●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
●  Workbook精読http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp です。
●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



W-pI.140.1:1 ~ W-pI.140.12:8

Lesson 140



Only salvation can be said to cure.
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い、救世」
  • cure [kjúər] : 「治す、治療する、癒す」
❖ "Only salvation ~ "「救いだけが癒やすことが出来ると言える」。幻想から実相へと目覚める救いだけが、この世の苦と痛みをあなたから取り除いてくれる。



1. "Cure" is a word that cannot be applied to any remedy the world accepts as beneficial. 
  • applicable [əplíkəbl] : 「適用できる、当てはまる」
  • remedy [rémədi] : 「救済策、救済手段、治療、療法」
  • accept [əksépt]: 「受け入れる、承認する」
  • beneficial [bènəfíʃəl] : 「役に立つ、有益な」
❖ ""Cure" is a word ~ "「『癒やす』という言葉は、この世界が有効だと認めたどのような療法にも当てはまらない言葉である」。そもそも"cure"には、魂を癒やすという意味合いがある。



What the world perceives as therapeutic is but what will make the body "better." 
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜を理解する」
  • therapeutic [θèrəpjúːtik] : 「癒す力のある」
❖ "What the world ~ "「この世界が治療効果ありと知覚するものは、肉体を『より良く』するもののことだけだ」。



When it tries to heal the mind, it sees no separation from the body, where it thinks the mind exists. 
  • separation [sèpəréiʃən] : 「分離、区別、離脱」
  • exist [iɡzíst] : 「存在する、生存する」
❖ "When it tries ~ "「この世の療法が心を癒やそうとするときは、心を肉体から離して見ることはない」。"where it thinks ~ "「心は肉体の中に存在していると思っているからだ」。心は肉体的な頭脳が作り出しているものだと思っているから、心を癒やすには脳を含めて、肉体を治療しなくてはいけないと考えている。あるいは、肉体を含めて幻想の中で心を治療しなくてはならないと思っている。もちろん、肉体を含めた幻想が実在する現実のすべてだと信じているからだ。



Its forms of healing thus must substitute illusion for illusion. One belief in sickness takes another form, and so the patient now perceives himself as well.
  • form [fɔ́ːrm] : 「形、外形、構造、現れ」
  • substitute [sʌ́bstətjùːt] : 「代わりのもの、代理人」
  • sickness [síknəs] : 「病気」
  • patient [péiʃənt] : 「病人、患者」
❖ "Its forms of ~ "「したがって、癒やしの形は幻想を幻想で置き換えるものとならざるを得ない」。"One belief in ~ "「病の存在を信じるという一つの信念がまた別の形をとり、そこで患者は今や自分が良くなったかのように知覚する」。たとえば、病は肉体的なものだと信じる者は、薬が病を治してくれると信じるので、一見、薬が病を治してくれたように感じる。病という幻想を薬という幻想で置き換えただけなのだ。



2. He is not healed. He merely had a dream that he was sick, and in the dream he found a magic formula to make him well. 
  • formula [fɔ́ːrmjulə] : 「常套手段、いつものやり方」
❖ "He is not ~ "「彼はヒールされていない」。幻想から実相に目覚めていない。"He merely had ~ "「彼は単に、病を患っているという夢を見ていただけで、夢の中で、病を治す魔術的な常套手段を探し出したに過ぎない」。肉体的な病を肉体的な療法で治すことは夢の中の魔法と等しい。根本治療ではない。
 余談になるが、イエスは根本治療を目的として、ACIMを完了させた後、『PSYCHOTHERAPY』を口述した。心理療法と訳せばいいのだが、世間で言われる心理療法とは一線を画す。



Yet he has not awakened from the dream, and so his mind remains exactly as it was before. 
  • awaken [əwéikən] : 「目を覚まさせる、呼び起こす」
  • remain [riméin] : 「依然として〜のままである」
  • exactly [iɡzǽktli] : 「正確に、厳密に」
❖ "Yet he has ~ "「彼はまだ夢から目覚めてはおらず、彼の心は、正確に以前そうであったままだ」。病を薬で治したとしても、心は以前通りに夢から覚めていない。



He has not seen the light that would awaken him and end the dream. What difference does the content of a dream make in reality? 
  • difference [dífərəns] : 「相違、相違点、異なる部分」
  • content [kɑ́ntent] : 「内容、中身」
  • in reality : 「実は、実際には」
❖ "He has not ~ "「彼はまだ、彼を目覚めさせ夢を終わらせる光を見てはいない」。



One either sleeps or wakens. There is nothing in between.
  • waken [wéikn] : 「目覚める」
❖ "One either ~ "「人は、眠っているか目覚めているかのどちらかだ」。"There is nothing ~ "「その中間はない」。幻想(夢)の中に生きるか、実相(真実)の中に生きるか、どちらかであって、中間はない。




3. The happy dreams the Holy Spirit brings are different from the dreaming of the world, where one can merely dream he is awake. 
  • different [dífərənt] : 「相違する、違っている、異なる」
  • awake [əwéik] : 「目が覚めて、意識がしっかりして」
❖ "The happy ~ "「ホーリー・スピリットがもたらす幸せな夢は、この世界が夢見ているものとは異なる」。ホーリー・スピリットは、あなたに幻想の夢を見せようとしているのではない。"where one ~ "「この世界では、人は単に、目覚めているという夢を見ているだけだ」。自分は夢など見ていない、目にする現実は幻想などではないと主張するが、それが夢を見ている証拠だ。



The dreams forgiveness lets the mind perceive do not induce another form of sleep, so that the dreamer dreams another dream. 
  • forgiveness [fərɡívnis] : 「許すこと、許し、寛容」
  • induce [indjúːs] : 「〜を生じさせる、引き起こす」
  • so that : 「〜できるように、その結果」
❖ "The dreams ~ "「赦しが心に知覚させる夢は、夢を見る者がまた別の夢を見るような、別の眠りを生み出したりしない」。赦しによって幻想から真実に目覚めた心は、真実の夢、すなわち実相世界を知覚する。決して、幻想に幻想を重ねるような、別の夢に誘い込むことはない。



His happy dreams are heralds of the dawn of truth upon the mind. 
  • herald [hérəld] : 「予兆、先触れ」
  • dawn [dɔ́ːn] : 「夜明け、暁、始まり、兆し」
❖ "His happy ~ "「彼の幸せな夢は、心に真実の夜明けをもたらす先駆けとなる」。



They lead from sleep to gentle waking, so that dreams are gone. And thus they cure for all eternity.
  • lead [líːd] : 「案内する、先導する、率いる」
  • eternity [itə́ːrnəti] : 「永遠、無限」
  • for all eternity : 「永遠に」
❖ "They lead from ~ "「幸せな夢は、夢が消えてしまうようにと、眠りから優しい目覚めへと導いてくれる」。"And thus they ~ "「こうして、幸せな夢は永遠に癒やしてくれるのだ」。



4. Atonement heals with certainty, and cures all sickness. For the mind which understands that sickness can be nothing but a dream is not deceived by forms the dream may take. 
  • atonement [ətóunmənt] : 「償い、贖罪」
  • certainty [sə́ːrtnti] : 「確実、確実性」
  • with certainty : 「確かに、確実に、確信を持って」
  • deceive [disíːv] : 「欺く、惑わす、だます、裏切る」
❖ "Atonement heals ~ "「贖罪は、確信をもってヒーリングし、あやゆる病を癒やす」。"For the mind ~ "「なぜなら、病は夢以外の何ものでもないと理解している心は、夢がとる形に騙されることがないからだ」。



Sickness where guilt is absent cannot come, for it is but another form of guilt. Atonement does not heal the sick, for that is not a cure. 
  • guilt [ɡílt] : 「犯罪、あやまち、罪」
  • absent [ǽbsənt] : 「いない、不在の」
❖ "Sickness where ~ "「罪の意識のない所に病は発症しない」。"for it is but ~ "「なぜなら、病は罪の意識のまた別の形に過ぎないからだ」。"Atonement does ~ "「贖罪は病をヒーリングするのではない」。"for that is ~ "「なぜなら、贖罪は癒やしではないからだ」。贖罪は、罪を幻想と認識してそれを赦すこと、あるいは手放すこと。幻想は赦されて消滅する。結果、病も消える。その一連の行いがヒーリングである。贖罪自体が単独で病を癒やすのではない。



It takes away the guilt that makes the sickness possible. And that is cure indeed. For sickness now is gone, with nothing left to which it can return.
  • take away : 「連れ去る、持ち去る」
  • possible [pάsəbl] : 「可能性がある、あり得る」
  • indeed [indíːd] : 「実に、本当に、実際には」
  • left [léft] : 「leaveの過去・過去分詞形」
  • leave [líːv] : 「〜を残す、ある状態のままにしておく」
  • return [ritə́ːrn] : 「戻る、帰る、返還する」
❖ "It takes away ~ "「贖罪は、病の発症を可能とする罪の意識を取り除く」。"And that is ~ "「そして、それがまさに癒やしなのだ」。贖罪が罪を消滅させ、それが実相的な癒やしとなる。結果、肉体的な病が消滅するだけだ。"For sickness ~ "「なぜなら、病は消え去り、病が戻って来れるような所など何もなくなるからだ」。病が戻って来れるところとは、すなわち罪の意識。具体的に言えば、怒りであり、憎悪であり、嫉妬、悲しみ、攻撃性、不信、等々のこと。



5. Peace be to you who have been cured in God, and not in idle dreams. 
  • idle [áidl] : 「無意味な、無駄な」
❖ "Peace be to ~ "「神の内において癒やされ、無意味な夢に浸ることのないあなたに幸せが訪れますように」。



For cure must come from holiness, and holiness can not be found where sin is cherished. 
  • holiness [hóulinis] : 「神聖、神聖さ、高潔」
  • found [fáund] : 「findの過去・過去分詞形」
  • cherish [tʃériʃ] : 「〜を大切にする、可愛がる」
❖ "For cure must ~ "「なぜなら、癒やしは神聖さから生じるに違いなく、神聖さは、罪が大切にされるような場所に見つかるはずはないからだ」。癒やしは、真実で満たされた神聖な実相空間から生じるのであって、そこには罪などという幻想は一切存在しない。



God abides in holy temples. He is barred where sin has entered. Yet there is no place where He is not. 
  • abide [əbáid] : 「とどまる、居住する」
  • temple [témpl] : 「神殿、寺院、教会、殿堂」
  • bar [bάːr] : 「出入りを禁じる、閉じ込める」
  • enter [énter] : 「〜に入る、〜に立ち入る」
❖ "God abides in ~ "「神は神聖な寺院に宿る」。"He is barred ~ "「罪が入り込んだ所には、神は入れない」。"Yet there is ~ "「しかし、神の存在しない所などどこにもない」。二つの文章は矛盾しているように思えるかもしれないが、そうではない。神は幻想の一切と関わりを持たないから、神は幻想世界に直接手を出すことはしない。その意味では、罪が大切にされるこの世に神は入り込めない。しかし、神は神の子を見捨てることは決してなく、神の子の心の最も純粋で神聖な場所に神の祭壇を築き、そこを神との直接的なコミュニケーションのチャンネルとし、神の使者であるホーリー・スピリットを住まわせた。その意味では、神の存在しない所はどこにもなく、神の意志による救いの計画に誰もが関わっているのである。



And therefore sin can have no home in which to hide from His beneficence. 
  • therefore [ðέərfɔ̀ːr] : 「それ故に、従って」
  • hide [háid] : 「隠す、隠蔽する、秘密にする」
  • beneficence [bənéfəsəns] : 「善行、恩恵、慈善」
❖ "And therefore ~ "「したがって、罪は、神の恩恵から身を隠せる家など持つことは出来ない」。神の恩恵である癒やしから罪は逃れることは出来ない。罪は、神の救いの計画から除外されることは不可能であり、かならず修正される。実相的な贖罪によって、罪は消滅させ得るのだ。



There is no place where holiness is not, and nowhere sin and sickness can abide.
  • nowhere [nóuhwὲər] : 「どこにも〜ない」
❖ "There is no ~ "「神聖さの存在しない場所などないし、罪や病が留まることの出来る場所など存在しない」。病もまた、神聖な神の恩恵によって、つまり、実相的な贖罪によって癒やされずにおかれることはない。



6. This is the thought that cures. It does not make distinctions among unrealities. 
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思想」
  • distinction [distíŋkʃən] : 「差異、区別、特徴」
  • unreality [ʌnriǽləti] : 「非現実性、実在しないもの、虚構」
❖ "This is the ~ "「これが、癒やす思いである」。"It does not ~ "「その思いは、実在しないものの間に区別を設けることはない」。幻想に対して、序列を付けるようなことはしない。真実か虚偽か、実在か非実在か、それだけを区別する。



Nor does it seek to heal what is not sick, unmindful where the need for healing is. 
  • unmindful [ʌnmáindfəl]: 「不注意な、無頓着な」
❖ "Nor does it ~ "「その思いは、病んでもいないものをヒーリングしようとしないし、ヒーリングが必要とされる場所にも無関心だ」。あなたは肉体が病んでいると思っているが、それは夢の中の病である。実相的な思いは、夢の中の肉体的な病をヒーリングしようとしなし、腕が病んでいるのか腰が病んでいるのか腹が病んでいるのか、そんな場所などに関心を寄せることもない。



This is no magic. It is merely an appeal to truth, which cannot fail to heal and heal forever. 
  • appeal [əpíːl] : 「懇願、要請、上訴」
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる」
❖ "This is no ~ "「これは魔術ではない」。実相的な思いは、幻想を幻想で上塗りするような魔術ではない。"It is merely ~ "「それは単に、真実へのアピールである」。真実に目覚めよという訴えである。"which cannot ~ "「真実はヒーリングし損なうことはなく、永遠にヒールする」。



It is not a thought that judges an illusion by its size, its seeming gravity, or anything that is related to the form it takes. 
  • judge [dʒʌ́dʒ] : 「判断する、〜だと思う」
  • seeming [síːmiŋ] : 「外観上の、外見だけの、うわべの」
  • gravity [ɡrǽvəti] : 「重力、重大さ、重要性」
  • relate [riléit] : 「結び付ける、関連付ける」
❖ "It is not a ~ "「それは幻想を、そのサイズ、見かけの重大さ、あるいは幻想がとる形に関係した何かによって判断するような思いではない」。幻想はすべて同等に幻想であって、その見かけによって序列を付けることはない。あらゆる幻想は奇跡によって同等に消滅させ得る。だから、奇跡には難易の序列がないのだ(There is no order of difficulty in miracles. )。



It merely focuses on what it is, and knows that no illusion can be real.
  • focus [fóukəs] : 「〜を焦点に合わせる、集中させる」
❖ "It merely focuses ~ "「その思いは、それが何であるかに焦点を合わせているだけであり、幻想は実相になり得ないのだと知っているだけだ」。



7. Let us not try today to seek to cure what cannot suffer sickness.
  • suffer [sʌ́fər] : 「苦しむ、苦痛を感じる」
❖ "Let us not ~ "「今日、私達は、病を患うことが不可能なものを癒やそうなどとしないことにしよう」。病を癒やすのではなく心を癒やすのである。幻想に惑わされた心が真実に目覚めれば、病も自ずから消滅するのだから。



Healing must be sought but where it is, and then applied to what is sick, so that it can be cured. 
  • sought [sɔ́ːt] : 「seek の過去・過去分詞形」
  • apply [əplái] : 「適用する、応用する、利用する」
❖ "Healing must be ~ "「ヒーリングは、それがあるべき場所に求められなくてはいけない」。すなわち心にこそヒーリングは必要だ。"and then applied ~ "「そして、ヒーリングは、本当に病んでいるものに適用されなくてはならず、その結果、病は癒やされ得る」。



There is no remedy the world provides that can effect a change in anything. 
  • remedy [rémədi] : 「救済策、救済手段、治療、療法」
  • provide [prəváid] : 「供給する、与える」
  • effect [ifékt] : 「もたらす、生じさせる」
❖ "There is no ~ "「この世が提供する療法で、何らかの変化を与え得るものは何もない」。この世の科学的な医療行為によって肉体的な病を治療することは、もちろん病を治す効果があるだろうが、根本的な治療とは言えない。病という幻想を作り出している大本(おおもと)を無視している限り、根本的な変化は期待できないのだ。



The mind that brings illusions to the truth is really changed. There is no change but this. 
  • illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚、錯覚」
❖ "The mind that ~ "「幻想を真実の下(もと)に持って来る心こそが、現実的に変化する」。夢に溺れていた心が真実に目覚めるという変化は起こり得る。"There is no ~ "「変化は、これをおいて外にない」。




For how can one illusion differ from another but in attributes that have no substance, no reality, no core, and nothing that is truly different?
  • differ [dífər] : 「異なる、一致しない」
  • differ from : 「〜とは異なる」
  • attribute [ǽtribjùːt] : 「属性、特質、特性、性格」
  • substance [sʌ́bstəns] : 「実体、本質、物質、内容」
  • core [kɔ́ːr] : 「芯、中心部、主要部」
❖ "For how can ~ "「なぜなら、実質を伴うこともなく、実在もせず、核になるものもない特性の中にあって、どうして一つの幻想が他の幻想と本質的に違うと言えるだろうか」。幻想は無であり、無には違いというものはなく、変化もない。



8. Today we seek to change our minds about the source of sickness, for we seek a cure for all illusions, not another shift among them. 
  • source [sɔ́ːrs] : 「もと、源、起源」
  • shift [ʃíft] : 「交代、変更、変化、転換」
❖ "Today we seek ~ "「私達は今日、病の源について私達の心を変える追求をする」。"for we seek ~ "「なぜなら、私達はあらゆる幻想を癒やすことを求めているのであって、幻想の中にあって他の幻想に乗り移ろうとするのではないからだ」。今日、私達は幻想のすべてから目覚めることを目指す。幻想を幻想で覆い隠すようなことはしない。



We will try today to find the source of healing, which is in our minds because our Father placed it there for us. 
  • place [pléis] : 「〜を置く、設置する」
❖ "We will try ~ "「私達は今日、ヒーリングの源を見つけ出す努力をする」。"which is in ~ "「父なる神がその源を私達のために心の中に置いたのだから、それは私達の心の中にある」。ヒーリングの源は真実であって、神は、真実の総体である叡智をもったホーリー・スピリットを私達の心の中に宿してくれた。そのホーリー・スピリットの声を聞き、叡智に満たされたホーリー・スピリットの導きに従うのである。そこにヒーリングへの道が開かれる。



It is not farther from us than ourselves. It is as near to us as our own thoughts; so close it is impossible to lose. We need but seek it and it must be found.
  • farther [fάːrðər] : 「もっと遠くへ、もっと先に」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思想」
  • impossible [impάsəbl] : 「不可能な、とてもあり得ない」
  • lose [lúːz] : 「〜を失う、喪失する、なくす」
❖ "It is not farther ~ "「それは、私達自身よりも私達から遠く離れてはいない」。私達が自分自身だと思っている自分よりもずっと近くにホーリー・スピリットはいる。ホーリー・スピリットと一体であることを忘れているだけなのだ。"It is as near ~ "「それは、私達自身の思いと同じくらい近くにあり、本当に近いので失うことなど不可能だ」。"We need but ~ "「私達は、それを見い出すことだけが必要であり、きっと見つかるに違いない」。



9. We will not be misled today by what appears to us as sick. We go beyond appearances today and reach the source of healing, from which nothing is exempt. 
  • misled [misléd] : 「misleadの過去・過去分詞形」
  • mislead [mislíːd] : 「間違った方向に導く」
  • appear [əpíərəns] : 「〜のように見える、〜と思われる」
  • beyond [bijάnd] : 「向こうに、かなたに」
  • appearance [əpíərəns] : 「外観、外見、見掛け」
  • reach [ríːtʃ] : 「達する、至る、手が届く」
  • exempt [iɡzémpt] : 「免れた、免除された」
❖ "We will not ~ "「私達は今日、私達にとって病であるかのように見えるものによって誤った方向に導かれることはないだろう」。"We go beyond ~ "「私達は今日、見かけを越えてその先に進み、ヒーリングの源へ到達する」。見かけとは、形をもったもののことで、すなわち幻想のこと。"from which ~ "「どんな見かけも、ヒーリングから逃れることは出来ない」。ヒーリングは、あらゆる幻想を癒やす。そこに区別も差別もない。



We will succeed to the extent to which we realize that there can never be a meaningful distinction made between what is untrue and equally untrue. 
  • succeed [səksíːd] : 「成功する」
  • to the extent : 「〜の範囲内で、〜を限度として」
  • realize [ríːəlàiz] : 「〜に気が付く、悟る、自覚する」
  • meaningful [míːniŋfəl] : 「意味のある、重要な」
  • distinction [distíŋkʃən] : 「差異、区別」
  • untrue [ʌ̀ntrúː] : 「虚偽の、真実でない」
  • equally [íːkwəli] : 「同じように、同様に」
❖ "We will succeed ~ "「真実でないものと、同様に真実でないものとの間に意味ある違いなど何もないと私達が気付く限りにおいて、私達はきっと成功するだろう」。無である幻想がどんな形をとろうとも、そこに意味ある差などないのだと認識できれば、今日のレッスンはきっとうまくいく。



Here there are no degrees, and no beliefs that what does not exist is truer in some forms than others. 
  • degree [diɡríː] : 「程度、度合い、レベル」
  • belief [bilíːf] : 「信じること、信念、信仰、信条」
  • exist [iɡzíst] : 「存在する、生存する」
❖ "Here there are ~ "「ここには、一切のレベルはない」。高いレベルの幻想とか、低いレベルの幻想とか、そういった度合いはない。幻想はすべて、等しく無に過ぎない。"and no beliefs ~ "「また、存在しないものが、何らかの形をとれば、他の存在しないものよりも真実に近いなどという信念もない」。信念もないとは、そう信じる道理もないということ。どんな形をとっても無は無であって、幻想が実相に変わることはない。



All of them are false, and can be cured because they are not true.
  • false [fɔ́ːls] : 「誤った、虚偽の、本物でない」
❖ "All of them ~ "「存在しないものはすべて虚偽であり、それが真実ではないがゆえに、癒やされ得る」。すなわち、ヒーリングによって消滅させることが出来る。夜見る夢に登場するものはすべて現実的に存在しない。夢なのだから、夢から目覚めればすべてを同時に消滅させることが出来る。それがヒーリングである。
 長々と書かれているが、原理はいたって単純である。悪夢から逃れる方法はただ一つ、夢から覚めればよい、ということである。悪夢の中で悪夢と戦うことは無意味だ、ということである。



10. So do we lay aside our amulets, our charms and medicines, our chants and bits of magic in whatever form they take. 
  • lay aside : 「のけておく、捨てる、放棄する」
  • amulet [ǽmjulət] : 「お守り、魔よけ」
  • charm [tʃάːrm] : 「魔力、お守り、呪文」
  • medicine [médəsin] : 「薬、医薬、医学、医術」
  • chant [tʃάːnt] : 「詠唱、聖歌」
  • bits of : 「ちっぽけな〜、〜の破片」
  • in whatever form : 「いかなる形であれ」
❖ "So do we ~ "「そこで私達は、それがどんな形をとろうと、私達の魔除け、私達のお守りや薬、私達の呪文、そしてちっぽけな魔術を放棄する」。それがダメだと禁止しているわけではなく、それは幻想を幻想で覆い隠すようなものだと言っているのだ。実相的な本当のヒーリングにはならないということ。



We will be still and listen for the Voice of healing, which will cure all ills as one, restoring saneness to the Son of God. No voice but this can cure. 
  • still [stíl] : 「静かな、穏やかな、平静な」
  • as one : 「一つになって、一斉に」
  • restore [ristɔ́ːr] : 「回復させる、修復する」
  • saneness [séinnəs] : 「正気さ、気が確かなこと」
❖ "We will be ~ "「私達は心を静かに保ちながら、ヒーリングの声に耳を傾けることになる」。"which will cure ~ "「そのヒーリングが、あらゆる病を丸ごと癒やしてくれるだろう」。"restoring saneness ~ "「神の子の正気さを修復してくれるからだ」。"No voice but ~ "「この声をおいて、他の声が癒やすことは不可能だ」。



Today we hear a single Voice which speaks to us of truth, where all illusions end, and peace returns to the eternal, quiet home of God.
  • return [ritə́ːrn] : 「戻る、帰る」
  • eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、不変の、永久の」
❖ "Today we hear ~ "「今日私たちは、私達に真実を語ってくれる唯一の声を聞く」。"where all illusions ~ "「その時、すべての幻想は終わりを迎え、平和は永遠へと回帰する」。"quiet home ~ "「そこは静寂につつまれた神の家である」。



11. We waken hearing Him, and let Him speak to us five minutes as the day begins, and end the day by listening again five minutes more before we go to sleep. 
  • waken [wéikn] : 「目覚める」
❖ "We waken ~ "「私達は、ホーリー・スピリットの声を聞きながら目覚める」。"and let Him ~ "「一日の始まりに際して、5分間だけ私達に向けてホーリー・スピリットに話しをさせなさい」。"and end the ~ "「そして、眠りにつく前に、もう5分だけ、再びホーリー・スピリットの声を聞き、その日を終えなさい」。



Our only preparation is to let our interfering thoughts be laid aside, not separately, but all of them as one. They are the same. 
  • preparation [prèpəréiʃən] : 「心構え、用意、準備」
  • interfering [ìntərfíəriŋ] : 「干渉している、邪魔している」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思想」
  • separately [sépərətli] : 「離れて、独立して、別々に」
❖ "Our only preparation ~ "「私達の心の準備としては、単に、邪魔な思いを別々にではなく、そのすべてを一つとして脇に置いてやりることだけだ」。"They are ~ "「邪魔な思いは、(すべて)同じものだからだ」。邪魔な思いとは、あなたの頭の中で四六時中おしゃべりしているエゴの声のこと。あれこれ考えることを、一括して放棄してしまうのである。



We have no need to make them different, and thus delay the time when we can hear our Father speak to us. We hear Him now. We come to Him today.
  • different [dífərənt] : 「相違する、違っている、異なる」
  • delay [diléi] : 「遅れる、〜を遅らせる」
  • come to : 「思い出す」
❖ "We have no ~ "「邪魔な思いに区別をつけ、それによって、父なる神が私達に話しかけるのを私達が聞く時間を遅らせる必要はまったくない」。エゴの囁きに対して、これは重要、あれは重要でないなどと区別してあれこれ考え、肝心のホーリー・スピリットの声を聞く時間を遅らせてならない。



12. With nothing in our hands to which we cling, with lifted hearts and listening minds we pray:

        Only salvation can be said to cure.
        Speak to us, Father, that we may be healed.
  • cling [klíŋ] : 「執着する、しがみつく」
  • lift [líft] : 「持ち上げる、高める」
  • pray [préi] : 「祈る、懇願する」
❖ "With nothing ~ "「私達がしがみついていた手の中のものを何も持つことなく、」執着していた思いに惑わされることなく、"with lifted hearts ~ "「高まる胸と耳を傾けようとする心をもって、私達は祈る」。"Only salvation ~ "「救いだけが癒やすことが出来ると言える」。"Speak to ~ "「父なる神よ、私達に語ってください」。"that we ~ "「そうしてもらえれば、私達は癒やされるだろう」。




And we will feel salvation cover us with soft protection, and with peace so deep that no illusion can disturb our minds, nor offer proof to us that it is real. 
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い」
  • cover [kʌ́vər] : 「覆う、広がる」
  • protection [prətékʃən] : 「保護、擁護、防御」
  • disturb [distə́ːrb] : 「乱す、かき乱す、不安にさせる」
  • offer [ɔ́fər] : 「差し出す、〜を提供する」
  • proof [prúːf] : 「証拠、立証、証明」
❖ "And we will ~ "意訳する、「そして私達は、救いが私達を優しく包んで守ってくれていると感じるだろう」。"and with peace ~ "「平和な気持ちを抱き、それがあまりにも深いので、幻想が私達の心をかき乱すことはまったくなく、幻想が現実であるという証拠を私達に差し出すこともない」。



This will we learn today. And we will say our prayer for healing hourly, and take a minute as the hour strikes, to hear the answer to our prayer be given us as we attend in silence and in joy. 
  • prayer [prέər] : 「祈り、祈りの言葉」
  • hourly [áuərli] : 「1時間ごとに、毎時」
  • attend [əténd] : 「注意して見る、注意する」
❖ "This will we ~ "「これを、私達は今日学ぶことになる」。"And we will ~ "「そして、一時間毎に癒やしのための祈りを口ずさみ、時が一時間を告げるたびに一分間を費やして、静けさと喜びに包まれながら注意深く、私達の祈りに対する答えに耳を傾けることになる」。



This is the day when healing comes to us. This is the day when separation ends, and we remember Who we really are.
  • separation [sèpəréiʃən] : 「分離、別離」
  • remember [rimémbər] : 「〜を覚えている、〜を思い出す」
❖ "This is the day ~ "「今日は、私達にとってヒーリングが実現する日だ」。"This is the day ~ "「今日は、分離が終焉(しゅうえん)し、私達は本当は誰なのか、それを思い出す日だ」。幻想が消滅すれば、分離という幻想も消える。あなたと他者は分離などしておらず、自他一如だと知る。そしてあなたは、自分が本当は神に愛されている神の子だと認識するのである。






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❖ Text精読、完了しました。4年8ヶ月、1256回の投稿でした。長期に渡ってお付き合いいただき、感謝します。
❖ 引き続き、Workbook精読をご覧下さい。場所は「http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp」です。
❖ Text精読の手直しも始めました。月日をかけて見直していきます。
❖ AmazonからKindle版の精読シリーズを出版開始しました。『どこでもAcim』をご希望の方は是非どうぞ。
❖ Google PlayとiBookstoreからepub版の精読シリーズを出版開始しました。Kindle版で窮屈さをお感じでしたら、こちらをどうぞ。
❖ Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。Urtextは非常に面白いです。臨場感は半端でありません。

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