●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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W-pII.223.1:1 ~ W-pII.224.2:4

Lesson 223



God is my life. I have no life but His.

❖ "God is my ~ "「神は私の命だ」。"I have no ~ "「私には神以外の命はない」。神は愛の延長上に神の子を創造した。言い換えれば、神の命の延長上に神の子の命がある。



1. I was mistaken when I thought I lived apart from God, a separate entity that moved in isolation, unattached, and housed within a body. 
  • mistaken [mistéikən] : 「mistake の過去分詞形」
  • mistaken [mistéikən] : 「誤った、間違った、誤解した」
  • apart from : 「〜から離れて、〜は別として」
  • separate [sépərət] : 「分離した、分けられた」
  • entity [éntəti] : 「本質、実体、存在」
  • isolation [àisəléiʃən] : 「孤立、分離性、隔離」
  • in isolation : 「孤立して、分離して」
  • unattached [ʌ̀nətǽtʃt] : 「結合されていない」
  • house [háus] : 「収納する、すみかを与える」
❖ "I was mistaken ~ "「私は神と離れて生き、単独で動く分離した存在で、結ばれることなく、肉体の中に閉じこもっていると思っていたが、間違いだった」。深い眠りの中で、神との分離の夢を見ているだけだ。そんな分離の夢を象徴するものの一つがこの肉体だ。



Now I know my life is God's, I have no other home, and I do not exist apart from Him. 
  • exist [iɡzíst] : 「存在する、生きている」
❖ "Now I know ~ "「今や私は、私の命が神の命であり、神以外に私の故郷はなく、神から分離して存在してはいないと知っている」。分離という夢から目覚めたから、私は真実を知ることが出来た。



He has no Thoughts that are not part of me, and I have none but those which are of Him.
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考」
  • be part of : 「〜の不可欠な要素だ、〜の一部」
❖ "He has no ~ "「神は、私の一部ではない思いをもつことはなく、神の思い以外の思いを私はもつことはない」。神と神の子は同体であり、その思いも意志も願いも同一だ。



2. Our Father, let us see the face of Christ instead of our mistakes. For we who are Your holy Son are sinless. 
  • instead [instéd] of : 「〜の代わりに」
  • mistake [mistéik] : 「誤り、思い違い」
  • sinless [sínlis] : 「罪のない、潔白な」
❖ "Our Father ~ "「私達の父なる神よ、私達の誤りに代えて、キリストの顔を見せてください」。"For we who ~ "「なぜなら、あなたの神聖な子は無辜だからです」。神から分離したと信じていた神の子は、その悪夢から目覚めた。神を裏切ったという罪は幻想だった。今や神の子は完全に罪の意識から解放されて、キリストと同様の顔をした神の子として復活した。



We would look upon our sinlessness, for guilt proclaims that we are not Your Son. And we would not forget You longer. 
  • look upon : 「〜を見る」
  • sinlessness [sínlisnis] : 「罪のないこと、無辜」
  • guilt [ɡílt] : 「犯罪、あやまち、罪」
  • proclaim [proukléim] : 「宣言する、〜を明白に示す」
  • forget [fərɡét] : 「〜を忘れる、〜を思い出せない」
  • no longer : 「もはや〜でない」
❖ "We would look ~ "「私達は、自分の無辜性を見つめたいと思う」。罪は幻想だと知って、自分の無辜性をしっかりと受け入れたい。"for guilt proclaims ~ "意訳する、「なぜなら、罪があるなら、それは神の子ではないと主張しているようなものだからだ」。"And we would ~ "「そして私達は、あなたを末永く忘れることはない」。



We are lonely here, and long for Heaven, where we are at home. Today we would return. Our Name is Yours, and we acknowledge that we are Your Son.
  • lonely [lóunli] : 「寂しい、孤独の」
  • long for : 「〜を待ちこがれる、〜が恋しい」
  • return [ritə́ːrn] : 「戻る、帰る」
  • acknowledge [æknάlidʒ] : 「認める、承認する、受け入れる」
❖ "We are lonely ~ "「私達はこの地上で孤独であり、天の王国を待ちこがれている」。"where we ~ "「そここそが、くつろげる場所だ」。天の王国は神の子の故郷だ。くつろげる家である。"Today we ~ "「私達は今日こそ、故郷へ戻ろう」。"Our Name is ~ "「私達の名前はあなたの名前であり、私達はあなたの子だと私達は受け入れる」。私達はただの子ではなく、神の子だ。神からその名を継承した神の子である。そのことを肝に銘じよう。




Lesson 224



God is my Father, and He loves His Son.

❖ "God is my ~ "「神は私の父であり、神はその子を愛している」。神は自らの延長上に創造した神の子をこよなく愛している。



1. My true Identity is so secure, so lofty, sinless, glorious and great, wholly beneficent and free from guilt, that Heaven looks to It to give it light. 
  • identity [aidéntəti] : 「正体、身元、固有性」
  • secure [sikjúər] : 「不安のない、安全な、しっかりした」
  • lofty lɔ́fti] : 「気高い、高尚な、崇高な」
  • sinless [sínlis] : 「罪のない、潔白な」
  • glorious [ɡlɔ́ːriəs] : 「壮大な、壮麗な、美しい」
  • wholly [hóulli] : 「完全に、全く、全体的に」
  • beneficent [bənéfəsənt] : 「慈悲深い、情け深い」
  • free from : 「ない、存在しない」
  • guilt [ɡílt] : 「あやまち、有罪、罪」
  • look to : 「〜を当てにする、〜に頼る、〜に目をやる」
❖ "My true Identity ~ "「私の本当のアイデンティティは確かであり、気高く、壮大で、偉大で、まったく慈悲深く罪などないので、天の王国は私のアイデンティティが天の王国に光を与えるだろうと期待している」。神の子は神の属性のすべてを継承しているので、神の子のアイデンティティは神のアイデンティティと等しい。その輝かしい神の子が天の王国に回帰して、再び光を投げかけてくれるのを天の王国は待っている。神は光輝く神の子の回帰を待ち望んでいる。



It lights the world as well. It is the gift my Father gave to me; the one as well I give the world. 
  • as well : 「同じに、その上」
❖ "It lights the ~ "「神の子のアイデンティティはこの世界をも照らす」。"It is the gift ~ "「それは私の父なる神が私に与えた贈り物だ」。"the one as ~ "「それは、私が同様にこの世界に与える贈り物でもある」。神の子のアイデンティティは神から贈られた神の属性のすべてであり。真実の総体だ。その真実を、神の子はこの世界に与えることになる。神の子は光の子となり、この世界に真実の光を与える。



There is no gift but this that can be either given or received. This is reality, and only this. This is illusion's end. It is the truth.
  • receive [risíːv] : 「受け取る、聞く、知る」
  • reality [riǽləti] : 「現実性、実在性、現実」
  • illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚、錯覚」
❖ "There is no ~ "「与えたり受け取ったり出来る贈り物は、これをおいて他にない」。実体のある真実をおいて、やり取り出来るものはない。"This is reality ~ "「これこそ実在であり、これだけが現実だ」。"This is illusion's ~ "「これは幻想の終焉である」。"It is the ~ "「それは真実だ」。真実とは神の実体、神の子の実体のことだ。それだけが存在でき、存在している。



2. My Name, O Father, still is known to You. I have forgotten It, and do not know where I am going, who I am, or what it is I do. 
  • forgotten [fərɡάtn] : 「forgetの過去分詞形」
  • forget [fərɡét] : 「〜を忘れる、〜を思い出せない」
❖ "My Name ~ "「私の名前は、ああ神よ、まだあなたに知られています」。神は神の子である私を決して忘れることなく今でも覚えている。"I have forgotten ~ "「私は私の名前を忘れ、どこに行こうとしているのか、私が誰なのか、何をしているのかも分かりませんでした」。私は自分が神の子であることを忘れ、この幻想世界を何も分からずにさまよい続けていた。しかし、神はそんな私を忘れることはなかった。



Remind me, Father, now, for I am weary of the world I see. Reveal what You would have me see instead.
  • remind [rimáind] : 「〜に思い出させる、〜に気付かせる」
  • weary [wíəri] : 「疲れさせる、うんざりさせる」
  • be weary of : 「〜にうんざりしている」
  • reveal [rivíːl] : 「知らせる、示す、明かす」
  • instead [instéd] : 「代わりに、それよりむしろ」
❖ "Remind me ~ "「父なる神よ、私に思い出せてほしい」。私の名前を思い出させてほしい。"for I am weary ~ "「なぜなら、私は目にするこの世界にうんざりしているからです」。もう、幻想にはうんざりしている。"Reveal what ~ "「そんな世界に代えて、あなたが私に見せようとしている世界を明かしてください」。幻想世界に代えて、真実だけが存在する実相世界を見せてください。






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