●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
●  Workbook精読http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp です。
●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



W-pI.132.1:1 ~ W-pI.132.17:2

Lesson 132




I loose the world from all I thought it was.
  • loose [lúːs] : 「緩める、解き放す、放つ」
❖ "I loose the ~ "「世界はこうだと思っていた、そのすべてから、私は世界を解き放つ」。あなたはずっと、知覚がとらえる圧倒的なリアルなこの世界は実在であり、したがって、頭脳をもった肉体の自分が実存だと思っていたが、そんな考えから自分も世界も解放する。エゴの考え方からの解放は、すなわち、この世界の解放でもある。



1. What keeps the world in chains but your beliefs? And what can save the world except your Self? Belief is powerful indeed. 
  • save [séiv] : 「救う、助ける」
  • powerful [páuərfəl] : 「強い、強力な」
❖ "What keeps ~ "「あなたの信念以外に、いったい何がこの世界を鎖に縛り付けておけるだろう」。ここの"beliefs"「信念」は、誤って信じていることの総体である。エゴの思考システムと考えてもいい。"And what ~ "「本当のあなた自身以外に、いったい何がこの世界を救えるだろう」。本当のあなたが自身とは、ホーリー・スピリットと一体化した実相としてのあなた。ホーリー・スピリットの思考システムを信じるあなたである。"Belief is ~ "「信念とは、実に強い力をもっている」。エゴを信じるにしても、ホーリー・スピリットを信じるにしても、想念はそのまま現実を作る力をもっている。思いは現実化するのだ。



The thoughts you hold are mighty, and illusions are as strong in their effects as is the truth. 
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考」
  • mighty [máiti] : 「強力な、強大な」
  • effect [ifékt] : 「結果、影響」
❖ "The thoughts ~ "「あなたが抱く思いは、強い力をもっている」。"and illusions ~ "「そして、幻想は、その影響力において真実と同じくらい強い力をもっている」。



A madman thinks the world he sees is real, and does not doubt it. Nor can he be swayed by questioning his thoughts' effects. 
  • madman [mǽdmæ̀n] : 「狂人、気違い」
  • doubt [dáut] : 「疑う、信じない」
  • sway [swéi] : 「ぐらつかせる、揺さぶる」
❖ "A madman ~ "「狂った者は、目にする世界が実在すると思っており、それを疑うことさえしない」。圧倒的にリアルに見える世界は実在する現実だと思い、それが夢であるかもしれないと疑うことさえしない。"Nor can he ~ "「また、狂った者は、思いが作った結果に対して疑問を発することでぐらつくこともない」。ここの"thoughts' effects"は、思考が現実を結果として作り出している、ということ。思考の影響力ととらえてもいい。狂った者は疑問を発することがないので、精神的にぐらつくことはない。いわゆる、狂信しているわけだ。その狂信が現実を作っている。



It is but when their source is raised to question that the hope of freedom comes to him at last.
  • source [sɔ́ːrs] : 「もと、源、起源」
  • raise [réiz] : 「上げる、上昇させる、起こす」
  • freedom [fríːdəm] : 「自由、解放」
  • at last : 「ついに、とうとう」
❖ "It is but ~ "「解放への希望が狂った者についにやって来るのは、結果の源はどこにあるのか、疑問として立ち上がるときに他ならない」。目にする世界は思考の結果だと知れば、つまりその源を知れば、そこが突破口となって幻想からの解放が可能となる。なぜなら、思考を変えれば、結果も変え得るということだから。まだ希望は残されている。



2. Yet is salvation easily achieved, for anyone is free to change his mind, and all his thoughts change with it. 
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い」
  • easily [íːzili] : 「安易に、簡単に」
  • achieve [ətʃíːv] : 「獲得する、達成する」
❖ "Yet is salvation ~ "「しかも、救いは容易に達成される」。"for anyone is ~ "「なぜなら、誰でも自由に心を変えることが出来、考えのすべてもそれにともなって変わるからだ」。エゴに支配された心がホーリー・スピリットの主導する心に変われば、考え方も自ずと変わる。エゴの思考システムからホーリー・スピリットの思考システムに変わるのだ。それによって、幻想からの救いが容易に実現する。



Now the source of thought has shifted, for to change your mind means you have changed the source of all ideas you think or ever thought or yet will think. 
  • shift [ʃíft] : 「変わる、移る」
  • mean [míːn] : 「〜を意味する、…とは〜を指す」
❖ "Now the source ~ "「今や、思考の源が変わったのだ」。エゴからホーリー・スピリットの思考システムに移った。"for to change ~ "「なぜなら、あなたの心を変えるということは、あなたが考えることの、あるいは考えてきたことの、あるいは考えるであろうことの、すべての考えの源を変えたことを意味するからだ」。時間を超越して、あなたの思考システムが変わったのだ。幻想的(エゴの)思考システムから、実相的(ホーリー・スピリットの)思考システムに変わったのだから、幻想の時間が消滅するのは当然である。



You free the past from what you thought before. You free the future from all ancient thoughts of seeking what you do not want to find.
  • past [pǽst] : 「過去、昔」
  • future [fjúːtʃər] : 「未来、将来」
  • ancient [éinʃənt] : 「古くからの、古い」
❖ "You free the ~ "「あなたは過去を、あなたが以前に考えたことから自由にする」。今という時点に立って、ホーリー・スピリットの思考システムから過去を見ることで、過去の誤りを正し、過去を解放できるのである。あるいは、過去はそもそも幻想であったと認識することが出来、過去を赦して消滅させ、あなた自身が解放される。"You free the ~ "「あなたが見出したいとも思わなかったものを探そうという昔の思いのすべてから、あなたは未来を解放する」。たとえば、あなたは昔、他者を支配し権力を行使したいと思っていたかもしれない。しかしそれは、本当のあなたが望むことではなかった。そんなつまらないものを追い求めていた古い考えから、あなたの未来を解放するのである。たとえば、あなたは昔、愛は奪うもので、愛欲によってパートナーを縛り付けたいと思ったかもしれない。しかし、今、本当のあなたは、そんな愛を求めてはいないと考えることが出来るようになった。純粋な実相的愛に目覚める未来を求め、未来を真実へと解放するのだ。



3. The present now remains the only time. Here in the present is the world set free. 
  • present [préznt] : 「今、現在」
  • remain [riméin] : 「依然として〜のままである」
  • be set free : 「自由の身となる、釈放される」
❖ "The present ~ "「今、現在だけが唯一の時間として残った」。"Here in the ~ "「現在のこここで、世界は解放されるのである」。世界を苦と痛みの幻想から救うのは、過去でも未来でもなく、今、この場所においてである。



For as you let the past be lifted and release the future from your ancient fears, you find escape and give it to the world. 
  • lift [líft] : 「解除する、取り除く」
  • release [rilíːs] : 「解放する、自由にする」
  • escape [iskéip] : 「逃亡、脱出、逃避」
❖ "For as you ~ "「なぜなら、あなたが過去を解除し、昔の恐れから未来を解放するとき、あなたは脱出方法を見出して世界にそれを与えるからだ」。ここの脱出方法とは、苦と痛みの幻想からの脱出方法。世界を救う方法のこと。



You have enslaved the world with all your fears, your doubts and miseries, your pain and tears, and all your sorrows press on it, and keep the world a prisoner to your beliefs. 
  • enslave [ensléiv] : 「〜を奴隷にする」
  • misery [mízəri] : 「悲惨、不幸、惨めさ」
  • sorrow [sάrou] : 「悲しみ、悲哀」
  • prisoner [prízənər] : 「囚人、捕虜」
❖ "You have ~ "「あなたの恐れのすべて、疑いや惨めさ、あなたの痛みや涙、そして、世界の上に押しつけられた悲しみのすべてをもって、あなたは世界を幽閉し、あなたの信じることの奴隷として世界を保持している」。恐れ、疑い、悲惨さ、痛み、そして、それに伴う悲しみ、そのすべてをあなたは夢の中で体験しているだけである。幻想なのだ。その幻想を現実だと信じているので、あなたは世界を苦と痛みの中に閉じ込めている。世界を救う代わりに、世界をあなたの狂った信念の中に閉じ込め、その上、世界があなたを苦と痛みの中に閉じ込めていると逆恨みする。



Death strikes it everywhere because you hold the bitter thoughts of death within your mind.
  • strike [stráik] : 「襲う、悩ます」
  • bitter [bítər] : 「冷酷な、無情の」
❖ "Death strikes ~ "「この世界の至る所、死が襲う」。幻想世界のすべては、変化流動し崩壊へと向かう。幻想世界では、死は必然である。"because you ~ "「なぜなら、あなたは、死という冷酷な思いを心の中に抱いているからだ」。死は必然であると信じているから、死が現実化する。この世界が幻想ではなく実在する現実だと信じているから、必然的に死も現実だと信じてしまうのである。死を世界に投影しているのだ。つまり、死を何もないスクリーン上に映し出して、それが現実だと信じているわけだ。



4. The world is nothing in itself. Your mind must give it meaning. 
  • in itself : 「それ自体では、本質的に」
  • meaning [míːniŋ] : 「意味、意義、真意」
❖ "The world ~ "「世界は、それ自体は無である」。"Your mind ~ "「あなたの心が世界に意味を与えているのだ」。世界は無であり、空(くう)であり、何も描かれていないキャンバスに過ぎない。そこに絵を描き出すのはあなたの心に他ならない。それが、幻想としてのこの世界なのだ。『色即是空、空即是色』である。



And what you behold upon it are your wishes, acted out so you can look on them and think them real. 
  • behold [bihóuld] : 「見守る、注視する」
  • wish [wíʃ] : 「願い、願望、希望」
  • act out : 「演じる」
❖ "And what you ~ "「そして、あなたが世界に見るものは、あなたの願望である」。"acted out so ~ "ここは"being acted out ~ "、意訳する、「あなたが目にするものは、あなたが見ることが出来て、実在だと思えるようにするために、演じられているものなのだ」。夜見る夢と同じ構造である。あなたの無意識の願望が夜見る夢に現れ、夢の中であなたは、その光景が実在だと勘違いしてしまうのだ。ここで、恐らく反論が出るだろう。望みもしない夢を見ることもあるではないかと。人の願望は、プラスの願望としての希望だけではなく、恐れもまた、負の願望として無意識の中で息づいている。恐れや罪の意識が、負の願望となって、望みもしない夢をあなたに強いるのだ。



Perhaps you think you did not make the world, but came unwillingly to what was made already, hardly waiting for your thoughts to give it meaning. 
  • perhaps [pərhǽps] : 「たぶん、もしかすると」
  • unwillingly [ʌnwíliŋli] : 「嫌々ながら、不本意にも」
  • hardly [hάːrdli] : 「ほとんど〜ない、とても〜ない」
  • wait for : 「〜を待つ」
❖ "Perhaps you ~ "「たぶんあなたは、あなたがこの世界を作ったのではなく、既に出来上がっている世界に不本意ながらやって来て、あなたの思いがその世界に意味を与えることはほとんど期待できない(待ちきれない)と思っている」。あなたは無理矢理この世界に生み出され、どんなに強い希望を抱いてそれを実現しようとしても、世界はそれに応えてくれないと思っている。



Yet in truth you found exactly what you looked for when you came.
  • found [fáund] : 「findの過去・過去分詞形」
  • exactly [iɡzǽktli] : 「正確に、厳密に」
❖ "Yet in truth ~ "「しかし実際は、あなたがやって来たとき、あなたはあなたが探していたものを正確に見出したのだ」。あなたがこの世に生まれて目にする光景は、あなたに対して強いられたものではなく、あなたが心の中で求めて、思い描いたものなのだ。あなたの心が、空(くう)なるキャンパスにこの世界の絵を描いて見ているだけだ。



5. There is no world apart from what you wish, and herein lies your ultimate release. 
  • apart from : 「〜から離れて、〜は別として」
  • Herein [hìərín] : 「ここに、この点で」
  • lie [lái] : 「ある、存在する」
  • ultimate [ʌ́ltəmət] : 「究極の、根本的な」
  • release [rilíːs] : 「救出、解放」
❖ "There is no ~ "「あなたが望むことから離れて、世界は存在出来ない」。だから、あなたの望みが世界を変え得る。"and herein ~ "「ここに、あなたの究極の解放がある」。あなた望めば、世界は変わり、あなたは救われ得る。



Change but your mind on what you want to see, and all the world must change accordingly. Ideas leave not their source. 
  • accordingly [əkɔ́ːrdiŋli] : 「それに応じて、それに沿って」
  • leave [líːv] : 「 〜から離れる、〜と別れる」
  • source [sɔ́ːrs] : 「もと、源、起源」
❖ "Change but ~ "「あなたは(世界に)何を見たいのか、それを思うあなたの心を変えなさい」。"and all the world ~ "「そうすれば、世界はそれにしたがって変わるはずだ」。"Ideas leave ~ "「思いは、その源から離れることはない」。あなたの思いの源は、神による神の子の創造にある。神は神の延長上に神の子を創造し、神の子は神の属性のすべてを継承した。思いは神の与えた属性の一つであり、したがって、あなたの思いには創造性がある。あなたの思いが世界を作り出す。



This central theme is often stated in the text, and must be borne in mind if you would understand the lesson for today. 
  • central [séntrəl] : 「中心の、主要な、中心となる」
  • theme [θíːm] : 「論題、テーマ、主題」
  • state [stéit] : 「述べる、はっきり言う」
  • borne [bɔ́ːrn] : 「bearの過去分詞形」
  • bear [bέər] : 「持つ、有する」
❖ "This central ~ "「この中心テーマは、しばしばTEXTで述べられているが、もしあなたが今日のレッスンを理解しようと思うなら、心の中に留め置かなくてはならない」。忘れてはいけない重要なテーマである。



It is not pride which tells you that you made the world you see, and that it changes as you change your mind.
  • pride [práid] : 「誇り、自慢」
❖ "It is not ~ "意訳する、「中心テーマが意味することは、あなたが目にしたいと思う世界をあなたが作り出し、あなたの心を変えるにしたがって世界も変わるとうそぶく自慢話などではない」。あなたの心がもつパワーを誇示するためのテーマではない。その証拠に、神の子は心のパワーを誇示したがために、この幻想世界を偽創造してしまったのだ。



6. But it is pride that argues you have come into a world quite separate from yourself, impervious to what you think, and quite apart from what you chance to think it is. 
  • argue [άːrɡjuː] : 「主張する、正当だと論じる」
  • separate [sépərət] : 「分離した、分けられた」
  • impervious [impə́ːrviəs] : 「影響されない」
  • apart from : 「〜から離れて、〜は別として」
  • chance to : 「たまたま〜する」
❖ "But it is ~ "「しかし、あなた自身とはまったく分離した世界、あなたの思いに影響されない世界、あなたがたまたま思いつくことから完全にかけ離れた世界、そんな世界にあなたはやって来たと主張することはおごり高ぶりである」。自分の思いがでっち上げた世界に対して、自分とは無関係だと主張することは、無責任である。おごり高ぶりも甚だしい。



There is no world! This is the central thought the course attempts to teach. 
  • attempt [ətémpt] : 「〜を試してみる、〜を企てる」
❖ "There is ~ "「世界など存在しないのだ」。世界は空(くう)である。空なる空間に心の思いが幻想を描き出しているに過ぎない。"This is the ~ "「これが、このコースが教えようと試みている中心的な考え方である」。色即是空はACIMの中心テーマである。



Not everyone is ready to accept it, and each one must go as far as he can let himself be led along the road to truth. 
  • be ready to : 「いつでも〜できる、すぐに〜できる」
  • led [léd] : 「leadの過去・過去分詞形」
  • lead [líːd] : 「〜を導く、連れて行く」
  • along [əlɔ́ːŋ] : 「〜に沿って」
❖ "Not everyone ~ "「誰も、それを受け入れる準備が出来ていない」。"and each one ~ "「そして、各人が、真実への道に自らを導き、出来るだけ遠くへと行かなくてはならないのだ」。



He will return and go still farther, or perhaps step back a while and then return again.
  • return [ritə́ːrn] : 「戻る、帰る」
  • farther [fάːrðər] : 「もっと遠くへ、もっと先に」
  • step back : 「後ずさりする」
  • a while [hwáil] : 「しばらくの間、ちょっとの間」
❖ "He will return ~ "「戻って来てはさらに遠くまで進み、あるいはたぶん、しばらくは後ずさりし、そして再び戻ってくる」。ACIMを学習する者達の歩みを言い当てているかのような一文である。少なくとも、真実を学ぶ道は、エスカレーターのようなものではない。紆余曲折、前進もあり、後退もあり、停滞もあり、である。それに打ち勝った者だけが、ACIMの学習を完了できる。イエスの言葉を借りるなら、『コースを卒業する』ことができるのだ。



7. But healing is the gift of those who are prepared to learn there is no world, and can accept the lesson now. 
  • prepared [pripέərd] : 「準備ができている」
❖ "But healing ~ "「ヒーリングは、世界は存在しないと学ぶ準備が出来て、今、レッスンを受け入れることが出来る者の贈り物である」。目にする世界は存在しないと学び、真実のレッスンを受け入れる準備の整った者は、神からの贈り物である奇跡によってヒーリングされ得る。



Their readiness will bring the lesson to them in some form which they can understand and recognize. 
  • readiness [rédinəs] : 「準備ができていること」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、受け入れる」
❖ "Their readiness ~ "「準備が出来ていれば、彼らが理解し受け入れることが出来る何らかの形で、彼らにレッスンがもたらされる」。レッスンをもたらしてくれるのはホーリー・スピリットである。その内容はホーリー・スピリットに委ねればいい。



Some see it suddenly on point of death, and rise to teach it. 
  • suddenly [sʌ́dnli] : 「突然に、急に」
  • on the point of : 「〜間際に、〜に瀕して」
  • rise [ráiz] : 「立ち上がる」
❖ "Some see ~ "「ある者は、死の間際に突然それがわかり、教えるために(息を吹き返して)立ち上がる」。臨死体験者の多くは、この様な悟りが起き得ると証言している。彼らはその後の人生を180度変える。臨死体験を単なる幻覚だと片付けてはいけない。ただし、臨死体験は幻覚ではないが、実相的な視点から見れば、臨死体験もまた幻想である。死が幻想であるから、当たり前と言えば当たり前だ。



Others find it in experience that is not of this world, which shows them that the world does not exist because what they behold must be the truth, and yet it clearly contradicts the world.
  • experience [ikspíəriəns] : 「経験、体験」
  • exist [iɡzíst] : 「存在する」
  • behold [bihóuld] : 「見守る、注視する」
  • contradict [kɑ̀ntrədíkt] : 「〜と矛盾する、相反する」
❖ "Others find ~ "「他の者は、この世界のものではない経験を通して、それを見出す」。科学では説明出来ないような超常現象に接することで、この世界が存在しないと知る。臨死体験と同様に、科学的実証性をもたない経験、たとえば宗教的超越体験などによって、この世の非実在性を確信する。"which shows ~ "「この世界のものではない経験は彼らに、世界は存在しないと示す」。"because what ~ "「なぜなら、彼らが見ている(別の)世界こそ真実に違いなく、明らかにそれはこの世界と相反するからだ」。超常的な体験を通して、この世界が幻想であり、存在しないと確信が持てるようになる。



8. And some will find it in this course, and in the exercises that we do today. Today's idea is true because the world does not exist. 
  • exercise [éksərsàiz] : 「練習、訓練、課題」
❖ "And some will ~ "「またある者は、このコースや今日私たちが行うエクササイズの中に見出すだろう」。これが、一番穏やかな知覚の修正につながるだろう。思考を変え、知覚に変化をもたらすのだ。



And if it is indeed your own imagining, then you can loose it from all things you ever thought it was by merely changing all the thoughts that gave it these appearances. 
  • indeed [indíːd] : 「実に、本当に、確かに」
  • loose [lúːs] : 「緩める、解き放す」
  • merely [míərli] : 「ただ単に、単に」
  • appearance [əpíərəns] : 「外観、外見、見掛け」
❖ "And if it is ~ "「もしそれが、実はあなた自身の抱くイメージに過ぎなかったら、」あなたが目にするものが、あなたが投射によってでっち上げたイメージに過ぎなかったら、"then you can ~ "「これらの見かけを与えていた考え方のすべてを単に変えることで、あなたがかつてそうだと思っていたことのすべてから、それを解放することが出来る」。見かけを与える知覚が、その物の実在性を保証しているというエゴ的な考えを捨てて、知覚は見たいと思う物をイメージとして見せている装置に過ぎないという考え方に変えれば、あなたが今まで知覚されるものは実在するに違いないと思っていた誤りのすべてから解放される。



The sick are healed as you let go all thoughts of sickness, and the dead arise when you let thoughts of life replace all thoughts you ever held of death.
  • let go : 「手放す、解放する、捨てる」
  • sickness [síknəs] : 「病気」
  • arise [əráiz] : 「起こる、生じる」
  • replace [ripléis] : 「〜を交換する、置き換える」
❖ "The sick are ~ "「病んだ考え方のすべてを手放すにしたがい、病んだ者はヒーリングされる」。心が正されれば、病も消える。"and the dead ~ "「そして、あなたが今まで抱いてきた死の考え方のすべてを、命の考え方に置き換えれば、死者さえも蘇る」。死の考え方とは、エゴの思考システムが生み出す崩壊の考え方。命の考え方とは、ホーリー・スピリットの思考システムが生み出す再生(復活)の考え方。



9. A lesson earlier repeated once must now be stressed again, for it contains the firm foundation for today's idea. 
  • earlier [ə́ːrliər] : 「より前の」
  • stress [strés] : 「〜を強調する、強く主張する」
  • contain [kəntéin] : 「含む、包含する」
  • firm [fə́ːrm] : 「堅い、堅固な、頑丈な」
  • foundation [faundéiʃən] : 「土台、礎、基盤」
❖ "A lesson earlier ~ "「以前、一度繰り返したレッスンは、今もう一度強調しておかなければならない」。"for it contains ~ "「なぜなら、それは、今日のものの見方にとって堅固な基盤となるものを含んでいるからだ」。



You are as God created you. There is no place where you can suffer, and no time that can bring change to your eternal state. 
  • suffer [sʌ́fər] : 「苦しむ、苦痛を感じる」
  • bring change to : 「〜に変化をもたらす」
  • eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、不変の、永久の」
  • state [stéit] : 「状態、状況」
❖ "You are as ~ "「あなたは、神があなたを創造したままのあなたである」。"There is no ~ "「あなたが苦しむ可能性のある空間などなく、あなたの永遠なる状態に変化を加える可能性のある時間もない」。時間も空間も存在しない実相世界において神は神の子を創造し、あなたはその神の子である。永遠不変の実在である。



How can a world of time and place exist, if you remain as God created you?
  • remain [riméin] : 「依然として〜のままである」
❖ "How can ~ "「もしあなたが、神が創造したままであるなら、どうして、時間と空間の世界が存在し得ようか」。



10. What is the lesson for today except another way of saying that to know your Self is the salvation of the world? 
  • except [iksépt] : 「ただし、除いて」
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い」
❖ "What is the ~ "意訳する、「別の言い方をすれば、本当のあなた自身は世界の救いであるということなのだが、それを除いたら、いったい今日のレッスンは何のためだろうか」。今日のレッスンは、あなたが神の子として世界を救うという本当の自分を知るためのレッスンである。



To free the world from every kind of pain is but to change your mind about yourself. 
  • pain [péin] : 「痛み、苦痛」
❖ "To free the ~ "「あらゆる種類の痛みから世界を解放することは、まさに、あなた自身についてあなたの心を変えることである」。エゴの支配を抜け、ホーリー・スピリットと一体になった神の子としての心に立ち戻ること、それが、世界をあらゆる痛みから解放することにつながる。



There is no world apart from your ideas because ideas leave not their source, and you maintain the world within your mind in thought.
  • apart from : 「〜から離れて、〜は別として」
  • leave [líːv] : 「 〜から離れる、〜と別れる」
  • source [sɔ́ːrs] : 「もと、源、起源」
  • maintain [meintéin] : 「 〜を保持する、維持する」
❖ "There is no ~ "「あなたの思いから離れた世界など存在しない」。あなたの思いが世界を作る。"because ideas ~ "「なぜなら、思いはその源から離れることはないからだ」。思いの源がエゴなら幻想世界が作られ、思いの源が神なら、あなたは実相世界へ立ち帰る。"and you maintain ~ "「あなたは世界を、思いを抱いた心の中に維持するのである」。



11. Yet if you are as God created you, you cannot think apart from Him, nor make what does not share His timelessness and Love. 
  • share in : 「〜を分かち合う、〜を共有する」
  • timelessness [táimlisnis] : 「時間が存在しないこと」
❖ "Yet if you are ~ "「しかし、もしあなたが、神があなたを創造したままのあなたであったら、神から離れて考えることは出来ないし、神の無時間性や愛を分かち合わないものなど作ることは出来ない」。神の無時間性とは、時間を超越した永遠不変の実体、つまり、真の創造、ということ。愛の拡張は、無時間なる真の創造である。



Are these inherent in the world you see? Does it create like Him? Unless it does, it is not real, and cannot be at all. 
  • inherent [inhíərənt] : 「生まれつきの、生来の」
❖ "Are these inherent ~ "「あなたが目にする世界の中に、これらが元来存在するだろうか」。神から継承した神の属性が、この幻想世界に存在するだろうか。"Does it ~ "「この世界は、神のように創造するだろうか」。"Unless it ~ "「神のように創造出来ない限り、この世界は現実ではなく、まったく存在しない」。神の創造性を持っていないこの世界は夢であり、幻想に過ぎない。



If you are real the world you see is false, for God's creation is unlike the world in every way. 
  • false [fɔ́ːls] : 「正しくない、誤った、偽の」
  • unlike [ʌnláik] : 「〜とは違って」
❖ "If you are ~ "「もしあなたが現実なら、あなたが目にする世界は偽物だ」。もしあなたが、神が創造した実体であるなら、神が創造しなかったこの世界は実体のない偽物である。"for God's creation ~ "「なぜなら、神の創造は、あらゆる点において、この世界と似ても似つかないからだ」。



And as it was His Thought by which you were created, so it is your thoughts which made it and must set it free, that you may know the Thoughts you share with God.
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思索、思想」
❖ "And as it was ~ "「あなたを創造したものが神の思いであるように、あなたが作り出し、それを自由の位置に据えるのはあなたの思いである」。"that you ~ "「そうすれば、あなたが神と分かち合う思いを知ることが出来るだろう」。ここの"thought"を『思い』と訳したが、『考え』でも『考え方』でも『思考』でもいい。むしろ、『愛』に置き換えて読むと、スムーズに理解出来るだろう。



12. Release the world! Your real creations wait for this release to give you fatherhood, not of illusions, but as God in truth. 
  • release [rilíːs] : 「解放する、自由にする」
  • creation [kriéiʃən] : 「創造、創作、創作物、作品」
  • wait for : 「〜を待つ」
  • fatherhood [fάːðərhùd] : 「父であること」
❖ "Release the ~ "「世界を解放しなさい」。"Your real ~ "「あなたが本当に創造したものは、幻想としてではなく真実の神としてあなたの父権を受け入れるために、この解放を待ち望んでいる」。あなたが実相的な真の創造によって生み出したものはあなたの子であって、その子はあなたを父として受け入れるだろう。それは錯覚でも幻想でもなく、真実である。だから、黒雲に覆われて真実を隠す世界を、その幻想から解放しなさい。



God shares His Fatherhood with you who are His Son, for He makes no distinctions in what is Himself and what is still Himself. 
  • distinction [distíŋkʃən] : 「差異、区別」
  • make no distinctions : 「区別をしない」
❖ "God shares ~ "「神は、神の子であるあなたとその父権を分かち合っている」。あなたが創造したものにとって、あなたは父。神が創造したあなたにとって、神は父。まったく同一だということ。"for He makes ~ "「なぜなら、神は、神自身であるものと、今なお神自身であるものとにまったく区別を付けないからだ」。さて、ここは非常に解釈の難しい部分である。訳者によって、様々に解釈され、翻訳されるだろう。したがって、精読を旨とするする者にとっては(もちろん、あなたを含めて)、腕の見せ所でもある。
まず初めに、ヘレンの速記ノートから、それとおぼしき部分を抜き出してみる。

The Will of the Father and of the Son are One together BY THEIR EXTENSION. Their extension is the RESULT of their Oneness, holding their unity together by extending their JOINT Will. This is perfect creation by the perfectly created in union with the Perfect Creator. The Father MUST give fatherhood to His Son because His Own Fatherhood must be extended outward. You who belong in God have the holy function of extending His Fatherhood by placing NO limits upon It. Let the Holy Spirit teach you HOW to do this, for you will know what it MEANS of God Himself.
神の意志と神の子の意志は、その拡張性を考えると、同一である。この拡張性は、神と神の子が単一である結果なのであり、統一された意思を拡張することで、神と神の子の統一性は維持される。これは、完璧な創造者と一体になる中で完璧に創造された完璧な創造体である。神自身の父権は外に向かって拡張されねばならないので、父なる神は、神の子に父権を与える。神に属するあなたは、まったく制限を設けることなく、神の父権の拡張性がもつ神聖な機能を持つことになる。どうすればこれを成し得るか、ホーリー・スピリットに教えてもらおう。なぜなら、神自身が意図することを、あなたは知ることになるからだ。

さて、これによると、神は神の子をその延長上に創造したのだから、神の父権は神の子に継承された、ということになる。簡単に言えば、神と神の子は一本の延長された線上にあり、同一だということ。したがって、"He makes no distinctions in what is Himself and what is still Himself" は、神は、神自身を延長する前の神自身と、神自身を延長した後の今の神自身の間に区別を付けることはない、という意味合いになる。創造者としての神と父としての神の間に、神は区別は付けない。これは、まったく神の子にも当てはまる。なぜなら、神の子は神の延長上に創造されたからだ。したがって、神の子は創造者であると同時に、創造したものの父でもある。神と神の子は、一本の線上にあって、同一なのだ。神の意志と神の子の意志が同一であるように、神の父権と神の子の父権も同一であり、いわば、父権を分かち合っているわけだ。



What He creates is not apart from Him, and nowhere does the Father end, the Son begin as something separate from Him.
  • nowhere [nóuhwὲər] : 「どこにも〜ない」
  • separate [sépərèit] : 「離す、分離する」
❖ "What He creates ~ "「神が創造したものは、神から離れることはない」。神が創造した神の子は、神から分離することは不可能なのだ。父権が、両者の絆になっている。地上的な言い方をすれば、血の絆である。"and nowhere ~ "「そして、どこを探しても、父が終わるところに、父から離れたものとして子が始まる、などということは見つからない」。



13. There is no world because it is a thought apart from God, and made to separate the Father and the Son, and break away a part of God Himself and thus destroy His Wholeness. 
  • break away : 「剥離する、つながりを断つ」
  • destroy [distrɔ́i] : 「破壊する、粉砕する」
  • wholeness [hóulnis] : 「完全であること」
❖ "There is no ~ "「どんな世界も存在しない」。幻想世界は、文字通り存在しない。"because it is ~ "「なぜなら、それは神から離れた思いであり、」それは、神から分離した思考がでっち上げたものだからであり、"and made to ~ "「神と神の子を引き離すために作られ、神自身の一部をはぎ取って、こうして、神の全体性を破壊したからだ」。



Can a world which comes from this idea be real? Can it be anywhere? 
  • anywhere [énihwὲər] : 「どこかに、どこでも」
❖ "Can a world ~ "「こんな思考から生み出された世界は、いったい実在出来るだろうか」。"Can it be ~ "「そんな世界はどこに存在し得ようか」。



Deny illusions, but accept the truth. Deny you are a shadow briefly laid upon a dying world. 
  • deny [dinái] : 「否定する、信じない」
  • shadow [ʃǽdou] : 「影」
  • briefly [bríːfli] : 「ちょっとの間、短く」
  • laid [léid] : 「layの過去・過去分詞形」
  • lay [léi] : 「置く、横たえる」
❖ "Deny illusions ~ "「幻想を否定し、真実を受け入れなさい」。"Deny you are ~ "「あなたは、死にゆく世界の上にわずかの間だけ横たわる影に過ぎない、ということを否定しなさい」。はかなく消えていく肉体的存在に過ぎないという考えを捨てなさい。



Release your mind, and you will look upon a world released.
  • look upon : 「〜を見る」
❖ "Release your ~ "「あなたの心を解放しなさい」。"and you will ~ "「そうすれば、あなたは解放された世界を見るだろう」。



14. Today our purpose is to free the world from all the idle thoughts we ever held about it, and about all living things we see upon it. 
  • purpose [pə́ːrpəs] : 「目的、目標」
  • idle [áidl] : 「無意味な、無駄な」
  • held [héld] : 「holdの過去形・過去分詞形」
  • living thing : 「生物」
❖ "Today our ~ "「私たちの今日の目標は、私たちが今まで世界に対して抱いていた無意味な考え方から、そして、世界の上に目にするあらゆる生き物に対して抱いていた無意味な考えから、世界を解放することである」。要するに、この世界が実在するという考えから、世界を解放するのだ。解放するとは、この世界は幻想なのだと、世界をありのままに見るということである。



They can not be there. No more can we. For we are in the home our Father set for us, along with them. 
  • along with : 「〜と一緒に、〜とともに」
❖ "They can not ~ "「あらゆる生き物は、この世界に存在することは出来ない」。"No more ~ "「私たちも同様に、この世界に存在することは出来ない」。存在しているかに見えるのは幻覚だ。幻想世界に生命を投射して、あたかも地上に生きているかのように幻想しているのである。"For we are ~ "「なぜなら、私たちは、あらゆる生物たちと一緒に、私たちの父なる神が私たちに用意してくれた家にいるからだ」。あなたも生き物たちも、実在する命は実相世界にある。夢を見ている実体は神の住む実相世界にあるのだ。



And we who are as He created us would loose the world this day from every one of our illusions, that we may be free.
  • loose [lúːs] : 「解き放す、放つ」
❖ "And we who ~ "「そして、神が私たちを創造したままの私たちは、今日世界を、私たちが抱くあらゆる幻想から解き放とうと思う」。"that we may ~ "「そうすれば、私たちも解放される」。



15. Begin the fifteen-minute periods in which we practice twice today with this:

        I who remain as God created me would loose 
        the world from all I thought it was.

        For I am real because the world is not, 
        and I would know my own reality.
  • practice [prǽktis] : 「練習する、実践する」
  • remain [riméin] : 「依然として〜のままである」
❖ "Begin the ~ "「今日は、次のように言って、15分間2回の練習を始めなさい」。"I who remain ~ "「神が創造したままの私は、世界はこうだと思っていた、そのすべてから、世界を解き放ちたい」。"For I am ~ "「世界は現実ではないから、私こそが現実だ」。"and I would ~ "「私は、私自身の実相を知りたいと思う」。



Then merely rest, alert but with no strain, and let your mind in quietness be changed so that the world is freed, along with you.
  • merely [míərli] : 「ただ単に、単に」
  • rest [rést] : 「休む、休息する」
  • alert [ələ́ːrt] : 「油断のない、用心深い」
  • strain [stréin] : 「緊張、精神的緊張」
❖ "Then merely ~ "「その後、ただ安らぎ、用心し、しかし緊張してはいけない」。"and let your ~ "「そして、静けさの中であなたの心が変わるに任せなさい」。"so that the ~ "「そうすれば、あなたと供に、世界も解放される」。




16. You need not realize that healing comes to many brothers far across the world, as well as to the ones you see nearby, as you send out these thoughts to bless the world. 
  • across [əkrɔ́s] : 「〜を横切って、〜を横断して」
  • nearby [níərbái] : 「すぐ近くの」
  • send out : 「送信する」
  • bless [blés] : 「〜を祝福する、清める」
❖ "You need not ~ "「あなたは、あなたが世界を祝福するためにこのような思いを送るにしたがい、ヒーリングが、あなたが身近に見る人達にも、遠くの世界中の多くの同胞達にも、同様にもたらされるのを知る必要はない」。あなたが解放されると同時に、世界中の同胞も解放される。しかし、それを知る必要はない。あなたは、世界が解放されるようにと願い、祝福し、愛に満ちたその思いを伝えるだけでいい。結果を知る必要はない。



But you will sense your own release, although you may not fully understand as yet that you could never be released alone.
  • sense [séns] : 「〜を感知する、〜に気付く」
  • fully [fúlli] : 「十分に、完全に」
  • as yet : 「今のところ」
  • alone [əlóun] : 「独りで、単独で」
❖ "But you will ~ "「しかし、あなたは、あなた自身の開放感に気付くだろう」。"although you ~ "「あなたはまだ、あなただけが一人解放されることはないと十分に理解出来ないにしても、」あなた自身の開放感に気付くだろう。



17. Throughout the day, increase the freedom sent through your ideas to all the world, and say whenever you are tempted to deny the power of your simple change of mind:

        I loose the world from all I thought it was, 
        and choose my own reality instead.
  • throughout [θruːáut] : 「〜の間中」
  • increase [inkríːs] : 「〜を増やす、増大させる」
  • freedom [fríːdəm] : 「自由、解放」
  • sent [sént] : 「sendの過去・過去分詞形」
  • through [θrúː] : 「〜を通じて」
  • whenever [hwènévər] : 「〜するときはいつでも」
  • tempt [témpt] : 「〜を誘惑する、〜を唆す」
❖ "Throughout the ~ "「一日を通して、あなたの思いを通して世界中に送られる開放感を増大させなさい」。"and say whenever ~ "意訳する、「そして、あなたの心を少し変えるだけで得られるパワーを否定したい誘惑に駆られたときはいつでも、次の様に言いなさい」。"I loose the ~ "「私は、世界はこうだと思っていた、そのすべてから、世界を解き放つ」。"and choose ~ "「そして、その代わりに、私自身の実相を選択する」。
 
 
 



Archive

Notification

My photo


❖ Text精読、完了しました。4年8ヶ月、1256回の投稿でした。長期に渡ってお付き合いいただき、感謝します。
❖ 引き続き、Workbook精読をご覧下さい。場所は「http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp」です。
❖ Text精読の手直しも始めました。月日をかけて見直していきます。
❖ AmazonからKindle版の精読シリーズを出版開始しました。『どこでもAcim』をご希望の方は是非どうぞ。
❖ Google PlayとiBookstoreからepub版の精読シリーズを出版開始しました。Kindle版で窮屈さをお感じでしたら、こちらをどうぞ。
❖ Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。Urtextは非常に面白いです。臨場感は半端でありません。

oohata_mnb@yahoo.co.jp
oohata.m@coda.ocn.ne.jp

アクセスカウンター
Powered by Blogger.