●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
●  Workbook精読http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp です。
●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



W-pII.271.1:1 ~ W-pII.274.2:2

Lesson 271



Christ's is the vision I will use today.
  • vision [víʒən] : 「洞察力、視覚、視力」
❖ "Christ's is ~ "「キリストのヴィジョンは、今日私が使おうと思っているヴィジョンだ」。肉体的な知覚を信じるのではなく、幻想を幻想として見破る実相的なヴィジョンを使って世界を見ることにする。ヴィジョンは真実のみを映し出す。



1. Each day, each hour, every instant, I am choosing what I want to look upon, the sounds I want to hear, the witnesses to what I want to be the truth for me. 
  • instant [ínstənt] : 「瞬間、一瞬」
  • choose [tʃúːz] : 「〜を選ぶ、〜を選択する」
  • look upon : 「〜を見る」
  • witness [wítnəs] : 「証拠、証言、目撃者、証人」
❖ "Each day ~ "「毎日、毎時間、一瞬ごとに、私は見たいと思っているもの、聞きたいと思っているもの、私にとって真実であって欲しいと思うものの証言、等々を選び取っている」。肉体的な知覚は、自分が見たいと思うものを幻想としてでっち上げ、聞きたいと思うことをでっち上げ、自分に都合のいいことを真実だと信じ込んで、それを保証してくれるものだけを選び取っている。



Today I choose to look upon what Christ would have me see, to listen to God's Voice, and seek the witnesses to what is true in God's creation. 
  • have [həv] : 「〜に〜させる」
  • seek [síːk] : 「探し求める、捜し出す」
  • creation [kriéiʃən] : 「創造、創作、創作物」
❖ "Today I ~ "「今日私は、キリストが私に見せたいと思っているものを見ること、神の声に耳を傾けること、神の創造の中に真実であるものを証言してくれるものを探すこと、それらを選択する」。自分に都合のいい嘘をつく肉体的な知覚を捨てて、真実だけを捉えることの出来るヴィジョンを用いるつもりだ。



In Christ's sight, the world and God's creation meet, and as they come together all perception disappears.
  • sight [sáit] : 「視力、視覚、視野、視界」
  • meet [míːt] : 「〜に会う、〜と接触する」
  • come together : 「一緒にやって来る、一緒になる」
  • perception [pərsépʃən] : 「知覚、認知、知見、見識」
  • disappear [dìsəpíər] : 「存在しなくなる、消滅する」
❖ "In Christ's ~ "「キリストの視野の中で、」キリストのヴィジョンを通して見れば、「世界と神の創造は出会い、それらが一緒になるにしたがい、あらゆる知覚は消滅する」。知覚が幻想の中で生み出したこの世界と、神が創造した実相世界がキリストのヴィジョンの中で出会って融合し、やがて幻想は実相に飲み込まれて消滅する。言い換えれば、実相によって幻想は赦され、消滅して行く。



His kindly sight redeems the world from death, for nothing that He looks on but must live, remembering the Father and the Son; Creator and creation unified.
  • kindly [káindli] : 「親切な、優しい」
  • redeem [ridíːm] : 「〜を救い出す、解放する」
  • death [déθ] : 「死、死亡」
  • remember [rimémbər] : 「〜を覚えている、〜を思い出す」
  • unify [júːnəfài] : 「〜を一つのまとまりにする、統一する」
❖ "His kindly ~ "「キリストの優しい視野はこの世界を死から救う」。死は知覚が生み出した幻想の一つだから、キリストの実相的ヴィジョンはその死さえも消滅させてしまう。"for nothing ~ "「なぜなら、キリストに見えるものはすべて生きているに違いないからであり、父と子、創造主と創造されたものは一つだと思い出すことになるからだ」。キリストは真実(実相)だけを見る。命は愛と同様に真実であり、キリストはすべての実相的存在に命を見る。実相的存在は神の創造したものであり、命は実相的存在が神から受け継いだものだ。命を通して、神によって創造されたものと神は一体となる。



2. Father, Christ's vision is the way to You. What He beholds invites Your memory to be restored to me. And this I choose, to be what I would look upon today.
  • behold [bihóuld] : 「見守る、注視する」
  • invite [inváit] : 「招待する、招く、勧める」
  • restore [ristɔ́ːr] : 「回復させる、修復する、復活させる」
❖ "Father, Christ's ~ "「父なる神よ、キリストのヴィジョンはあなたへの道です」。真実を見通すヴィジョンを得ることは神へ回帰する道の第一歩です。"What He ~ "「キリストが目にしているものは、あなたの思い出を私が取り戻すように勧めています」。キリストが目にする真実のすべてが、この幻想世界に暮らして忘れかけていた神の思い出を復活させてくれそうです。命や愛や美などの真実が、神を思い出すようにと私を誘(いざな)っています。"And this ~ "「そして、私はこのキリストのヴィジョンを選択します」。"to be what ~ "「今日私が見たいと思っているものとするためです」。今日私が見たいと思っているのは、肉体的な目に見えるものではなく、実相的なヴィジョンが捉える真実です。ですから、私は今日、キリストのヴィジョンを選ぶのです。




Lesson 272



How can illusions satisfy God's Son?
  • illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚、錯覚」
  • satisfy [sǽtisfài] : 「〜を満足させる、かなえる」
❖ "How can ~ "「どうして錯覚が神の子を満足させ得るだろうか」。実在しない幻想世界が神の子の心を満たすことは出来ない。たとえ富、名声、地位が十分に与えられても、神の子は実相的な心の平和を得ることは出来ない。



1. Father, the truth belongs to me. My home is set in Heaven by Your Will and mine.
  • belong [bilɔ́ːŋ] to : 「〜に属する」
  • set [sét] : 「配置する、設定する」
  • will [wíl] : 「意志、意欲」
❖ "Father, the ~ "「父なる神よ、真実は私に属しています」。実相的な真実は神が天の王国において私に与えてくれたものです。"My home ~ "「私の故郷は、あなたの意志と私の意志によって、天の王国と定められています」。たとえ幻想世界にあって神から分離しているように感じられても、それは夢の中の話しであって、真実の私は神とともに天の王国にいます。



Can dreams content me? Can illusions bring me happiness? What but Your memory can satisfy Your Son? I will accept no less than You have given me.
  • content [kəntént] : 「〜を満足させる」
  • bring [bríŋ] : 「〜を持って来る、〜をもたらす」
  • accept [æksépt]: 「受け入れる、承認する」
❖ "Can dreams ~ "「夢が私を満足させ得るでしょうか」。"Can illusions ~ "「幻想が私に幸せをもたらしてくれるでしょうか」。"What but ~ "「あなたの記憶を除いて、何があなたの子を満足させ得るでしょう」。"I will accept ~ "「あなたが私に与えてくれたものは一つ残らず、私は受け入れたいと思います」。



I am surrounded by Your Love, forever still, forever gentle and forever safe. God's Son must be as You created him.
  • surround [səráund] : 「包囲する、囲む、取り囲む」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
  • still [stíl] : 「静かな、穏やかな、平穏な」
  • gentle [dʒéntl] : 「優しい、寛大な、穏やかな」
  • safe [séif] : 「安全な、無事な」
❖ "I am surrounded ~ "「私はあなたの愛に囲まれ、永遠に穏やかで、永遠に優しく、そして永遠に安全です」。"God's Son ~ "「神の子は、あなたが創造したままに存在しているに違いないのです」。苦と痛みの幻想世界に暮らしているのですが、それは夢の中の出来事であって、本当は神とともに天の王国にあって、永遠の静寂の中、平和に穏やかに生きています。



2. Today we pass illusions by. And if we hear temptation call to us to stay and linger in a dream, we turn aside and ask ourselves if we, the Sons of God, could be content with dreams, when Heaven can be chosen just as easily as hell, and love will happily replace all fear.
  • pass by : 「〜のそばを通る、〜を通り過ぎる」
  • temptation [temptéiʃən] : 「誘惑、衝動」
  • linger [líŋɡər] : 「長居する、居残る、残存する」
  • turn aside : 「脇へよける、脇を向く、受け流す」
  • be content with : 「〜に満足して」
  • chosen [tʃóuzn] : 「chooseの過去分詞形」
  • easily [íːzili] : 「安易に、簡単に、楽に」
  • hell [hél] : 「地獄、生き地獄」
  • replace [ripléis] : 「〜に取って代る、置き換える」
  • fear [fíər] : 「恐れ、恐怖」
❖ "Today we ~ "「今日、私達は幻想の脇を素通りする」。"And if we ~ "「もし私達が、誘惑が夢の中にとどまって居残るようにと呼びかけるのを耳にしたら、」"we turn aside ~ "「私達は脇によけてそれを受け流し、私達神の子は夢に満足できるのかと私達自身に問いかけて見る」。"when Heaven ~ "「地獄を選ぶのと同じくらい簡単に天の王国が選ぶことが出来、愛が喜んであらゆる恐れと置き換わってくれるというのに」。わざわざ苦と痛みの幻想世界にとどまる必要などない。




Lesson 273



The stillness of the peace of God is mine.
  • stillness [stílnis] : 「静けさ、静止、沈黙、平静」
❖ "The stillness ~ "「神の平和の静寂は私の静寂でもある」。天の王国の平和な静寂は、苦と痛みの幻想世界に暮らす自分であっても、決して失ってはいない。神から授かった贈り物は消えることはない。



1. Perhaps we are now ready for a day of undisturbed tranquility.
  • perhaps [pərhǽps] : 「たぶん、もしかすると」
  • ready [rédi] : 「覚悟ができた、用意ができて」
  • undisturbed [ʌ̀ndistə́ːrbd] : 「邪魔されない、平静な」
  • tranquility [træŋkwíləti] : 「静けさ、静寂、平穏」
❖ "Perhaps we ~ "「多分私達は、今や、誰からも邪魔されない静寂の日をすごす準備が出来ている」。実相的な静寂の日々を送る心の準備が出来ている。



If this is not yet feasible, we are content and even more than satisfied to learn how such a day can be achieved.
  • feasible [fíːzəbl] : 「実現可能な、ふさわしい」
  • content [kəntént] : 「満足している」
  • more than : 「単に〜にとどまらない」
  • satisfied [sǽtisfàid] : 「納得した、満足した」
  • learn [lə́ːrn] : 「〜を学ぶ、知る」
  • achieve [ətʃíːv] : 「獲得する、得る」
❖ "If this is ~ "「もし、これがまだ実現可能でないなら、」静寂の日々を過ごす心の準備は出来ているが、まだ実現していないなら、"we are content ~ "「どうすればその様な日を得ることが出来るのかを学ぶことで納得する以上に、私達は満足な気持ちでいられる」。どうすれば静寂な日々を過ごすことが出来るか、それを学ぶことで心は納得できるだろうが、それ以上に、心はその方法を忘れていただけであって、本当は知っているという事実を受け入れれば、私達は満ち足りた気持ちになれる。



If we give way to a disturbance, let us learn how to dismiss it and return to peace.
  • give way to : 「〜に取って代わられる、〜に移行する」
  • disturbance [distə́ːrbəns] : 「乱れた心、心の動揺」
  • dismiss [dismís] : 「追放する、退ける」
  • return [ritə́ːrn] to : 「〜に帰る、〜戻る」
❖ "If we give ~ "「もし私達が心の揺らぎに負けそうになったら、それを退けて平和に立ち戻る方法を学ぼう」。エゴは常に私達を誘惑する。そのたびに心は揺らぎ、悲しんだり怒ったり、嫉妬したり憎んだりするが、そんな心の動揺を追放する方法を学ぶ必要がある。それは他者から学ぶものではなく、すでに心が知っていることだ。心は常に平和のうちにあるという事実を知りさえすればいい。



We need but tell our minds, with certainty, "The stillness of the peace of God is mine," and nothing can intrude upon the peace that God Himself has given to His Son.
  • certainty [sə́ːrtnti] : 「確実、確実性」
  • with certainty : 「確実に、確信を持って」
  • intrude [intrúːd] : 「侵入する、邪魔をする」
❖ "We need but ~ "「私達は確信をもって、次のように私達の心に言う必要がある」。"The stillness ~ "「神の平和の静寂は私の静寂でもある」と言う必要がある。静かな平穏は他のどこからか得るものではなく、すでに私達がもっているものだ。"and nothing ~ "「そうすれば、何ものも、神自らが神の子に授けた平和の邪魔をすることは出来ない」。神からの贈り物である平和と静寂は、エゴなどによって乱され得るものではない。もし乱されたなら、それは夢に埋没し、幻想に振り回されている証拠だ。



2. Father, Your peace is mine. What need have I to fear that anything can rob me of what You would have me keep?
  • rob [rάb] : 「〜から奪う、強奪する」
  • rob someone of ~ : 「〜から〜を奪う」
❖ "Father, Your ~ "「父なる神よ、あなたの平和は私の平和でもあります」。"What need ~ "「あなたが私に持たせたいと思っているものを何かが私から奪うのではないかと恐れる必要があるでしょうか」。神からの贈り物を、何ものも奪うことは出来ない。



I cannot lose Your gifts to me. And so the peace You gave Your Son is with me still, in quietness and in my own eternal love for You.
  • lose [lúːz] : 「〜を失う、なくす」
  • quietness [kwáiətnis] : 「静寂、静けさ、平穏」
  • eternal [itə́ːrnl] : 「永遠の、不変の、永久の」
❖ "I cannot lose ~ "「私へのあなたの贈り物を失うことは不可能です」。"And so the ~ "「だから、あなたが神の子に与えた平和は今なお私とともにありますし、」"in quietness ~ "「私は、静けさとあなたに向けられた私自身の永遠の愛の中にいます」。逆に言えば、私が神への愛を思い出し、それを忘れない限り、私は静かな平和の中に生きることが出来ます。




Lesson 274



Today belongs to love. Let me not fear.
  • belong [bilɔ́ːŋ] to : 「〜に属する」
  • fear [fíər] : 「〜を恐れる、〜を怖がる」
❖ "Today belongs ~ "「今日という日は愛に属している」。今日は、実相的な愛に生る。"Let me ~ "「決して恐れまい」。愛という真実に生きれば、恐れという幻想は消える。



1. Father, today I would let all things be as You created them, and give Your Son the honor due his sinlessness; the love of brother to his brother and his Friend.
  • create [kriéit] : 「創造する、創り出す」
  • honor [άnər] : 「敬意、光栄、高潔、誠実、正直さ」
  • due [djúː] : 「当然与えられるべき」
  • sinlessness [sínlisnis] : 「罪のないこと、無辜」
❖ "Father, today ~ "「父なる神よ、今日私は、すべてをあなたが創造したままに任せ、無辜(むこ)であることにふさわしい栄誉を神の子に与えたいと思います」。真実の愛をもって自分や同胞を眺めれば、神が創造した神の子は完全に無辜です。その事実を栄光に思い、受け入れます。"the love of ~ "「それは、同胞と彼の友への、同胞としての愛です」。同胞もまた無辜なる神の子であり、同胞とその友とでも言うべき心の中のホーリー・スピリットを、私は同じ同胞として愛します。



Through this I am redeemed. Through this as well the truth will enter where illusions were, light will replace all darkness, and Your Son will know he is as You created him.
  • through [θrúː] : 「〜を通じて」
  • redeem [ridíːm] : 「〜を救い出す、解放する」
  • as well : 「同じに、おまけに、その上」
  • enter [énter] : 「〜に入る、〜に立ち入る」
  • replace [ripléis] : 「〜に取って代る」
  • darkness [dάːrknis] : 「暗がり、暗闇」
❖ "Through this ~ "「こうすることで、私は救われます」。真実の愛を通して世界を眺めることで私は救われます。愛が罪という幻想を払拭するからです。"Through this ~ "「こうすることで同時に、真実が幻想のはびこった場所に入り込み、光が闇にとって変わり、神の子はあなたが創造したままの自分であることを知るでしょう」。罪に汚れ、神の罰を待ちながら苦と痛みの世界に生きる自分の姿は幻想だと知ることが出来ます。



2. A special blessing comes to us today, from Him Who is our Father.
  • special [spéʃəl] : 「特別な、特有の」
  • blessing [blésiŋ] : 「祝福、恩恵、幸運」
❖ "A special ~ "「今日、私達の父なる神からの特別な祝福が私達にやって来る」。幻想から目覚める私達を神は喜びをもって祝福してくれる。



Give this day to Him, and there will be no fear today, because the day is given unto love.
  • given [ɡívən] : 「giveの過去分詞形」
  • unto [ʌ́ntu] : 「〜の方へ」
❖ "Give this ~ "「今日の日を神に捧げよう」。"and there ~ "「そうすれば、今日は恐れなどなくなる」。"because the ~ "「なぜなら、今日という日は愛に捧げられるのだから」。今日の命を神の愛へ捧げる。真実へ捧げる。幻想は消滅し、恐れという幻想は霧消する。






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