●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
●  Workbook精読http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp です。
●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



W-pII.235.1:1 ~ W.pII.240.2:4

Lesson 235



God in His mercy wills that I be saved
  • mercy [mə́ːrsi] : 「慈悲、情け、寛大な措置」
  • will [wíl] : 「〜を望む、意図する、命ずる」
❖ "God in His ~ "「慈悲の心をもって、神は私が救われることを意図している」。神は、神の子が苦と痛みの幻想世界から救われることを心から願っている。



1. I need but look upon all things that seem to hurt me, and with perfect certainty assure myself, "God wills that I be saved from this," and merely watch them disappear. 
  • look upon : 「〜を見る」
  • hurt [hə́ːrt] : 「〜を傷つける」
  • perfect [pə́ːrfikt] : 「申し分がない、完全な、完璧な」
  • certainty [sə́ːrtnti] : 「確実、確実性、間違いないこと」
  • assure [əʃúər] : 「保証する、断言する、約束する」
  • merely [míərli] : 「ただ単に、単に」
  • disappear [dìsəpíər] : 「存在しなくなる、消滅する」
❖ "I need but ~ "「私を傷つけるように見えるすべてのことを見たとき、私は完璧な確信をもって私自身に次の様に言い聞かせる必要があるだけだ」。"God wills that ~ "「神は私がこのことから救われるようにと意図している」と自分に言い聞かせることが必要。"and merely ~ "「そして、それらが消滅するのをただ見ているだけでいい」。神の子が苦と痛みの悪夢から目覚めることを神は願っている。悪夢と戦う必要はない。ただ目覚めるだけでいい。



I need but keep in mind my Father's Will for me is only happiness, to find that only happiness has come to me. 
  • keep in mind : 「留意する、覚えておく」
❖ "I need but ~ "「私に対する父なる神の意志はただ幸せだけだと心に刻んでおく必要があるだけだ」。"to find that ~ "「そうすれば、幸せだけが私の下(もと)へやって来ているのだと分かる」。苦と痛みは幻想に過ぎず、実相的な現実は神が意図する幸せだ。



And I need but remember that God's Love surrounds His Son and keeps his sinlessness forever perfect, to be sure that I am saved and safe forever in His Arms. I am the Son He loves. And I am saved because God in His mercy wills it so.
  • surround [səráund] : 「囲む、取り囲む」
  • sinlessness [sínlisnis] : 「罪のないこと、無辜」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
❖ "And I need ~ "「そして、神の愛が神の子の回りを取り囲み、神の子の無辜性(むこせい)を永遠に完璧なものとしてくれることを覚えている必要があるだけだ」。"to be sure ~ "「そうすれば、私は救われ、神の腕の中で永遠に安全でいられると確信できる」。"I am the Son ~ "「私は神の愛する神の子である」。"And I am ~ "「慈悲の心をもって神はそう意図しているので、私は救われる」。



2. Father, Your Holiness is mine. Your Love created me, and made my sinlessness forever part of You. 
  • holiness [hóulinis] : 「神聖、神聖さ」
  • mine [máin] : 「私のもの」
❖ "Father, Your ~ "「父なる神よ、あなたの神聖さは私の神聖さでもあります」。実相的な無辜性や神聖さを、神の子は神から継承した。"Your Love ~ "「あなたの愛が私を創造し、私の無辜性を永遠にあなたの一部としてくれた」。神は神の愛の延長上に神の子を創造し、神の無辜性を神の子に贈り物として与えてくれた。言い換えれば、神の子の無辜性は神の一部である。



I have no guilt nor sin in me, for there is none in You.
  • guilt [ɡílt] : 「犯罪、あやまち、罪」
❖ "I have no ~ "「私の心の中に、罪も罪の意識もない」。"for there is ~ "「なぜなら、神の心の中に、そんなものはないからだ」。神の住む実相世界は一元論の世界である。純粋な愛はあるが憎しみはない。純粋な無辜は存在するが、罪というものはない。神の子の心の中の、最も純粋で神聖な部分に神の祭壇があって、そこだけが実相世界とつながっている。そこに罪の意識が入り込んで来ることは不可能だ。




Lesson 236



I rule my mind, which I alone must rule
  • rule [rúːl] : 「統治する、支配する」
❖ "I rule my ~ "「私は、私の心を統治する」。"which I alone ~ "「それは、私だけで統治しなくてはならない」。神の子は心の大半をエゴに売り渡し、エゴの奴隷と化してきた。それを改めなくてはならない。



1. I have a kingdom I must rule. At times, it does not seem I am its king at all. 
  • kingdom [kíŋdəm] : 「王国、王領」
  • at times : 「時々、折々、時には」
❖ "I have a ~ "「私には、私が統治しなくてはならない王国がある」。"At times, it ~ "「時々、私はその王国の王のようには見えないことがある」。自分の心の王であるにもかかわらず、エゴの奴隷として生きている。



It seems to triumph over me, and tell me what to think, and what to do and feel. 
  • triumph [tráiəmf] : 「勝利する、征服する」
❖ "It seems to ~ "「それは私を制圧しているかのように見え、」エゴが支配する心が自分を奴隷化しているように見え、"and tell me ~ "「何を考えたらいいのか、何をなし、何を感じればいいのか、命じているように思える」。



And yet it has been given me to serve whatever purpose I perceive in it. My mind can only serve. 
  • serve [sə́ːrv] : 「〜に役立つ、果たす、〜に仕える」
  • whatever [hwʌtévər] : 「どんな〜が〜でも、どんな〜を〜しても」
  • purpose [pə́ːrpəs] : 「目的、目標」
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜に気付く、〜を見抜く」
❖ "And yet it has ~ "「しかしそれは、私が心の中に知覚する目的が何であれ、それに役立つようにと私に与えられたものだ」。エゴに支配された心であるが、その心の中に何かしらこうしたいという目的を感じた時は、その思いの実現に役立つように心は設定されている。奴隷化された心であるが、神から与えられた自由を売り渡しわけではない。



Today I give its service to the Holy Spirit to employ as He sees fit. 
  • service [sə́ːrvis] : 「役に立つこと、貢献」
  • employ [implɔ́i] : 「用いる、採用する、使用する」
  • see fit : 「適当と思う」
❖ "Today I give ~ "意訳する、「今日、私は心の役割をホーリー・スピリットにを与えて、思いのままに使ってもらおうと思う」。エゴの支配から抜け出して、ホーリー・スピリットの導きに従う。



I thus direct my mind, which I alone can rule. And thus I set it free to do the Will of God.
  • direct [dirékt] : 「〜を管理する」
  • alone [əlóun] : 「独りで、単独で」
  • set ~ free : 「〜を解放する、〜の縄を解く」
❖ "I thus direct ~ "「こうして、私は私の心を管理する」。"which I alone ~ "「私だけが私の心を統治できるからだ」。"And thus I ~ "「こうして、神の意志を実行するために、私は私の心を解放する」。



2. Father, my mind is open to Your Thoughts, and closed today to every thought but Yours. 
  • thought [θɔ́ːt] : 「思い、考え、思考」
  • closed [klóuzd] : 「閉ざされた、閉じた」
❖ "Father, my mind ~ "「父なる神よ、私の心はあなたの思いに対して開かれており、今日、それ以外の思いに対しては閉ざします」。



I rule my mind, and offer it to You. Accept my gift, for it is Yours to me.
  • offer [ɔ́fər] : 「差し出す、捧げる」
  • accept [æksépt]: 「受け入れる、承認する」
❖ "I rule my ~ "「私は私の心を統治し、あなたに心を差し出します」。心を神に差し出して、神の奴隷としてその支配下に入る、という意味合いではない。自分の心を神の思いと調和させ、神と意志を分かち合う、ということ。"Accept my gift ~ "「私の贈り物を受け入れてください」。"for it is ~ "「なぜなら、私の心は私に与えられたあなたの心だからです」。神は神の愛の延長上に神の子を創造し、神の属性のすべてを神の子に与えた。神の子の心の由来は神をおいて他にない。




Lesson 237



Now would I be as God created me.

❖ "Now would ~ "「私は今、神が私を創造したままの自分になりたいと思う」。



1. Today I will accept the truth about myself. I will arise in glory, and allow the light in me to shine upon the world throughout the day. 
  • accept [æksépt]: 「受け入れる、承認する」
  • truth [trúːθ] : 「現実、事実、真相、真理」
  • arise [əráiz] : 「起きる、生じる、現れる、よみがえる」
  • glory [ɡlɔ́ːri] : 「栄光、荘厳、誇り」
  • allow [əláu] : 「許す、許可する」
  • shine [ʃáin] : 「輝く、光る」
  • throughout [θruːáut] : 「初めから終わりまで、〜の間中」
❖ "Today I will ~ "「今日、私は私自身についての真実を受け入れる」。神の子である事実を喜んで受け入れる。"I will arise ~ "「私は栄光のうちに立ち上がり、私の心の中の光が一日を通して世界を輝かせることを許す」。神の子としての栄光に包まれながら、その神聖な光を世界と分かち合う。



I bring the world the tidings of salvation which I hear as God my Father speaks to me. 
  • bring [bríŋ] : 「〜を持って来る、〜をもたらす」
  • tidings [táidiŋz] : 「便り」
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い」
❖ "I bring the ~ "「父なる神が私に話しかけている中で、私が耳にした救いの便りを、私は世界に届ける」。苦と痛みの幻想世界から救われるために、神は神の子にホーリー・スピリット(キリスト)を遣わした。そのことを世界に知らしめる。



And I behold the world that Christ would have me see, aware it ends the bitter dream of death; aware it is my Father's Call to me.
  • behold [bihóuld] : 「見守る、注視する」
  • aware [əwέər] : 「気付いている、気が付いて」
  • end [énd] : 「終わらせる、やめる」
  • bitter [bítər] : 「苦々しい、悲痛な、悲惨な」
  • death [déθ] : 「死、死亡」
  • call to : 「〜に声をかける」
❖ "And I behold ~ "「そして、キリストが私に見せてくれる世界を私は注視する」。圧倒的にリアルに見えるこの世界は、本当は幻想に過ぎないのだとキリストの目は見抜く。自分も、そういうキリストの目で世界を見る。そうすれば、"aware it ends ~ "「キリストは死という苦々しい夢を終わらせるのだと気付くし、それは父なる神の私への呼びかけだと気付く」。神は私に悪夢から目覚めるように促し、ひとたび目覚めたなら、キリスト(ホーリー・スピリット)とともに世界に光を投げかけて、世界をも眠りから目覚めさせるようにしなさいと呼びかける。



2. Christ is my eyes today, and He the ears that listen to the Voice for God today. 
  • listen [listen] to : 「耳を傾ける、聴く、聞く」
❖ "Christ is my ~ "「キリストは、今日、私の目です」。キリストの目をもって世界を見る。"and He the ~ "「そしてキリストは、今日、神に代わって話す声を聞く耳となります」。キリストは自分の目であり耳である。それは同時に神の目であり耳である。




Father, I come to You through Him Who is Your Son, and my true Self as well. Amen.
  • through [θrúː] : 「〜を通じて、〜の手を経て」
  • as well : 「同じに、その上」
  • amen [èimén, ὰːmén] : 「アーメン」
❖ "Father, I come ~ "「父なる神よ、あなたの子であるキリストを通して、私はあなたの下(もと)へ参ります」。"and my true ~ "「そして、キリストは本当の私自身でもあるのです」。"Amen"「アーメン」。




Lesson 238



On my decision all salvation rests.
  • decision [disíʒən] : 「決定、決断、決心」
  • salvation [sælvéiʃən] : 「救出、救済、救い」
  • rest [rést] : 「ある、置かれている」
❖ "On my decision ~ " 「すべての決定は私の決断にかかっている」。自分が悪夢から救われること、世界を救うこと、そのすべては自分の決断次第だ。



1. Father, Your trust in me has been so great, I must be worthy. You created me, and know me as I am. 
  • trust [trʌ́st] : 「信頼、信用」
  • worthy [wə́ːrði] : 「尊敬すべき、価値ある」
❖ "Father, Your ~ "「父なる神よ、私に対するあなたの信頼がとても大きいということは、私にそれだけの価値があるということに違いありません」。"You created me ~ "「あなたは私を創造したので、あるがままの私を御存知です」。神の子は神の属性のすべてを継承しているので、いわば神の子は神のミニチュア版だ。



And yet You placed Your Son's salvation in my hands, and let it rest on my decision. I must be beloved of You indeed. 
  • place [pléis] : 「〜を置く、設置する」
  • rest on : 「〜を当てにする、〜に頼る」
  • beloved [bilʌ́vd] : 「いとしい、愛される」
❖ "And yet You ~ "「そしてなお、あなたは神の子の救いを私の手に委ね、それを私の決断に任せました」。悪夢に陥り、幻想をさまよう神の子ではあるが、その状況から自らを救う決断は自分に任された。悪夢を見続けるか、悪夢から目覚めるか、自分の意志次第だ。"I must be ~ "「私は本当にあなたに愛されているに違いありません」。神を裏切り、神から分離したと思っていたが、神は神の子を責めることなくずっと愛し続けていてくれた。



And I must be steadfast in holiness as well, that You would give Your Son to me in certainty that he is safe Who still is part of You, and yet is mine, because He is my Self.
  • steadfast [stédfæ̀st] : 「確固たる、忠実な」
  • as well : 「同じに、同様にうまく、その上」
  • holiness [hóulinis] : 「神聖、神聖さ」
  • certainty [sə́ːrtnti] : 「確実、確実性、間違いないこと」
❖ "And I must ~ "「その上、私は神聖さにおいて確固としています」。神の子は神同様に、神聖さにおいて一点の曇りもない。意訳する、"that You would ~ "「神の子はいまだに神の一部として安全であり、神こそ本当の私自身であると言えますから、神の一部である自分は本当の私自身だと、あなたは神の子である私に確信させてくれました」。ホログラムのように、神という全体から一部を取り出しても、その一部である神の子に神全体が反映される。一部であるが全体であり、全体が一部に映し出されている。



2. And so, again today, we pause to think how much our Father loves us. 
  • pause [pɔ́ːz] : 「休止する、一息つく」
❖ "And so, again ~ "「そんなわけで、再び今日、私達は父なる神が私達をどんなに愛しているかゆっくり考えてみる」。



And how dear His Son, created by His Love, remains to Him Whose Love is made complete in him.
  • dear [díər] : 「親愛な、いとしい」
  • remain [riméin] : 「とどまる、残る」
  • complete [kəmplíːt] : 「完全な、全部の」
❖ "And how dear ~ "意訳する、「そして、神は神の子がどんなにいとおしいか考えてみよう」。"created by ~ "「神の子は神の愛によって創造され、神の下(もと)に止(とど)まり、神の愛は神の子の中で完全になるのだから」。神は愛の延長上に神の子を創造し、神と神の子が愛を分かち合った時に実相的な愛は完全(完成)となる。神の愛は静的に完成されたものではなく、愛を延長して神の子を創造し、愛を分かち合うことによって拡張増大させるという動的なものである。動的と言っても、時空を超越した次元での拡張増大なので、永遠にとか、無限にという言葉を使って表現せざるを得ない。そこで、神とホーリー・スピリットと神の子の三位(さんみ)が一体となり、真実を分かち合って、永遠無限に拡張増大していく。それが実相世界の創造ということになる。




Lesson 239



The glory of my Father is my own.
  • glory [ɡlɔ́ːri] : 「栄光、荘厳、誇り」
❖ "The glory of ~ "「父なる神の栄光は私自身の栄光でもある」。神の延長上に神の子は創造された。神の栄光も神聖さも、神の子が神から継承した属性である。

1. Let not the truth about ourselves today be hidden by a false humility. Let us instead be thankful for the gifts our Father gave us. 
  • hidden [hídn] : 「hide の過去分詞形、隠された」
  • hide [háid] : 「隠す、秘密にする」
  • false [fɔ́ːls] : 「誤った、虚偽の、偽の」
  • humility [hjuːmíləti] : 「謙虚、謙遜」
  • instead [instéd] : 「代わりに、そうしないで」
  • thankful [θǽŋkfəl] : 「感謝している」
❖ "Let not the ~ "「今日私たちは、誤った謙遜によって私達自身についての真実が隠されてしまわないようにしよう」。卑下は真実を覆い隠す。"Let us instead ~ "「その代わりに、父なる神が私達に与えてくれた贈り物に感謝しよう」。

Can we see in those with whom He shares His glory any trace of sin and guilt? 
  • those whom : 「〜が〜する人々」
  • share [ʃέər] : 「分かち合う、共有する」
  • trace [tréis] : 「跡、足跡、痕跡」
  • guilt [ɡílt] : 「犯罪、あやまち、罪」
❖ "Can we see ~ "「神が神の栄光を分け与えてくれた者達の中に、罪や過ちの痕跡を見つけることが出来るだろうか」。罪は幻想世界の産物であって真実ではない。実相的な存在の神の子に罪や過ちの痕跡はない。なぜなら、神の子は神の属性のすべてを継承したからだ。

And can it be that we are not among them, when He loves His Son forever and with perfect constancy, knowing he is as He created him?
  • among [əmʌ́ŋ] : 「〜の中の、〜の間で」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
  • perfect [pə́ːrfikt] : 「完全な、完璧な」
  • constancy [kάnstənsi] : 「不変性、恒常性」
❖ "And can it ~ "「神が永遠にそして不変的に神の子を愛しており、神の子は神が創造したままなのだと知っているにもかかわらず、私達が神の子の中に属していないことなどあり得るだろうか」。神の子は一体であり、その分裂は幻想だ。誰が神の愛する神の子で、誰が神に愛されない神の子かなどと区別することは原理的に不可能だ。私達はすべて、神の愛する一体の神の子である。

2. We thank You, Father, for the light that shines forever in us. And we honor it, because You share it with us. 
  • shine [ʃáin] : 「輝く、光る」
  • honor [άnər] : 「〜に敬意を払う、尊敬する」
❖ "We thank You ~ "「父なる神よ、私達は私達の心の中に永遠に輝き続けている光に感謝します」。神の神聖な栄光が、神の子である私達の心の中で輝いています。"And we honor ~ "「そして私達は、それを誇らしく思います」。"because You ~ "「なぜなら、あなたがそれを私達と分かち合って下さるからです」。神と神の子は神聖な栄光の下(もと)に永遠に一体である。真実を分かち合い、真実を拡張増大させて、永遠の創造の中に存在し続ける。

We are one, united in this light and one with You, at peace with all creation and ourselves.
  • unite [junáit] : 「合体する、一体化する、結合する」
  • at peace : 「平和に、安らかに」
  • creation [kriéiʃən] : 「創造、創作、創作物」
❖ "We are one ~ "「私達は一つであり、この栄光の中であなたと一体に結ばれています」。すべての神の子は一体であり、神とも一体だ。それは心の中の栄光が証明している。"at peace with ~ "「創造されたあらゆるもの、そして私達自身、すべてが一緒になって平和の内にいます」。




Lesson 240


Fear is not justified in any form.
  • fear [fíər] : 「恐れ、恐怖、不安」
  • justify [dʒʌ́stəfài] : 「正当化する」
in any form : 「いかなる種類のものであれ」
❖ "Fear is ~ "「恐れは、どんなものであれ、正当化されない」。恐れは幻想であって、正当な存在理由などない。

1. Fear is deception. It attests that you have seen yourself as you could never be, and therefore look upon a world which is impossible. 
  • deception [disépʃən] : 「騙すこと、嘘、ごまかし」
  • attest [ətést] : 「証言する、証明する」
  • therefore [ðέərfɔ̀ːr] : 「それ故に、従って」
  • look upon : 「〜を見る」
  • impossible [impάsəbl] : 「不可能な、あり得ない」
❖ "Fear is ~ "「恐れは騙しだ」。"It attests ~ "「恐れは、あなたが決してなることの出来ないあなた自身を見てきたことを証言している」。実相的にあなたは恐れを抱くことが不可能なのに、あなたは恐れる自分を見てきた。騙しに過ぎない恐れは、そのことをよく示している。"and therefore ~ "「したがって、あなたは不可能な世界を見ているのだ」。実相的に現実化不可能なものを幻想の中ででっち上げ、それが現実の世界だと思い込んでいる。圧倒的にリアルに見えるこの世界に騙されてきた。

Not one thing in this world is true. It does not matter what the form in which it may appear. 
  • true [trúː] : 「真の、真実の、本当の、本物の」
  • matter [mǽtər] : 「重要である、問題である」
  • form [fɔ́ːrm] : 「形、外形、現れ、姿」
  • appear [əpíər] : 「現れる、出現する」
❖ "Not one ~ "「この世界の何一つ真実ではない」。この世界は幻想に過ぎず、実相的に実在するものではない。"It does not ~ "「それがこの世界にどんな形で現れようと、まったく問題ない」。真実ではないもの、存在しないものが幻想の世界に現れても、そもそも問題にならない。

It witnesses but to your own illusions of yourself. Let us not be deceived today. 
  • witness [wítnəs] : 「証言する、証明する」
  • illusion [ilúːʒən] : 「幻想、幻覚、錯覚」
  • deceive [disíːv] : 「欺く、惑わす、だます」
❖ "It witnesses ~ "「それは、あなた自身の幻想を証言しているに過ぎない」。存在しないものが存在してかのように見えるなら、それは幻想に埋没している証拠だ。感覚が嘘をついているということだ。

We are the Sons of God. There is no fear in us, for we are each a part of Love Itself.
  • part [pάːrt] : 「一部、部分」
❖ "We are ~ "「私達は神の子である」。"There is no ~ "「私達には何の恐れもない」。実相に実在する神の子である私達には幻想に過ぎない恐れなどない。"for we are ~ "「なぜなら、私達は一人一人、愛それ自体の一部なのだから」。実相世界は神の愛の世界であり、あらゆる存在は真実である神の愛と溶け合っている。神の子もまた、神の愛の一部であり、神は神の子を愛し、神の子は神を愛している。それが実相世界だ。

2. How foolish are our fears! Would You allow Your Son to suffer? Give us faith today to recognize Your Son, and set him free. 
  • foolish [fúːliʃ] : 「愚かな、分別のない」
  • allow [əláu] : 「許す、許可する」
  • suffer [sʌ́fər] : 「苦しむ、苦痛を感じる」
  • faith [féiθ] : 「信頼、信じること、信念」
  • recognize [rékəɡnàiz] : 「〜を認める、受け入れる」
  • set free : 「自由の身とする、釈放させる」
❖ "How foolish ~ "「私達の恐れとは、なんと愚かなことでしょう」。"Would You ~ "「あなたはあなたの子が苦しむのを許すでしょうか」。"Give us faith ~ "「今日、私達があなたの子であることを認識し、神の子を解放することを信じさせて下さい」。自分が神の子であることを素直に受け入れ、同胞もまた神の子であることを受け入れます。そうして私達は、多くの同胞とこの世界を悪夢から解放します。

Let us forgive him in Your Name, that we may understand his holiness, and feel the love for him which is Your Own as well.
  • forgive [fərɡív] : 「許す、容赦する」
  • holiness [hóulinis] : 「神聖、神聖さ」
  • as well : 「同じに、同様にうまく、その上」
❖ "Let us forgive ~ "「あなたの名において、あなたの子を赦しましょう」。神の愛と祝福の下(もと)、私達が神が創造した子であることを固く信じ、今まで幻想に苛まれて来たことを受け流し、赦しましょう。"that we may ~ "「そうすれば、私達は神の子の神聖さを理解出来るでしょうし、あなた自身の愛でもある神の子への愛を感じることが出来るでしょう」。神が真実の愛をもって私達を愛してくれるように、私達も真実の愛をもって自分を、そして同胞を愛します。










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