そして、誤って付け加えられたものによって、思考が騙されることはなくなる」。誤って付け加えられたものとは、あなたの思考を汚していた虚偽や幻想のこと。浄化されたあなたの思考は、二度と虚偽や幻想によって騙されることはない。



All the threads of fantasy are gone. And what remains is unified into a perfect Thought that offers its perfection everywhere.
  • threads [θréd] : 「糸、筋、脈絡」
  • remain [riméin] : 「とどまる、残る、残存する」
  • unify [júːnəfài] : 「統一する」
  • offer [ɔ́fər] : 「差し出す、捧げる、〜を提供する」
  • perfection [pərfékʃən] : 「完全、完璧、完成」
❖ "All the threads ~ "「ファンタジーの脈絡はすべて消えてしまう」。エゴが描いたファンタジーの筋書きはかき消される。"And what remains ~ "「そして残ったものは、あらゆる所に完全性をもたらす完璧な思考として統一される」。ファンタジーが取り除かれた思考は真実だけで再構成、再統一され、あらゆる場所に完璧な真実だけを見ることが出来るようになる。たとえば、以前は憎んでいた他者を、あなたと同様の完璧に無辜なる神の子として見ることが出来るようになる。自他一如という思考が可能となる。



15. Spend fifteen minutes thus when you awake, and gladly give another fifteen more before you go to sleep. 
  • spend [spénd] : 「使う、費やす」
  • awake [əwéik] : 「目が覚める、眠りから起きる」
  • gladly [ɡlǽd] : 「喜んで、喜々として」
❖ "Spend fifteen ~ "「朝目覚めた時、このように15分を費やし、寝る前に、もう15分を喜んで練習に充てなさい」。



Your ministry begins as all your thoughts are purified. So are you taught to teach the Son of God the holy lesson of his sanctity. 
  • ministry [mínəstri] : 「職務、聖職」
  • purify [pjúərəfài] : 「〜を浄化する、〜を清める」
  • taught [tɔ́ːt] : 「teachの過去・過去分詞形」
  • sanctity [sǽŋktəti] : 「神聖さ、高潔、神聖」
❖ "Your ministry ~ "「あなたの思考すべてが浄化されるにしたがい、あなたの役割が始まる」。あなたの実相的な役割が明確になっていく。"So are you ~ "「つまり、あなたは、神の子の高潔さを伝える神聖なレッスンを教えるための教えを学ぶのだ」。あなたも他者も、ともに神聖な神の子であると知ること、それを学び教えること、それによって夢から目覚めること、救い救われること、それがあなたの実相的な役割である。



No one can fail to listen, when you hear the Voice for God give honor to God's Son. 
  • honor [άnər] : 「敬意、光栄、高潔、誠実」
❖ "No one can ~ "「神に代わる声が神の子に敬意を表すその声をあなたが耳にするとき、誰も聞き損じることは不可能だ」。神の子の神聖さを讃えるホーリー・スピリットの声をあなたが聞き取れれば、誰もがその声を耳にすることが出来る。



And everyone will share the thoughts with you which He has retranslated in your mind.
  • share in : 「〜を分かち合う、〜を共有する」
  • retranslate [ritrænsléit] : 「翻訳し直す」
❖ "And everyone ~ "「そして、あなたの心の中でホーリー・スピリットが再翻訳した思いを、誰もがあなたと分かち合うことになる」。再翻訳した思いとは、浄化された思考ということ。ホーリー・スピリットがあなたの思考の中の幻想や虚偽を洗い流し、純化してくれる。それを、あなたは他者と分かち合うのである。



16. Such is your Eastertide. And so you lay the gift of snow-white lilies on the world, replacing witnesses to sin and death. 
  • Eastertide [íːstərtàid] : 「復活節、復活祭の季節」
  • lily [líli] : 「ユリ」
  • replace [ripléis] : 「〜を交換する、置き換える」
  • witness [wítnəs] : 「証拠、証言、目撃者、証人」
❖ "Such is your ~ "「あなたの復活節とは、そういうことだ」。"And so you ~ "「そこで、あなたは、この世界の上に、罪と死の証言に置き換えて、雪のように白い百合の花の贈り物を置くのだ」。雪のように白い百合の花は、神の子の無辜性の象徴。



Through your transfiguration is the world redeemed, and joyfully released from guilt. 
  • transfiguration [træ̀nsfigjəréiʃən] : 「変容、変形、変貌」
  • redeem [ridíːm] : 「〜を罪から救う、償う」
  • joyfully [dʒɔ́ifəlli] : 「喜びに満ちあふれて」
  • release [rilíːs] : 「解放する、自由にする」
❖ "Through your ~ "「あなたの変貌を通して、この世界が贖(あがな)われ、喜びのうちに罪から解放される」。あなたが無辜なる神の子として復活し、変貌することによって、罪は幻想に過ぎないと世界は知る。世界は幻想の罪を赦し、罪は消滅する。贖罪は果たされ、幻想に過ぎない罪から完全に解放される。



Now do we lift our resurrected minds in gladness and in gratitude to Him Who has restored our sanity to us.
  • lift [líft] : 「持ち上げる、高める」
  • resurrect [rèzərékt] : 「復活させる、よみがえらせる」
  • gladness [ɡlǽdnis] : 「喜ばしさ、喜び」
  • gratitude [ɡrǽtətjùːd] : 「感謝、感謝の気持ち」
  • restore [ristɔ́ːr] : 「回復させる、修復する、復活させる」
  • sanity [sǽnəti] : 「正気、健全さ」
❖ "Now do we ~ "「今私達は、私達に正気さを復活させてくれたホーリー・スピリットに喜びと感謝を捧げながら、復活した私達の心を高らかに掲げる」。



17. And we will hourly remember Him Who is salvation and deliverance. 
  • hourly [áuərli] : 「1時間ごとに、毎時」
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い」
  • deliverance [dilívərəns] : 「救出、解放」
❖ "And we will ~ "「そして、私達は1時間毎に、救いであり解放をもたらすホーリー・スピリットを思い出すことになる」。



As we give thanks, the world unites with us and happily accepts our holy thoughts, which Heaven has corrected and made pure. 
  • give thanks : 「感謝する」
  • unite with : 「〜と一緒になる、〜と結合する」
  • accept [əksépt]: 「受け入れる、承認する」
  • correct [kərékt] : 「〜を訂正する、修正する、正す」
  • pure [pjúər] : 「純粋な、清潔な、清らかな」
❖ "As we give ~ "「私達が(復活への)感謝を捧げるとき、この世界は私達と一体となり、嬉々として私達の神聖な思いを受け入れる」。"which Heaven ~ "「それは、天の王国が正し、浄化した思いである」。



Now has our ministry begun at last, to carry round the world the joyous news that truth has no illusions, and the peace of God, through us, belongs to everyone.
  • at last : 「最後に、ついに、とうとう」
  • round [ráund] : 「ぐるりと、巡って」
  • joyous [dʒɔ́iəs] : 「うれしい、喜びに満ちた、楽しい」
  • belong [bilɔ́ːŋ] to : 「〜に属する、〜の所有である」
❖ "Now has our ~ "「今、私達の役割はついに始まった」。"to carry round ~ "「真実は一切の幻想を含まず、神の平和が私達を通してあらゆる人々に属しているという喜ばしい知らせを世界中に届ける、そういう役割が始まったのだ」。






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