●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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W-pI.72.1:1 ~ W-pI.72.13:6


Lesson 72



Holding grievances is an attack on God's plan for salvation.
  • hold [hóuld] : 「維持する、保持する、持続する」
  • grievance [ɡríːvəns] : 「不平のもと、苦情の原因、立腹」
  • attack [ətǽk] : 「攻撃、暴行、襲撃」
  • plan [plǽn] : 「計画、企画、予定、意向、つもり、考え」
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い、救世」
❖ "Holding grievances ~ "「不平を抱くことは、救いのための神の計画に対する攻撃である」。この世の苦と痛みからの救いを世俗的な成功や金や物に求め、それが叶わないときは周囲に不平不満を抱く。こんな態度は、神の子を幻想世界から救おうとする神の意思に反することである。神の計画に対する攻撃である。



1. While we have recognized that the ego's plan for salvation is the opposite of God's, we have not yet emphasized that it is an active attack on His plan, and a deliberate attempt to destroy it. 
  • while [hwáil] : 「〜なのに、〜ではあるものの、〜だが」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、認める、受け入れる」
  • opposite [άpəzit] : 「反対、正反対、逆」
  • emphasize [émfəsàiz] : 「強調する、力説する」
  • active [ǽktiv] : 「積極的な、能動的な、活発な」
  • deliberate [dilíbərət] : 「故意の、意図的な、計画的な」
  • attempt [ətémpt] : 「試み、企て」
  • destroy [distrɔ́i] : 「〜を破壊する、ぶち壊す、破損する」
❖ "While we have ~ "「私たちは、エゴの救いの計画が神の計画とは反対なものであると認識したのであるが、私たちはまだ、それが神の計画に対する積極的な攻撃であり、神の計画を破壊しようという意図的な試みであると強調するところまでには至っていない」。エゴの計画と神の計画はその内容が正反対であると知ったのだが、エゴは神を真っ向から攻撃しているという認識にはまだ至っていない。ところで、エゴの攻撃に対して神は反撃するだろうか? いや、神はエゴの攻撃に対して反撃することはない。神は幻想に対して、一切の関わりを持つことはないからだ。そもそも、神には攻撃という概念はない。



In the attack, God is assigned the attributes which are actually associated with the ego, while the ego appears to take on the attributes of God.
  • assign [əsáin] : 「〜を割り当てる、指定する、任命する、与える」
  • attribute [ǽtribjùːt] : 「属性、特質、特性、性格」
  • actually [ǽktʃuəli] : 「実際は、本当は、実は、実のところ」
  • associate [əsóuʃièit] with : 「〜と付き合う、〜を連想する」
  • appear [əpíərəns] : 「〜のように見える、〜と思われる」
  • take on : 「呈する、帯びる、持つようになる、獲得する」
❖ "In the attack ~ "「その攻撃においては、神は、実際はエゴと関連する属性を割り当てられ、一方で、エゴは、神の属性を帯びているかのように見える」。エゴの一方的な神への攻撃においては、エゴの属性である攻撃性や憎悪、嫉妬、怒り、等々の属性が神にも当てはめられて、あたかも神がエゴと対等に戦っているように見えるのである。その一方で、エゴはエゴで、神の属性である絶対的なパワーや能力を有しているかのように錯覚しているのだ。つまり、エゴは、自分が神と対等な神であると思い込んでいるのである。エゴは、世俗で言うところの悪魔の様相を帯びることになる。もちろん、これは単なる幻想であり、神は、幻想に過ぎないエゴや悪魔に対して完全な無視を貫く。神は幻想と一切の関わりを持たない。


2. The ego's fundamental wish is to replace God. In fact, the ego is the physical embodiment of that wish. 
  • fundamental [fʌ̀ndəméntl] : 「基礎の、基本的な、根本的な」
  • wish [wíʃ] : 「願い、望みの物、願望、希望」
  • replace [ripléis] : 「〜に取って代る、〜を交換する、置き換える」
  • in fact : 「実は、実のところ」
  • physical [fízikl] : 「身体の、肉体の、身体的な、物理学の」
  • embodiment [imbάdimənt] : 「具現化、具象化、化身、権化」
❖ "The ego's fundamental ~ "「エゴの基本的な望みは、神に取って代わることである」。"In fact, the ego ~ "「事実、エゴは、神に取って代わりたいという願いの具体化したものである」。神の子が、神なしで神のように存在したいと願った瞬間、神の子は神から分離し、この幻想世界を偽創造した。神への裏切りという罪の意識と、神の報復への恐れから、神の子は自己を乖離し、エゴという新たな自己を作り出した。神に代わる偶像を偽創造したのである。



For it is that wish that seems to surround the mind with a body, keeping it separate and alone, and unable to reach other minds except through the body that was made to imprison it. 
  • surround [səráund] : 「包囲する、囲む、取り囲む」
  • keep [kíːp] : 「保つ、〜の状態にしておく」
  • separate [sépərət] : 「分離した、分けられた、別々になった」
  • alone [əlóun] : 「独りで、孤立して、独力で、単独で」
  • unable to : 「〜することができない」
  • reach [ríːtʃ] : 「達する、至る、手が届く、〜に連絡する」
  • except [iksépt] : 「ただし、除いて」
  • through [θrúː] : 「〜を通じて、〜の手を経て、手を通して」
  • imprison [imprízn] : 「監禁する、拘置する、投獄する」
❖ "For it is that ~ "「なぜなら、それは、肉体によって心を囲み込み、肉体を単独で分離した状態に保ち、心を幽閉するために作られた肉体を通してしか他者の心に達し得ないようにしようという願いだからだ」。この幻想世界は、神の子が神から分離したことを象徴する世界である。つまり、分離が第一原則なのだ。そこで、神の子は単一の心を分裂させ、各々の心を分離した状態にしておくために、心を肉体に閉じこめて孤立化させた。心と心は肉体によって遮断され、かろうじて、その肉体を通してコミュニケーションが取れる状態にされたのだ。これがエゴの策略であり、エゴの思考システムの根幹をなしている。
逆に言えば、分離からの解放が救いであり、分離という幻想が消滅すれば肉体も自ずと消滅する。心は肉体から解放され、一段上のレベルで再統一される。これが、救いの最終目的であり、実相世界に戻った神の子は単一の神の子の心を回復するのである。



The limit on communication cannot be the best means to expand communication. Yet the ego would have you believe that it is.
  • limit [límit] : 「限度、制限、境界、限界」
  • communication [kəmjùːnəkéiʃən] : 「通信、やりとり、連絡、伝達」
  • best [bést] : 「最高の、最も良い、最善の、絶好の」
  • means [míːnz] : 「手段、方法」
  • expand [ikspǽnd] : 「拡大する、拡張する、広げる、展開する」
❖ "The limit on ~ "「コミュニケーションに制限を加えることは、コミュニケーションを拡大する最もよい手段であるはずはない」。"Yet the ego ~ "「しかしエゴは、あなたにそうであると信じさせたいのだ」。もし、心を肉体によって分離させずに、心と心のコミュニケーションを自由に拡張させていったらどうなるか? 心は統合され、最終的に神とのコミュニケーションを再開するだろう。そうなってしまえば、エゴの時代は終焉する。だからエゴは、何が何でも心を分離した状態に保ち、肉体と肉体が攻撃し合う関係性を維持させようとするのである。その状態に心が置かれれば、心は、神とのコミュニケーションを再開させようなどとは思いもよらないからだ。



3. Although the attempt to keep the limitations that a body would impose is obvious here, it is perhaps not so apparent why holding grievances is an attack on God's plan for salvation. 
  • although [ɔːlðóu] : 「〜ではあるが、〜だけれども」
  • attempt [ətémpt] : 「試み、企て」
  • limitation [lìmətéiʃən] : 「制限、制約、限界」
  • impose [impóuz] : 「課す、負わす、かける、与える」
  • obvious [ɑ́bviəs] : 「明らかな、疑う余地のない、見え透いた」
  • perhaps [pərhǽps] : 「たぶん、もしかすると、ことによると」
  • apparent [əpǽrənt] : 「明らかな、明白な、はっきり見える」
❖ "Although the attempt ~ "「ここで、肉体が与える制限を保つ試みは明白になったとは言え、多分まだ、なぜ不平を抱くことが救いのための神の計画への攻撃なのか、さほど明確ではないだろう」。肉体は心を分離し、孤立化させ、心のコミュニケーションに制限を与えてるのだが、それと、不平を抱くことが神の計画への攻撃であることとの関連性は、あなたにはまだ明確ではない。実は、他者に不平を抱くことの源は、分離そのものなのだ。



But let us consider the kinds of things you are apt to hold grievances for. 
  • consider [kənsídər] : 「よく考える、熟考する」
  • kind of : 「〜のような種類の」
  • be apt to : 「〜しがちである、〜する傾向がある、〜しそうである 」
❖ "But let us ~ "「しかし、あなたがどんな種類のものに対して不平を抱く傾向にあるのか、よく考えてみよう」。



Are they not always associated with something a body does? A person says something you do not like. 
  • always [ɔ́ːlweiz] : 「いつも、以前からずっと、常にいつでも」
  • be associated with : 「〜と関係がある、〜と関連する」
  • person [pə́ːrsn] : 「人、人間、人物」
❖ "Are they not always ~ "「それらはいつも、肉体がなすことに関係がないだろうか」。"A person says ~ "「人は、あなたが好きでもないことを言う」。



He does something that displeases you. He "betrays" his hostile thoughts in his behavior.
  • displease [displíːz] : 「〜を不快にする、不愉快にする」
  • betray [bitréi] : 「表す、示す、漏らす、密告する」
  • hostile [hάstl] : 「敵意を持った、敵対性の」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考、思索、思想、見解」
  • behavior [bihéivjər] : 「行動、態度、挙動、振る舞い、言動、素行」
❖ "He does something ~ "「人は、あなたを不快にすることをやる」。"He "betrays" his ~ "「人は態度で、敵意を『表す』」。



4. You are not dealing here with what the person is. On the contrary, you are exclusively concerned with what he does in a body. 
  • deal [díːl] with : 「〜を扱う、〜を取り扱う、〜をテーマにする」
  • on the contrary [kάntreri] : 「それどころか」
  • exclusively [iksklúːsivli] : 「排他的に、独占的に、もっぱら」
  • be concerned [kənsə́ːrnd ] with : 「〜に関係している、携わっている、〜に関心がある」
❖ "You are not ~ "「あなたはここで、人とは何なのか、取り扱ってはいない」。人間の実存性について、あなたはまだ考えていない。人の本当の実在性は肉体なのか、心のなのか? "On the contrary ~ "「それどころか、あなたは、人が肉体をまとって何をしているのか、もっぱらそれだけに関心を抱いている」。肉体をもった他者が何をし、頭脳で何を考えているのか、それだけに関心をもってる。心の存在を忘れているのだ。だからあなたは、他者の肉体的な行為に対して不平を抱くのである。不平は肉体に直結している。



You are doing more than failing to help in freeing him from the body's limitations. 
  • fail in : 「〜に失敗する、不足している」
  • free [fríː] : 「〜を自由にする、解放する」
  • limitation [lìmətéiʃən] : 「制限、制約、限界」
❖ "You are doing ~ "「あなたは、肉体の制限から人を自由にしてあげることに失敗しているだけではない」。あなたは他者を肉体の制限から救ってあげることに失敗しているだけでなく、それは神への攻撃でもある。



You are actively trying to hold him to it by confusing it with him, and judging them as one. 
  • actively [ǽktivli] : 「活発に、積極的に、前向きに」
  • confuse [kənfjúːz] : 「混同する、混乱させる、困惑させる」
  • judge [dʒʌ́dʒ] : 「判断する、〜だと思う」
❖ "You are actively ~ "意訳する、「あなたは、他者を肉体的な存在だと混同することによって他者を肉体に閉じこめ、他者が肉体と一体であると積極的に判断しようとしている」。



Herein is God attacked, for if His Son is only a body, so must He be as well. A creator wholly unlike his creation is inconceivable.
  • herein [hìərín] : 「ここに、この中に、この点で」
  • creator [kriéitər] : 「創造者、創作者、創設者」
  • wholly [hóulli] : 「完全に、全く、全体として、全体的に、すっかり」
  • unlike [ʌnláik] : 「〜とは違って」
  • creation [kriéiʃən]: 「創造、創作、創作物、作品」
  • inconceivable [ìnkənsíːvəbl] : 「想像を超えた、考えも及ばない、あり得ない」
❖ "Herein is God ~ "「ここに、神への攻撃がある」。"for if His Son ~ "「なぜなら、神の子が単に肉体であるなら、神も同様に肉体であらねばならないからだ」。"A creator wholly ~ "「創造主である神が、創造された神の子とまったく似ても似つかないなどとは、考えも及ばない」。神の子が肉体であり、変化流動して死に向かう存在だとすれば、神の子を創造した神もまた、変化流動して死に向かう肉体だということになる。なぜなら、神は神の延長として神の子を創造したからだ。



5. If God is a body, what must His plan for salvation be? What could it be but death? 
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い、救世」
  • death [déθ] : 「死、死亡」
❖ "If God is ~ "「もし神が肉体であったら、神の救いの計画とは何であるか」。"What could it ~ "「神の救いの計画は、死以外の何ものであろうか」。神が肉体的な存在であり、したがって神の子も肉体的な存在だとしたら、肉体がもたらす苦と痛みから神の子を救うという神の計画は、肉体を死をもって滅ぼすこと以外にないではないか、という意味。



In trying to present Himself as the Author of life and not of death, He is a liar and a deceiver, full of false promises and offering illusions in place of truth. 
  • present oneself : 「現れる、出頭する、出席する」
  • author [ɔ́ːθər] : 「創造者、作者、著者」
  • liar [láiər] : 「うそつき、うそをつく人」
  • deceiver [disíːvər] : 「欺く人、詐欺師」
  • full of : 「〜でいっぱいである、〜に満ちている」
  • false [fɔ́ːls] : 「正しくない、誤った、うその、虚偽の、本物でない、偽の」
  • promise [prάmis] : 「約束、契約、約束したこと」
  • offer [ɔ́fər] : 「差し出す、捧げる、〜を提供する、〜を勧める」
  • illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚、錯覚」
  • in place of : 「〜の代わりに、〜の代理で」
  • truth [trúːθ] : 「現実、事実、真相、真理、本当のこと」
❖ "In trying to ~ "「死ではなく命の創造者として神自身を神が表そうとしているなら、神は嘘つきであり、詐欺師であり、嘘の約束をいっぱいたずさえ、真実に代えて幻想を与えていることになる」。神は命の創造者として、神の子を創造し命を与えた。つまり、命ある神の子を創造することで、神は自己を表現したのだ。しかし今、神が肉体的な存在であり、神の子も肉体的な存在であるなら、肉体からの救いは肉体の死をもって贖(あがな)わなくてはならなくなり、命を真っ向から否定することになる。そんなことでは、命を謳(うた)う神は、大ペテン師だということになってしまう。



The body's apparent reality makes this view of God quite convincing. In fact, if the body were real, it would be difficult indeed to escape this conclusion. 
  • apparent [əpǽrənt] : 「明らかな、明白な、はっきり見える」
  • reality [riǽləti] : 「現実性、実在性、現実のこと」
  • view [vjúː] : 「意見、見識、考え、物の見方、見解」
  • quite [kwáit] : 「かなり、なかなか、とても、非常に」
  • convincing [kənvínsiŋ] : 「説得力のある、人を納得させる、信じられる」
  • in fact: 「実際に、実のところ、それどころか」
  • real [ríəl] : 「実在する、現実の、実際の、本物の」
  • difficult [dífikʌ̀lt] : 「困難な、厳しい」
  • indeed [indíːd] : 「実に、本当に、確かに、いかにも、実際には」
  • escape [iskéip] : 「逃げる、ずらかる、脱出する、抜ける」
  • conclusion [kənklúːʒən] : 「結論、決定、結果、成果」
❖ "The body's apparent ~ "「肉体のもつ明白なリアリティは、こんな神の見方を納得させている」。固い言い回しをしているが、要するに、肉体が圧倒的にリアルで実在しているかに見えるので、神が神の子を肉体として創造したのだという見方を堅固なものにしている、ということ。"In fact, if ~ "「事実、もし肉体が実在しているなら、この結論から逃れることはとても難しいだろう」。"this conclusion"「この結論」とは、神は神の子に、肉体からの救いを肉体の死として与えた、という結論。簡単に言えば、肉体は死をもって完結するという事実。



And every grievance that you hold insists that the body is real. It overlooks entirely what your brother is. 
  • insist [insíst] : 「主張する、断言する、要求する、求める」
  • overlook [òuvərlúk] : 「見落とす、見て見ぬふりをする」
  • entirely [entáiərli] : 「全く、完全に、全体に、ひたすら、もっぱら」
❖ "And every grievance ~ "「そして、あなたが抱くあらゆる不平は、肉体が実在すると断言している」。他者が肉体をもって実在していると信じているから、他者の様々な言動に不平を抱くのだ。もし他者が、夢の中に登場する夢の存在なら、その他者が夢の中であなたに何をしようと何を言おうと、あなたは他者に対して不平を抱くことはないはずなのだ。"It overlooks ~ "「不平を抱くことで、あなたの同胞が何であるか、それを完全に見過ごしている」。肉体は夢なのであって、夢を見ている同胞の実体は心なのだ。神の子という心を、あなたは不平を抱くことで見過ごしている。もちろん、あなた自身も肉体的な存在だと信じているから、自分が神の子の心なのだという実存を見誤っている。



It reinforces your belief that he is a body, and condemns him for it. 
  • reinforce [rìːinfɔ́ːrs] : 「強化する、補強する、増強する」
  • belief [bilíːf] : 「信じること、信念、信仰、信条、信用、信頼」
  • condemn [kəndém] : 「〜を非難する、責める、〜に有罪の判決を下す」
❖ "It reinforces your ~ "「不平を抱くことは、同胞が肉体であるという信念を強化し、それゆえに同胞を非難しているのである」。ここの"condemn"「非難する」とは、不平を抱くことだと考えていい。あなたに不幸をもたらしているものは肉体をもった他者であると非難し、不平を抱いているわけだ。



And it asserts that his salvation must be death, projecting this attack onto God, and holding Him responsible for it.
  • assert [əsə́ːrt] : 「断言する、強く主張する」
  • project [prάdʒekt] : 「〜を投影する、発射する、投げ出す」
  • responsible [rispάnsəbl] : 「責任がある、責任の重い」
❖ "And it asserts that ~ "「そして、不平を抱くことは、同胞の救いは死であるに違いないと断言しているようなものであり、この攻撃を神に投射し、その責任を神に負わせようとしている」。あなたは他者に対して、肉体がもたらす苦と痛みからの救いは、肉体の死をもって贖わねばならないと信じ、神の子を肉体として創造した神に対して死の責任を負わせようとする。こうして、あなたは神を攻撃するのだ。
何が誤りであるか、お気付きだろう。神は神の子を肉体として創造した事実はない。神は命を拡張し、その延長線上に神の子を創造した。神の子は神の命そのものであって、肉体ではない。かつて神から分離した神の子が、分離の象徴として肉体をでっち上げ、心の命をその中に閉じこめただけなのだ。



6. To this carefully prepared arena, where angry animals seek for prey and mercy cannot enter, the ego comes to save you. 
  • carefully [kέərfəli] : 「注意深く、丁寧に、慎重に、入念に」
  • prepare [pripέər] : 「〜を準備する、用意する、〜整備する」
  • arena [əríːnə] : 「競技場、アリーナ、活躍の舞台、活動領域」
  • angry [ǽŋɡri] : 「腹を立てて、立腹して、怒って、憤りを感じて」
  • seek for : 「〜を探し求める」
  • prey [préi] : 「犠牲、被害者、餌食、餌、捕獲、捕食」
  • mercy [mə́ːrsi] : 「慈悲、情け、寛大な措置」
  • enter [énter] : 「〜に入る、〜に参加する、〜に立ち入る」
  • save [séiv] : 「救う、助ける」
❖ "To this carefully ~ "「この入念に用意された闘技場に、エゴはあなたを救うと称して入ってくるのが、そこは、猛り狂った野獣が餌を探し求める場所であり、慈悲が入り込める余地などない」。ここの"arena"「闘技場」とは、簡単に、この幻想世界のことだと思っていい。弱肉強食のこの世のことである。肉体と肉体が生存を賭けて騙し合い、奪い合い、殺し合う世界である。ここにエゴが侵入し、神になり代わって世界に君臨し、エゴの思考システムを強引に流布させているわけだ。



God made you a body. Very well. Let us accept this and be glad. As a body, do not let yourself be deprived of what the body offers. 
  • glad [ɡlǽd] : 「満足して、うれしく思う」
  • deprive [dipráiv] : 「奪う、取り上げる、剥奪する」
  • offer [ɔ́fər] : 「差し出す、捧げる、〜を提供する、〜を勧める」
❖ "God made you ~ "「神はおまえを肉体として作り上げた」。ここからエゴの発言が続く。"Very well"「大いにけっこう」。"Let us accept ~ "「これを受け入れて喜ぼうじゃないか」。"As a body ~ "「肉体として、肉体が提供するものを奪われないようにすることだ」。飽食の満足感、性愛の満足感、他者を支配する満足感、肉体を飾り立てることの満足感、等々、肉体的な感覚を満足させるものなら何でも受け入れて、追い求めよ、とエゴは言う。



Take the little you can get. God gave you nothing. The body is your only savior. It is the death of God and your salvation.
  • savior [séiviər] : 「救助者、救い手、救済者、救い主」
  • death [déθ] : 「死、死亡」
❖ "Take the little ~ "「手にすることの出来るわずかなものを手に入れよ」。"God gave you ~ "「神はおまえに何も与えなかった」。"The body is ~ "「肉体こそが、おまえの救い主なのだ」。"It is the death ~ "「肉体こそ、神の死であり、あまえの救いである」。以上のエゴの発言において、『肉体』を『幻想』に置き換えて読み直してみるといい。エゴは、肉体を利用して、あなたを幻想に縛りつけようとしている。肉体が幻想であること見破られてしまったら、幻想のエゴもまた消滅してしまうからである。
ところで、誤解がないように言っておきたいのだが、ACIMは、肉体を否定し、肉体を拒絶せよ、などとは一言も言っていない。肉体的な快楽を否定し拒絶せよなどとも言っていない。そうではなく、肉体の幻想性を見極めよ、肉体的な快楽の幻想性に気付け、と言っているだけなのだ。夢の中で夢を否定し拒絶しても埒(らち)が明くまい。夢から目覚めることが肝要なのだ。幻想から目覚めることが救いなのである。



7. This is the universal belief of the world you see. Some hate the body, and try to hurt and humiliate it. Others love the body, and try to glorify and exalt it. 
  • universal [jùːnəvə́ːrsl] : 「全宇宙の、全世界の、一般的な、普遍的な」
  • belief [bilíːf] : 「信じること、信念、信仰、信条、信用、信頼」
  • hate [héit] : 「憎悪、憎しみ、嫌悪」
  • hurt [hə́ːrt] : 「〜を傷つける」
  • humiliate [hjuːmílièit] : 「〜に屈辱を与える、恥をかかせる」
  • glorify [ɡlɔ́ːrəfài] : 「〜の栄光をたたえる、美化する、賛美する」
  • exalt [igzɔ́ːlt] : 「〜を高める、〜を褒める、称賛する、あがめる」
❖ "This is the universal ~ "「これが、あなたが目にする世界で一般に信じられていることである」。"Some hate ~ "「ある者は肉体を嫌悪し、傷つけたり卑しめたりしようとする」。"Others love ~ "「またある者は、肉体を愛し、賛美し崇めようとする」。肉体という幻想を憎悪することも愛すことも、ともに真実から遠のいてしまう結果となる。



But while the body stands at the center of your concept of yourself, you are attacking God's plan for salvation, and holding your grievances against Him and His creation, that you may not hear the Voice of truth and welcome It as Friend. 
  • stand [stǽnd] : 「立つ、立っている」
  • center [séntər] : 「中心、軸、中心点」
  • concept [kάnsept] : 「概念、観念」
  • against [əɡéinst] : 「〜に反対して、〜に逆らって、〜にそむいて」
  • welcome [wélkəm] : 「歓迎する、喜んで受け入れる」
❖ "But while the body ~ "「しかし、肉体が、あなた自身に関する概念の中心に位置するなら、」つまり、あなたが自分は肉体的な存在であると思っているうちは、"you are attacking ~ "「あなたは救いのための神の計画を攻撃し、神や神が創造したものに対する不平を抱いていることになる」。"that you may ~ "「その結果、あなたに真実の声が聞こえて来ることはないし、その声を友として受け入れることもないだろう」。あなたの関心事の中心が肉体であるうちは、あなたの心の奥に宿るホーリー・スピリットがあなたに語りかける声は聞こえてこない。幻想に心を奪われている限り、真実の声は聞こえて来ない。



Your chosen savior takes His place instead. It is your friend; He is your enemy.
  • chosen [tʃóuzn] : 「chooseの過去分詞形」
  • choose [tʃúːz] : 「 〜を選ぶ、〜を選択する」
  • take one's place : 「〜の代わりをする、〜と交代する、地位を占める」
  • enemy [énəmi] : 「敵、敵国、かたき」
❖ "Your chosen savior ~ "「あなたが選んだ救い主が、ホーリー・スピリットに取って代わる」。ホーリー・スピリットを捨ててしまえば、エゴがあなたを支配する。"It is your ~ "「エゴがあなたの友となり、ホーリー・スピリットはあなたの敵となってしまうのだ」。



8. We will try today to stop these senseless attacks on salvation. We will try to welcome it instead. 
  • senseless [sénslis] : 「無分別な、非常識な、愚かな、無意味な」
❖ "We will try ~ "「私たちは今日、救いへのこれらの意味のない攻撃を停止してしまうように努めよう」。"We will try ~ "「代わりに、救いを受け入れるように努めよう」。



Your upside-down perception has been ruinous to your peace of mind. 
  • upside down : 「逆さまに」
  • perception [pərsépʃən] : 「知覚、認知、知見、見識」
  • ruinous [rúːənəs] : 「破滅的な、破壊的な」
  • peace [píːs] : 「平和、和平、安らぎ、平安、静けさ、静謐」
❖ "Your upside-down ~ "「あなたの逆さまの知覚が、あなたの心の平和をかき乱してきた」。幻想を実在だと思い、実在を幻想だと知覚するような誤りが、あなたの心の平和を乱してきた。真実のホーリー・スピリットの声を無視し、偽りのエゴの声に耳を傾けてきた結果が、この世における心の苦と痛みである。



You have seen yourself in a body and the truth outside you, locked away from your awareness by the body's limitations. Now we are going to try to see this differently.
  • truth [trúːθ] : 「現実、事実、真相、真理、本当のこと」
  • outside [áutsáid] : 「〜の外に、〜の外部に」
  • lock away : 「しまい込む」
  • awareness [əwéərnəs] : 「認識、自覚、気付いていること、意識性 」
  • limitation [lìmətéiʃən] : 「制限、制約、限界」
  • differently [dífərəntli] : 「異なって、違って、そうではなく、別に」
❖ "You have seen ~ "「あなたは、あなた自身を肉体の中に見、真実はあなたの外にあると見なしてきた」。"locked away from ~ "「肉体の制限によって、あなたの意識から真実を締め出してきたのだ」。あなたの心の外の肉体にこそ真実が隠されていると思い込み、心の中の真実性を意識から追い出してきた。"Now we are ~ "「今、私たちは、これを異った見方で見ようとしているのである」。つまり、肉体には真実はなく、心の中にこそ真実はあると、見方を180度変えるのである。肉体は幻想であり実在ではないと、また、心は実在であり幻想ではないと、その真実を受け入れるのだ。



9. The light of truth is in us, where it was placed by God. It is the body that is outside us, and is not our concern. 
  • place [pléis] : 「〜を置く、設置する」
  • concern [kənsə́ːrn] : 「関心事、懸案、心配、不安」
❖ "The light of ~ "「真実の光は、私たちの心の中にあり、そこに、神が真実の光を置いた」。"It is the body ~ "「肉体は私たちの外側にあり、私たちが関心を抱くべきものではない」。



To be without a body is to be in our natural state. To recognize the light of truth in us is to recognize ourselves as we are. 
  • natural [nǽtʃərəl] : 「普通の、ありのままの、自然な」
  • state [stéit] : 「状態、形勢、情勢、状況」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認識する、認める、受け入れる」
❖ "To be without ~ "「肉体なしでいることは、私たちの自然な状態である」。肉体をもたない状態、つまり、心だけの状態が自然なのだが、それがあまりにも突飛に思えたら、肉体に関心を寄せず心に気持ちを集中させた状態と考えてもいいだろう。"To recognize ~ "「私たちの心の中の真実の光を認識することは、私たち自身をありのままに認識することである」。



To see our Self as separate from the body is to end the attack on God's plan for salvation, and to accept it instead. And wherever His plan is accepted, it is accomplished already.
  • separate [sépərət] : 「分離した、分けられた、別々になった」
  • instead [instéd] : 「代わりに、それよりむしろ、そうしないで」
  • wherever [hwεərévər] : 「どこへ〜しても、どこで〜であろうとも」
  • accept [æksépt] : 「承認する、認める、容認する、受け入れる」
  • accomplish [əkάmpliʃ] : 「成し遂げる、遂行する、果たす、成就する」
  • already [ɔːlrédi] : 「すでに、とっくに〜済み」
❖ "To see our Self ~ "「私たち自身を肉体から分離したものと見ることは、救いのための神の計画を攻撃することを終わりにすることであり、攻撃の代わりに神の計画を受け入れることである」。"And wherever ~ "「そして、どこで神の計画が受け入れられたとしても、神の計画は既に達成しているのである」。実相世界は無時間な世界であり、すべての事象は一瞬にして起き、その一瞬が永遠に続く。あらゆる事象は既に起きてそこにある。あなたは、すでに起きた事象を、この幻想世界にあって、時間を軸にして追体験していくのである。あなたが神の計画を受け入れた時点で、あなたの正しい選択が追体験のスイッチをオンにし、既に達成された神の計画を今度はあなたが体験することになる。



10. Our goal in the longer practice periods today is to become aware that God's plan for salvation has already been accomplished in us. 
  • goal [ɡóul] : 「目標、目的地、目的、目指すもの」
  • become [bikʌ́m] : 「〜になる」
  • aware [əwέər] : 「気付いている、気が付いて、承知して、知って」
❖ "Our goal in ~ "「今日の長めの練習における私たちの目的は、救いのための神の計画が私たちの心の中ですでに達成されていると気付くようになることである」。



To achieve this goal, we must replace attack with acceptance. As long as we attack it, we cannot understand what God's plan for us is. 
  • achieve [ətʃíːv] : 「成し遂げる、達成する、成就する、やり遂げる」
  • replace [ripléis] : 「〜に取って代る、〜を交換する、置き換える」
  • attack [ətǽk] : 「攻撃、暴行、襲撃」
  • acceptance [əkséptəns] : 「受け入れること、承諾、承認、受諾、容認」
  • as long as : 「〜する限り、〜である限りは、〜する以上は」
  • understand [ʌ̀ndərstǽnd] : 「理解する、分かる、把握する」
❖ "To achieve this ~ "「この目的に到達するために、私たちは、神への攻撃を、神の計画を受け入れることに置き換えなくてはならない」。"As long as we ~ "「私たちが神の計画を攻撃している限り、私たちは、神の計画が私たちにとって何であるか理解することは出来ない」。救いに対する神の計画が何であるか知りもせずに、私たちは神の計画を攻撃して来たのだ。これが、エゴの作戦である。エゴにとっては、神の計画を私たちが知ってしまったら、終わりなのである。あなたが知らないままに、エゴは神を攻撃させてきたのだ。



We are therefore attacking what we do not recognize. Now we are going to try to lay judgment aside, and ask what God's plan for us is:

        What is salvation, Father? I do not know. 
        Tell me, that I may understand.
  • therefore [ðέərfɔ̀ːr] : 「それ故に、そのために、従って、だから」
  • lay aside : 「やめる、捨てる、放棄する」
  • judgment [dʒʌ́dʒmənt] : 「判断、判断力、意見、分別」
❖ "We are therefore ~ "「したがって、私たちは、知りもしないものを攻撃しているのだ」。"Now we are going ~ "「今、私たちは、判断を脇に置いて、神の計画が私たちにとって何であるか問い掛けてみることにしよう」。"What is salvation ~ "「父なる神よ、救いとは何でしょうか」。"I do not ~ "「私にはわかりません」。"Tell me, that ~ "「お教えください。そうすれば、私にも理解出来るかもしれません」。



Then we will wait in quiet for His answer. We have attacked God's plan for salvation without waiting to hear what it is. 
  • wait for : 「〜を待つ」
  • quiet [kwáiət] : 「静けさ、静寂、しじま、静穏、平穏」
  • answer [ǽnsər] : 「答え、回答、返事、応答」
  • without [wiðáut] : 「〜なしで、〜を持たずに」
❖ "Then we will ~ "「そして、神の答えを静かに待つことにしよう」。"We have attacked ~ "「救いのための神の計画が何であるか聞くのを待たずに、私たちはそれを攻撃してきたのだ」。



We have shouted our grievances so loudly that we have not listened to His Voice. We have used our grievances to close our eyes and stop our ears.
  • shout [ʃáut] : 「〜を叫ぶ、〜を大声で怒鳴る」
  • grievance [ɡríːvəns] : 「不平のもと、苦情の原因、立腹」
  • loudly [láudli] : 「大声で、騒々しく、けばけばしく」
  • listen [listen] to : 「耳を傾ける、聴く、聞く」
  • use [juːz] : 「使う、利用する、生かす、働かせる」
  • close [klóuz] : 「閉じる、閉める」
❖ "We have shouted ~ "「私たちはあまりにも大きな声で不平を叫んだので、神の声を聞くことが出来なかったのだ」。"We have used ~ "「私たちは、目を閉じ耳を塞(ふさ)ぐために不平を利用して来たのだ」。不平不満を声高に言うことで、真実を見る目を閉じ、真実を聞く耳を塞いで来た。



11. Now we would see and hear and learn. "What is salvation, Father?" Ask and you will be answered. Seek and you will find. 
  • learn [lə́ːrn] : 「〜を学ぶ、〜であると分かる、〜を覚える、知る」
  • seek [síːk] : 「探し求める、捜し出す、捜索する」
  • find [fáind] : 「発見する、見いだす、気付く、理解する」
❖ "Now we would ~ "「今こそ、私たちは、見て聞いて学ぼう」。"What is ~ "「『父なる神よ、救いとは何でしょうか』」。"Ask and you ~ "「聞けば、あなたは答えられるだろう」。"Seek and ~ "「探せば、見つかるだろう」。



We are no longer asking the ego what salvation is and where to find it. We are asking it of truth. 
  • no longer : 「もはや〜でない」
❖ "We are no longer ~ "「もはや私たちは、エゴに、救いは何であってどこでそれを見つけたらいいか聞くことはない」。"We are asking ~ "「私たちはそれを、真実なる者から聞いているのだ」。ここの"truth"「真実」とは、ホーリー・スピリットのことであり、あるいは神自身のこと。



Be certain, then, that the answer will be true because of Whom you ask.
  • certain [sə́ːrtn] : 「〜を確信している、〜に疑いを持たない」
❖ "Be certain, then ~ "意訳する、「そして、あなたが尋ねた相手が真実そのものだから、答えも真実であると確信しなさい」。



12. Whenever you feel your confidence wane and your hope of success flicker and go out, repeat your question and your request, remembering that you are asking of the infinite Creator of infinity, Who created you like Himself:

        What is salvation, Father? I do not know. 
        Tell me, that I may understand.

He will answer. Be determined to hear.
  • whenever [hwènévər] : 「〜するときはいつでも、〜したときはすぐ」
  • feel [fíːl] : 「感じがする、感じる」
  • confidence [kάnfədəns] : 「信頼、信用、信任、確かさ、確信、自信」
  • wane [wéin] : 「衰える、徐々に弱まる、薄れる」
  • success [səksés] : 「成功、上首尾、上出来、幸運」
  • flicker [flíkər] : 「揺らめく、点滅する、徐々に消える」
  • go out : 「消える、消灯する、立ち消えになる」
  • repeat [ripíːt] : 「〜を繰り返す、〜を繰り返して言う」
  • question [kwéstʃən] : 「質問、疑問、問い、質疑、課題、問題」
  • request [rikwést] : 「頼むこと、依頼、要求」
  • remember [rimémbər] : 「〜を覚えている、〜を思い出す」
  • infinite [ínfənət] : 「無限の、計り知れない、果てしない」
  • creator [kriéitər] : 「創造者、創作者、創設者」
  • infinity [infínəti] : 「無限であること、無限性」
  • determine [ditə́ːrmin] : 「決定する、決心させる」
❖ "Whenever you ~ "「あなたの自信が萎(な)えてきたように感じたり、成功への希望が揺らめいて消えそうになったら、問い掛けと願いを繰り返し述べ、あなたは、あなたを神と同じように創造した無限なる無限の創造者に求めているのだと思い起こしなさい」。"What is salvation ~ "「父なる神よ、救いとは何でしょうか」。"I do not ~ "「私にはわかりません」。"Tell me, that ~ "「お教えください。そうすれば、私にも理解出来るかもしれません」。



13. One or perhaps two shorter practice periods an hour will be enough for today, since they will be somewhat longer than usual. 
  • perhaps [pərhǽps] : 「たぶん、もしかすると、ことによると」
  • enough [inʌ́f] : 「十分な、足りる」
  • since [síns] : 「〜なので、〜だから」
  • somewhat [sʌ́mhwʌ̀t] : 「いくらか、少々、いくぶんか、やや」
  • usual [júːʒuəl] : 「通常の、通例の、普通の、いつもの」
❖ "One or perhaps ~ "「今日は、短めの練習は、一日に1回か、多分2回で十分だろう」。"since they will ~ "「なぜなら、いつもより幾分長めになるだろうから」。



These exercises should begin with this:

        Holding grievances is an attack on God's plan for salvation. 
        Let me accept it instead. What is salvation, Father? 
  • exercise [éksərsàiz] : 「練習、訓練、課題、学課」
  • begin with : 「〜から始める」
❖ "These exercises ~ "「短めのエクササイズは、次のように始める」。"Holding grievances ~ "「不平を抱くことは、救いのための神の計画への攻撃である」。"Let me accept ~ "「不平に代えて、神の計画を受け入れよう」。"What is salvation ~ "「父なる神よ、救いとは何でしょうか」。



Then wait a minute or so in silence, preferably with your eyes closed, and listen for His answer.
  • wait [wéit] : 「待つ」
  • silence [sáiləns] : 「静けさ、静寂、沈黙」
  • preferably [préfərəbli] : 「好んで、望ましくは、できれば、なるべく」
  • listen for : 「〜に聞き耳を立てる、〜を聞こうと耳を澄ます」
  • answer [ǽnsər] : 「答え、回答、返事、応答」
❖ "Then wait ~ "「そして、1分かそこら、静かに待つ」。"preferably with ~ "「出来れば目を閉じて、そして、神の答えを期待して耳を澄ましなさい」。
 
 
 




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