Final Lessons - Introduction
1. Our final lessons will be left as free of words as possible.
- final [fáinl] : 「最後の、最終の」
- left [léft] : 「leaveの過去・過去分詞形」
- leave [líːv] : 「ある状態のままにしておく」
- as A as possible [pάsəbl] : 「できるだけAの」
❖ "Our final ~ "「私達の最終レッスンは、出来るだけ言葉に縛られない状態にしておくつもりだ」。言葉による制限から開放された状態を保とう。
We use them but at the beginning of our practicing, and only to remind us that we seek to go beyond them.
- at the beginning : 「初めに、最初に」
- practice [prǽktis] : 「練習する、実践する」
- remind [rimáind] : 「〜に思い出させる」
- seek [síːk] : 「探し求める、捜し出す」
- beyond [bijάnd] : 「〜の向こうに、〜を越えて」
❖ "We use them ~ "「練習の初めだけ、私達は言葉を使うことにし、」"and only to ~ "「私達が言葉を越えて探求することを思い出させるためだけに使う」。言葉を超越した実相的な真実を知るために、初めだけこの幻想世界の言葉を利用する。
Let us turn to Him Who leads the way and makes our footsteps sure.
- turn to : 「〜に頼る、〜の方を向く」
- lead [líːd] : 「案内する、率いる」
- lead the way : 「案内する」
- make [méik] : 「〜の状態を作り出す、〜にする」
- footstep [fútstep] : 「足跡、歩み」
- sure [ʃúər] : 「確かな、確実な」
❖ "Let us turn ~ "「道案内をしてくれて、私達の歩みを確実なものにしてくれる人に視線を向けよう」。私達を導いてくれるホーリースピリットに目を向けて判断を委ねよう。
To Him we leave these lessons, as to Him we give our lives henceforth.
- leave [líːv] : 「〜を任せておく」
- henceforth [hènsfɔ́ːrθ] : 「この時点より、これ以降」
❖ "To Him we ~ "「その人にこれらのレッスンを委ねることにする」。"as to Him ~ "「これ以降、私達の命をその人に預けるのだから」。実相的実践の指導をホーリースピリットに委ねる。つまり、実相的な命をホーリースピリットに委ねて、神への回帰の旅を実践して行く。
For we would not return again to the belief in sin that made the world seem ugly and unsafe, attacking and destroying, dangerous in all its ways, and treacherous beyond the hope of trust and the escape from pain.
- return [ritə́ːrn] : 「戻る、帰る」
- belief [bilíːf] : 「信じること、信念」
- sin [sín] : 「罪、罪悪」
- ugly [ʌ́ɡli] : 「醜い、醜悪な」
- unsafe [ʌ̀nséif] : 「安全でない、危険な」
- attack [ətǽk] : 「〜を攻撃する」
- destroy [distrɔ́i] : 「破壊する」
- dangerous [déindʒərəs] : 「危険な」
- treacherous [trétʃərəs] : 「不誠実な、不実な」
- trust [trʌ́st] : 「信頼、信用」
- escape [iskéip] : 「逃亡、脱出」
- pain [péin] : 「痛み、苦痛」
❖ "For we would ~ "「なぜなら、あらゆる形をとって世界を醜くし、物騒であり、攻撃的で破壊的で危険で、信頼への希望や痛みからの脱出を裏切るような罪への信仰へと、再び戻りたくないからだ」。罪の意識が恐れを生み出し、恐れが攻撃性や破壊性を生み出す。この世界を醜く危険なものにしている根本原因は、罪の存在を信じていることだ。幻想に過ぎない罪の存在を信じている限り、信頼への希望も、苦と痛みからの開放という希望もない。
2. His is the only way to find the peace that God has given us.
- find [fáind] : 「発見する、見いだす」
- given [ɡívən] : 「giveの過去分詞形」
❖ "His is the ~ "「ホーリースピリットこそが、神が私達に与えてくれた平和を見い出すための道そのものだ」。ホーリースピリットの導きに従うことこそが実相的な平和に至る確実な方法だ。
It is His way that everyone must travel in the end, because it is this ending God Himself appointed.
- in the end : 「結局、ついに」
- appoint [əpɔ́int] : 「決める、定める」
❖ "It is His ~ "「誰もが最終的に旅をしなくてはならないのはホーリースピリットが導く道だ」。神への回帰の道を誰もがいつかは辿るが、その時の道案内をしてくれるのがホーリースピリットである。"because it is ~ "「なぜなら、この最終目的は神自身が定めたものだからだ」。ホーリースピリットは神と神の子の仲介者である。神の意思を私達に伝えてくれるのがホーリースピリット。
In the dream of time it seems to be far off. And yet, in truth, it is already here; already serving us as gracious guidance in the way to go.
- far off : 「ずっと遠くに、はるかかなたに」
- in truth : 「実のところ、実際には」
- already [ɔːlrédi] : 「すでに、とっくに〜済み」
- serve [sə́ːrv] : 「〜に役立つ、〜に仕える」
- gracious [ɡréiʃəs] : 「優しい、丁寧な」
- guidance [gáidns] : 「指導、手引き、案内」
❖ "In the dream ~ "「夢の中にあっては、それはずっと遠いことのように見える」。この幻想世界にあっては、ホーリースピリットが神への回帰の旅を手助けしてくれるのは遠い未来のように見えるかも知れない。"And yet, in ~ "「しかし、本当は、すでにここで始まっている」。"already serving ~ "「ホーリースピリットはすでに、歩むべき道の優しい道案内者として、私達に尽くしてくれている」。
Let us together follow in the way that truth points out to us.
- follow [fάlou] : 「〜の後について行く、〜に従う」
- point out : 「〜に目を向けさせる」
❖ "Let us together ~ "「真実が私達に指し示している道を、一緒に歩もうではないか」。同胞達は神の子として単一、同一だ。みんなで神への回帰の旅に出かけよう。ホーリースピリットが確かな道案内をしてくれるのだから。
And let us be the leaders of our many brothers who are seeking for the way, but find it not.
- leader [líːdər] : 「指導者、先導者」
- seek for : 「〜を探し求める」
❖ "And let us ~ "「そして、道を探していながらまだ見出せないでいる多くの同胞たちの先導者になろうではないか」。
3. And to this purpose let us dedicate our minds, directing all our thoughts to serve the function of salvation.
- purpose [pə́ːrpəs] : 「目的、目標」
- dedicate [dédikèit] : 「〜をささげる」
- direct [dirékt] : 「〜を…へ向かわせる」
- thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考」
- serve [sə́ːrv] : 「〜に役立つ、〜に仕える」
- function [fʌ́ŋkʃən] : 「機能、役割」
- salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い」
❖ "And to this ~ "「この目的のために私達の心を捧げよう」。"directing all ~ "「私達の思いのすべてを、救いという役割に寄与するように向かわせよう」。実相的真実への回帰、神への回帰に向けて、心も思いもすべて傾けよう。
Unto us the aim is given to forgive the world. It is the goal that God has given us.
- aim [éim] : 「目標、目的」
- given [ɡívən] : 「giveの過去分詞形」
- forgive [fərɡív] : 「許す、容赦する」
- goal [ɡóul] : 「目標、目的」
❖ "Unto us the ~ "「私達には、世界を赦すという目的が与えられている」。"It is the ~ "「それは、神が私達に与えた目的だ」。この世界が幻想に過ぎないと見抜いて、幻想を受け入れ受け流し、赦してしまえば、私達は目覚めて、同時に幻想は消滅する。これが当面の目的となり、神が私達に求めているものだ。幻想が赦しによって消滅した後、神への回帰の旅はどんどん加速されていく。
It is His ending to the dream we seek, and not our own.
- ending [éndiŋ] : 「結末、終わり」
- seek [síːk] : 「探し求める、捜し出す」
❖ "It is His ~ "「これが、私達が探しているところの夢に対する神の結末だ」。赦しによる幻想の消滅である。"and not ~ "「それは私達だけで決めた結末ではない」。赦しによる夢の消滅という結末は神が私達に与えたものであって、私達が勝手に決めた結末ではない。自分のために自力で得る結末ではなく、それは神の意志であり、だからこそ、神の子である私達の意思でもある。
For all that we forgive we will not fail to recognize as part of God Himself.
- recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する」
- part [pάːrt] : 「役割、責任、一部、部分」
❖ "For all that ~ "「なぜなら、私達が赦すものすべてを、神自身の一部として、私達は認識し損なうことはなくなるからだ」。私達が幻想を赦すとき、それは神の意思の一部なのだと認識すれば、赦し損なうことはなくなる。なぜなら、ホーリースピリットが神の意思に従って私達を導いてくれるからだ。
And thus His memory is given back, completely and complete.
- thus [ðʌ́s] : 「それ故に、従って」
❖ "And thus ~ "「こうして、神の思い出が完全に、完全な形で取り戻される」。神の意志そのものが、完全な形で現実化される。