Lesson 29
God is in everything I see.
- everything [évriθiŋ] : 「すべてのもの」
1. The idea for today explains why you can see all purpose in everything.
- explain [ikspléin] : 「〜を説明する、明らかにする、釈明する」
- purposes [pə́ːrpəs] : 「目的、目標、狙い」
It explains why nothing is separate, by itself or in itself. And it explains why nothing you see means anything.
- separate [sépərèit] : 「離す、分ける、分離する、分解する」
- by itself : 「それだけで、ひとりでに、自然に、単独で、自動的に」
- in itself : 「それ自体では、本質的に」
- mean [míːn] : 「〜を意味する、重要性を持つ、大事である」
In fact, it explains every idea we have used thus far, and all subsequent ones as well. Today's idea is the whole basis for vision.
- in fact: 「実際に、実のところ、それどころか」
- use [juːz] : 「使う、利用する、生かす、働かせる」
- thus far : 「ここまでは、これまで、今までのところは、今までは」
- subsequent [sʌ́bsikwənt] : 「次の、後の、それに続く、後続の」
- as well : 「同じに、同様にうまく、おまけに、その上」
- whole [hóul] : 「すべてを含んだ、欠けたものがない」
- basis [béisis] : 「土台、基礎、基盤、基準、原理、原則、根拠、理由」
- vision [víʒən] : 「先見の明、洞察力、考え方、見通し、展望、視覚、視力」
たとえば、肉体は神の子の分離を象徴する幻想であって、その限りで意味などない。実在などしてはいない。しかし、肉体を幻想として認め、赦すことで幻想の肉体を消滅させ、命を純粋なスピリットとして再生させること、それが肉体の目的性である。実相的な命の再生が、肉体の目的性なのだ。その目的性に神の意思が宿っており、そこに意味がある。だからこそ、肉体が非存在であり無であるからといって、攻撃の対象にしてはいけないのだ。言い換えれば、殺人も自殺も、神の意思に反するのである。
2. You will probably find this idea very difficult to grasp at this point.
- probably [prάbəbli] : 「十中八九は、恐らく、多分」
- find [fáind] : 「気付く、理解する、発見する、見いだす」
- difficult [dífikʌ̀lt] : 「困難な、厳しい、難しい」
- grasp [ɡrǽsp] : 「〜を握る、つかむ、把握する、理解する」
- at this point : 「現在のところ、現段階では」
You may find it silly, irreverent, senseless, funny and even objectionable.
- silly [síli] : 「ばかげた、途方もない、愚かな、分別がない」
- irreverent [irévərənt] : 「不遜な、傲岸な、無礼な、非礼な」
- senseless [sénslis] : 「無分別な、非常識な、常識がない、愚かな、無意味な」
- funny [fʌ́ni] : 「滑稽な、おかしな、奇妙な、変な」
- objectionable [əbdʒékʃənəbl] : 「異議のある、反対すべき、不愉快な」
Certainly God is not in a table, for example, as you see it. Yet we emphasized yesterday that a table shares the purpose of the universe.
- certainly [sə́ːrtnli] : 「確実に、確かに、必ず 」
- for example [iɡzǽmpl] : 「例えば、例として」
- emphasize [émfəsàiz] : 「強調する、力説する」
- share [ʃέər] : 「分かち合う、共有する」
- purposes [pə́ːrpəs] : 「目的、目標、狙い」
- universe [júːnəvə̀ːrs] : 「宇宙、銀河、全世界」
And what shares the purpose of the universe shares the purpose of its Creator.
- creator [kriéitər] : 「創造者、創作者、創設者」
3. Try then, today, to begin to learn how to look on all things with love, appreciation and open-mindedness.
- try [trái] : 「試す、やってみる、試みる、企てる」
- then [ðén] : 「その次に、それから、次に、その」
- begin [biɡín] : 「〜を始める、〜するようになる」
- learn [lə́ːrn] : 「〜を学ぶ、〜であると分かる、〜を覚える、知る」
- look on : 「〜を見る」
- appreciation [əprìːʃiéiʃən] : 「感謝の気持ち、完全な認識」
- mindedness [máindidnis] : 「熱心さ、熱中」
- open‐mindedness : 「虚心、広い心、偏見のないこと」
You do not see them now. Would you know what is in them? Nothing is as it appears to you. Its holy purpose stands beyond your little range.
- appear [əpíərəns] : 「〜のように見える、〜と思われる」
- holy [hóuli] : 「神聖な、聖なる」
- stand [stǽnd] : 「立つ、立っている」
- beyond [bijάnd] : 「〜の向こうに、〜を越えて、〜を過ぎて、〜のかなたに」
- range [réindʒ] : 「範囲、距離、限界、領域」
When vision has shown you the holiness that lights up the world, you will understand today's idea perfectly.
- vision [víʒən] : 「先見の明、洞察力、想像力、見通し、視覚、視力」
- shown [ʃóun] : 「showの過去分詞」
- show [ʃóu] : 「示す、表す、表示する」
- holiness [hóulinis] : 「神聖、高潔」
- light [láit] : 「〜を明るくする、〜を照らす」
- understand [ʌ̀ndərstǽnd] : 「理解する、分かる、把握する」
- perfectly [pə́ːrfiktli] : 「完全に、完璧に、すっかり、全く」
文章を正確に解釈すれば、光を放つのは神聖さであってヴィジョンではない。しかし、あえて、ヴィジョンが光を放って世界の神聖さを照らし出す、と解釈した。まあ、ここは自由に判断していい。
And you will not understand how you could ever have found it difficult.
- found [fáund] : 「findの過去・過去分詞形」
- difficult [dífikʌ̀lt] : 「困難な、厳しい、難しい」
4. Our six two-minute practice periods for today should follow a now familiar pattern:
- practice [prǽktis] : 「練習、訓練、演習、実践、実行、履行」
- period [píəriəd] : 「期間、時期」
- follow [fάlou] : 「〜の後について行く、〜に従う、追随する」
- familiar [fəmíljər] : 「おなじみの、見慣れた、普通の」
- pattern [pǽtərn] : 「様式、決まったやり方、繰り返す形」
Begin with repeating the idea to yourself, and then apply it to randomly chosen subjects about you, naming each one specifically.
- begin with : 「〜から始める」
- repeat [ripíːt] : 「〜を繰り返す、〜を繰り返して言う」
- apply [əplái] : 「当てはまる、妥当する、適用される、適合する」
- randomly [rǽndəmli] : 「不規則に、無作為に、相手かまわず、乱雑に」
- chosen [tʃóuzn] : 「chooseの過去分詞形」
- choose [tʃúːz] : 「 〜を選ぶ、〜を選択する」
- subject [sʌ́bdʒikt] : 「対象、題材、被写体、主題、題目」
- name [néim] : 「〜に名をつける、〜に名前をつける、〜の名前を挙げる」
- each [íːtʃ] : 「それぞれの、一つ一つの、めいめいの」
- specifically [spisífikəli] : 「特に、明確に、はっきりと、具体的に」
Try to avoid the tendency toward self-directed selection, which may be particularly tempting in connection with today's idea because of its wholly alien nature.
- avoid [əvɔ́id] : 「避ける、回避する、逃れる、敬遠する」
- tendency [téndənsi] : 「性向、傾向」
- toward [təwɔ́ːd] : 「〜を向いて、〜の方へ、〜に向かって」
- self-directed [diréktid] : 「自主的な、自律的な」
- selection [silékʃən] : 「選ぶこと、選択、えりすぐり」
- particularly [pərtíkjulərli] : 「特別に、とりわけ、かなりの程度、非常に」
- tempting [témptiŋ] : 「心をそそる、魅力的な、誘惑する、誘惑的な」
- in connection [kənékʃən] with : 「〜に関連して」
- because of : 「〜のために、〜のせいで」
- wholly [hóulli] : 「完全に、全く、全体として、全体的に、すっかり」
- alien [éiljən] : 「性質の異なる、異質な、縁もゆかりもない」
- nature [néitʃər] : 「本質、特質、本性、気質、気性、性分」
たとえば、十字架のペンダントを見れば、何となく神の意思が十字架の背後に隠れているように思えるだろうが、これがイワシの頭だったらどうだろう? まさかイワシの頭に神の意思が隠れているとは誰も思うまい。そこで、あなたは自分勝手に、イワシの頭を選択から外してしまうのだ。そういう、自分に都合のいい選択は避けなさい、と言っている。
誤解がないように言っておきたいのだが、イワシの頭にも神の意思が宿っていると言っても、だからと言って、イワシの頭を後生大事に崇め奉れ、などとはACIMは言っていない。イワシの頭など、捨てるなり猫に食べさせればいいのだ。ACIMが言っているのは、ものの見方であって、行動規範ではない。ガチガチのACIM原理主義者になってはいけない。
Remember that any order you impose is equally alien to reality.
- remember [rimémbər] : 「〜を覚えている、〜を思い出す」
- order [ɔ́ːrdər] : 「順、順序、順番、順位、序列、系列」
- impose [impóuz] : 「課す、負わす、かける、与える」
- equally [íːkwəli] : 「同じように、同様に」
- reality [riǽləti] : 「現実性、実在性、現実のこと」
くどいようだが、だからと言って、十字架のペンダントとイワシの頭を同等に扱えとは言っていない。イワシの頭にチェーンを結んで、首からぶら下げている姿を想像してみたらいい。
ところで、余談になるが、十字架のペンダントとは、よく考えてみると不気味である。処刑装置を首からぶら下げているのだ。まるで、ギロチンのペンダントを首からぶら下げていることに等しい。ならば、十字架自体に意味があるのではなく、その背後に意味があるはずなのだ。
5. Your list of subjects should therefore be as free of self-selection as possible.
- list [líst] : 「リスト、一覧表、表、目録、羅列」
- subject [sʌ́bdʒikt] : 「対象、題材、被写体、主題、題目」
- therefore [ðέərfɔ̀ːr] : 「それ故に、そのために、従って、だから」
- self-selection : 「自主的選択」
- as A as possible : 「できるだけAの」
For example, a suitable list might include:
God is in this coat hanger.
God is in this magazine.
God is in this finger.
God is in this lamp.
God is in that body.
God is in that door.
God is in that waste basket.
- suitable [súːtəbl] : 「ふさわしい、適切な」
- include [inklúːd] : 「含める、含有する、包含する」
- waste basket : 「くず入れ、屑かご」
In addition to the assigned practice periods, repeat the idea for today at least once an hour, looking slowly about you as you say the words unhurriedly to yourself.
- in addition [ədíʃən] to : 「〜に加えて」
- assign [əsáin] : 「〜を割り当てる、指定する、任命する、与える」
- at least : 「少なくとも、最少に見ても」
- look about : 「周りを見回す、周囲に気を付ける、目を配る」
- slowly [slóuli] : 「ゆっくり、のろのろと」
- unhurriedly [ʌnhə́ːridli] : 「急がずに、ゆっくりと」
At least once or twice, you should experience a sense of restfulness as you do this.
- twice [twáis] : 「2回、2度」
- experience [ikspíəriəns] : 「〜を経験する、〜を体験する」
- restfulness [réstfəlnis] : 「リラックスしていること、のんびりしていること、落ち着いた気分」